動画配信サービス「Paravi(パラビ)」のオリジナル番組として配信中の『ナイトラン・コンシェルジュ』。ランニングは、今やモデルを始め一般女性にも、楽しみながら美しさも求められるトレーニング法として人気があります。

ランニングはシューズ一つで誰でも始められるものですが、ケガなく走るためには、そのウェアも重要だって知っていましたか?同番組に出演中の熊江琉唯さんは、ランニングに欠かせないアイテムとしてワコールのスポーツウェア「CW-X」を挙げていました。

ちなみにこの「CW-X」は、野球ではイチロー選手や田中将大選手、ゴルフでは青木功選手なども愛用しています。アスリートたちがこぞって愛用する「CW-X」とは?ワコール・岡部真由美さんにインタビューを交えながら、その秘密を探りました。

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テーピング原理が組み込まれた「CW-X」

ワコールといえば、女性なら誰もが知っている下着メーカーです。下着メーカーがスポーツウェアを?と、不思議に思う方も多いかもしれません。実は、ワコールでは、「美しさ」を追求する女性たちの思いに応えるため、科学の視点から研究を続ける「ワコール人間科学研究所」を設立しています。この研究所では、1964年の設立以来、毎年1千人近く、延べ4万人以上の女性の人体計測を行い、商品開発に活かしているそうです。

そんな「ワコール人間科学研究所」の研究から生まれたコンディショニングウェアが「CW-X」。

「1980年代にワコール研究所の所員の妹さんが、スキー中にヒザの靭帯を痛めてしまったことがあったんです。彼女は、テーピングを巻くことでまた滑れるようになったそうですが、とはいってもテーピングは素人には難しいものです。そこで、これに変わる商品ができないかと開発されたのがCW-Xのスポーツタイツでした」(ワコール/岡部さん)

その歴史からもわかる通り、CW-Xのスポーツタイツの特徴は「テーピング原理」がタイツに組み込まれているということ。股関節からふくらはぎまでの筋肉と関節をサポートしています。タイツに伸びの異なる2つの素材を組み合わせて、テーピング機能のあるスポーツタイツを作ったのは、スポーツ業界初でした。

女性用下着「ガードルの技術」を組み合わせることで、身体のコンディションを良い状態保つ、今までにないサポート機能を持った商品が出来上がりました。下着メーカーとして長年データを培ってきたワコールさんならではの裏付けがされているというわけです。

「筋肉の流れに沿って施されているテーピング機能が、動きをサポートするため、ランニング時には脚を前に押し出してくれるような感覚が味わえると思います。さまざまな競技のアスリート方々からも、体がぶれにくくなり、動きがスムーズになり質の高いトレーニングにつながるというお声もいただいております」(同/岡部さん)

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"走る"ことを快適に

品質管理の面でも、CW-Xには妥協を許さないこだわりが詰め込まれています。生地の裁断から縫製・検査まで、製品が出来上がる過程のほとんどは、なんと手仕事。

「吸汗速乾やUVカット、ストレッチといった基本的な機能は、すべてのスポーツタイツ商品に備えています。CW-X独自の段階着圧設計により快適なはきごこちを感じていただけると思います。価格だけ見ると驚くかもしれませんが、はいて動いてみていただければ納得してもらえるはずです」(同/岡部さん)

基本的にはオールシーズン使えるCW-Xですが、夏にはメッシュタイプ、冬には保温タイプなどの販売も。日焼けや紫外線対策、肌触りやつけ心地といった面もサポートしてくれます。これも、人間科学研究所の活動として、感覚の研究や素材と身体の生理的な関係を研究してきたワコールさんならではの商品です。

身体を守るためにも、より快適なランニングのためにも、スポーツウェアとしてのタイツの着用は必須といえそうです。

(C)Paravi