橋本環奈とHey! Say! JUMPの山田涼介が共演するTBS火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』の第5話が5月16日に放送された。わたなべ志穂による同名人気漫画を原作に据えた、"ド貧乏シンデレラ"と"ツンデレ御曹司"が繰り広げる胸キュンラブコメディーだ。
東郷(山田涼介)が、神山(坂東龍汰)との関係を気にしていることに全く気が付いていない綾華(橋本環奈)は、神山と親し気にオフィス内で話していた。
そんな中、綾華の父・金太郎(塚地武雅)が突然、綾華と東郷の家を訪ねてくる。金太郎の手には、実家の店がいたずらで損害を負ったときに、静(松嶋菜々子)が厚意で貸し付けてくれたお金があった。静にそのお金を返したいと申し出たが、受け取ってもらえなかったという。
翌日、綾華と東郷は金太郎の代わりにお金を返すべく、静の元へと向かう。「何か困ったことがあったらおっしゃってね。綾華さんももちろんだけど、ご実家のお力になりたいと思ってるんです」「私たちは家族ですから」と笑顔で話す静。そんな静を見つめる東郷の表情はいつになく険しくなっていた。
そんな中、綾華は実家を手伝うため、翌日に控えた東郷との動画撮影を休みたいと言い出す。さらに神山からの着信に気が付き、綾華は少し焦った表情でその場を離れる。綾華の怪しい様子が気になっていた東郷が後をつけると、デート中のカップルが多いアウトレットに綾華と歩く神山の姿が。楽しそうに買い物をする二人を見て、明らかにへこむ東郷。高級車の横に座り込む姿になんとも哀愁が漂っている。
後日、ハチ(森永悠希)から急な会食の予定が入ったと告げられた東郷がレストランに向かうと、そこにはドレスアップした綾華の姿があった。東郷の誕生日を祝うために、綾華なりに準備を進めていたのだ。東郷の顔がほころぶ。というより、にやけを隠しきれないようだ。
実は、神山との買い物も、東郷の誕生日プレゼントを選ぶのを手伝ってもらうためのものだった。綾華からのサプライズに喜びつつも、「人妻なんだから、他の男と行くな」と嫉妬全開の東郷のキュートさに視聴者もにやけてしまうだろう。
まさに幸せいっぱいの瞬間だったが、そこに突然静が現れる。「生まれてきてくれてありがとう」と恒例のどこか冷たい笑顔で祝う静に対し、東郷は顔を引きつらせ、綾華の手を引き、その場を後にする。
帰宅後、綾華に取り乱した理由を聞かれた東郷は、静が実の母ではないこと、そして東郷は父の愛人の子どもだということを告白した。
静は、愛人の子どもという理由から肩身が狭い思いをしていた東郷を守ってくれていた。そんな静のことを好きだった東郷だったが、静の裏の顔を覗き見てしまったことから憎しみを抱くように。東郷の実の母の墓前で一人手を合わせ、「もっと早く死んでくれたらよかったのに」と呟く姿を見てしまったのだ。
「俺には本当の家族がいないんだ」と涙を流す東郷を、綾華は「大丈夫。私がいるから」と優しく抱きしめる。振り返れば、結婚式の際、綾華の家族の仲良さそうな様子をどこか羨ましそうに見ていたのにも納得できる。
順調に距離を縮めていく二人だったが、突然綾華が後輩のトラブルの責任を取るために、仕事を辞めると言い出したことから喧嘩になってしまう。
SNS上では、綾華と東郷が動画撮影のために"二人羽織"をしていたシーンに注目が集まっていた。「絶対ここ素で笑っててかわいすぎる!」「まさかこの二人の二人羽織が見られるとは」という声が上がっていた。
第6話では、静と密会し、「今の倍いただけたら、すぐ落としますよ」と意味深な発言をしていた神山の動きに注目だ。
(文:田幸和歌子/イラスト:まつもとりえこ)
【第6話(5月23日[火]放送)あらすじ】
ラ・ブランシュを辞めた綾華(橋本環奈)は、様々なバイトに明け暮れる日々を送っていた。
東郷(山田涼介)との喧嘩はまだ続いており、帰りづらく思った綾華は思わず実家へ向かう。
だが、金太郎(塚地武雅)と桃子(りょう)から早く仲直りするようにと言われてしまい、綾華は仕方なく東郷と住むマンションへと戻るのだった。
一方、綾華から喧嘩をしていると聞いた神山(坂東龍汰)は、東郷を煽る行動に出る。神山の挑発をにこやかに交わしながらも心中穏やかではない東郷。だがハチ(森永悠希)から促され、東郷は綾華に謝る決心をする。
仲直りに向けて東郷が話をしようとした矢先、話の流れで綾華の口から出た神山の名前にイラっとする東郷。仲直りできずに時間だけが過ぎ、東郷は未だに綾華にネックレスを渡せずにいた。
そんな中、綾華の元に金太郎が倒れたという連絡が入り・・・!?
◆放送情報
『王様に捧ぐ薬指』
毎週火曜22:00からTBS系で放送中。
地上波放送後には、動画配信サービス「Paravi」で配信。
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