「私、ハルさんとデートしたい!」

女装子・ハルとして、意中の原口苺美(鞘師里保)とデートすることになった斉藤晴臣(楽駆)。しかし、女装姿で店外に出たことがない晴臣にとって、外でのデートは至難の業・・・。『俺の美女化が止まらない!?』(テレビ東京)第6話では、女装カフェ&バー「スピカドール」のメンバーが一丸となり、ハルの"美女化強化特訓"をする様子が描かれました。

可愛いは1日にしてならず! "美女化強化特訓"始動!

女性のみなさん、男性から「女の子はいろいろ大変だよね」なんて言われた経験、ありませんか? 私はそのたびに、「メイクもおしゃれも好きでやってるからなぁ」と思ってきたけれど、"労力"的な観点から見ると、やっぱり大変なのかも。

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ほら、学生時代は「学校にメイクをしてくるな!」と怒られていたのに、社会人になると化粧をするのがマナーになりますよね。校則と先生の目をかいくぐって、色付きリップを塗っていたあの頃の自分に教えてあげたい! 「いつか、メイクしなきゃいけない時が来るんだから」と(親や先生に言われていたような気もするけれど・・・・・・)。

これまでメイクをしてこなかった晴臣は今、女子の大変さをひしひしと感じています。長時間の外出でメイクを長持ちさせるには、どうすればいいのか。足が綺麗に見えるヒールはおしゃれの必須アイテムだけれど、どうしても歩きづらい。冬場にスカートを履くと、足がスースーする。

男性のなかには、「しんどいなら、長ズボン履けよ」と思う人もいるかもしれません。でも、晴臣は"可愛くなりたい"という気持ちを分かってくれている。その上で、女子のしんどさを身をもって体験しているってすごくないですか? 確実に、素敵彼氏になるやつじゃん・・・。苺美よ、はやく晴臣の魅力に気づいてあげてくれ!

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好きな人のためにする努力って、やっぱり美しい

今まで、頑張った経験がなかった晴臣が、苺美のために努力をしている姿がとっても美しい。

努力をして、可愛くなったら自信が持てるようになります。新しいコスメを買ったり、自分に似合うリップを見つけた日なんかは、落ち込んでいても元気が出るものです。そして、努力をしたという事実も、自分を輝かせてくれる。

また、晴臣には、百恵(丸山智己)や九井恭平/恋々乃(阪本奨悟)、ジュカ(木田佳介)やうにぴょ(とまん)など、綺麗になるための努力を応援してくれる存在がいる。これって、晴臣が"応援したくなる人"だからだと思うんです。

一生懸命頑張っていて、時にドジをする時もあるけれど、決してあきらめない。もがきながらも前に進んでいるからこそ、手を差し伸べてあげたくなる。スピカドールで働くみんなの心が美しいのはもちろんだけど、晴臣って優しくしてもらえる才能を持った人だと思うんですよね。

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女性客のみにうずらの卵をサービスしてくれるラーメン店。いちばん初めに来店した時は、恋々乃のお皿にしかうずらが乗っていなかった。でも、みんなの協力もあって、最終的にはうずらをゲットすることができました。泣きじゃくりながら、ラーメンをすする晴臣の姿が、なんだかすごく尊くて。苺美の前でも、こんなふうに感情をさらけ出せたらいいのになと思いました。

さて、スピカドールの仲間たちによる"美女強化特訓"を終了した晴臣は、いよいよ苺美とのデートに挑みます。晴臣は、ハルの姿の自分は偽物なのでは? と苦しんでいたけれど、晴臣もハルも、どちらも彼自身であることには変わりはない。だから、好きな子とのデートを心から楽しんでほしいです。今の晴臣は、外見も中身もとっても美しいから大丈夫!

【第7話(5月17日[水]放送)あらすじ】

斉藤晴臣/ハル(楽駆)は原口苺美(鞘師里保)とハルとしてデートする事に。しかし、当日晴臣は自分の正体がバレないように隠すことばかり神経を使ってしまい、苺美からは「私とのデート楽しくない?」と聞かれてしまう。動揺するハルだったが、デートにこっそりついてきていた九井恭平/恋々乃(阪本奨悟)に励まされ自信を取り戻す。そんな中、苺美の元カレ(堀家一希)に遭遇。なぜか怯える苺美の姿をみてハルは手を取り連れ出すが...。

文:菜本かな

◆番組情報
『俺の美女化が止まらない!?』
毎週水曜深夜3:20~放送(テレビ東京系)
動画配信サービス「Paravi」にて全話配信中

(C)テレビ東京