テレビ東京系にて放送中の木ドラ24『ゲキカラドウ2』。2021年1月期に放送された桐山照史(ジャニーズWEST)初となる単独主演ドラマの続編で、飲料メーカー「ロンロン」の営業として働く主人公・猿川健太が「激辛道=ゲキカラドウ」を追い求めていくことで成長していく姿が描かれる。
今回、主人公・猿川を演じる桐山と、猿川が教育係を任される「ロンロン」社長の一人息子・鴨下晃役を演じる福本大晴(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)に2ショットインタビューを行い、お互いの印象や演じてみての感想などについて話を聞いた。
――まず、共演が決まったときの感想と、実際一緒に演技をしてみての感想を聞かせてください。
桐山:僕が関西ジャニーズJr.時代で一緒にお仕事をしていたときの大晴は中学生か高校生くらいだったので、そのイメージで止まってて。どんな風に会話したらいいのかなと思ったりもしましたが、初日からすんなりいきました。「初めての連ドラなんで!」と言っていましたが、そこも全く問題もなく。Aぇ! groupが今まで関西でバラエティ番組を頑張ってきたのもあって、流石やってきただけあるなと感じましたね。
福本:初めての連ドラレギュラー出演で、シーズン2からの参加ということで不安もあったのですが、照史君といえば兄貴肌の先輩で、困っていたら面倒を見てくれるというイメージがあったので、教えを乞う気持ちでしたね。実際に現場に入ってからも、「こうすんねんで」って分からないことを一から教えてくれて。照史君とじゃなかったら、こんなにもすぐにスタッフさんと馴染めなかったと思います。
――Aぇ! groupのメンバーは、福本さんが桐山さんと共演することについて、何か言っていましたか?
福本:(末澤)誠也君が「いいなあ!」って言ってました。彼は、King & Princeの髙橋海人君と共演していたのですが、そのときに距離を縮めることを頑張っていたみたいで。「照史君やったら絶対いいやん、面倒見てくれるし」って。他にも、ずっと関西ジャニーズJr.を担当してくださっているスタッフさんも、「照史についてったら大丈夫やから、教えてもらい!」って言ってもらいましたね。
――桐山さんはとても信頼されているのですね!
桐山:ありがたいですね。そこはもう、関ジャニ∞さんがやってくれたようにやっていきたいですね。僕がそうしてもらってきたから。
――福本さんは、今回演じた鴨下晃という役柄をどういう人物だと捉えて演じていきましたか?
福本:晃はロンロンの社長の息子で、コミュニケーションをとるのは苦手な方。仕事においては効率を意識するようなキャラクターなのですが、そこは猿川さんとは正反対の部分。猿川さんは、熱や人情で人が動いて仕事が回っていくという考え方なのですが、晃は、仕事さえできていればいいという感じ。そこの対比を面白く見せられるようにお芝居できたらいいなと思っていました。また、晃は猿川さんの元で働いて指導されていくので、話数が進むごとにどんどん成長していく姿を見せていくことに一番重きを置きましたね。
――桐山さんご自身は、晃のようなタイプと仲良くなれそうですか?
桐山:・・・苦手です(笑)。どうやったら打ち解けてくれんねやろなって。どちらかというと猿川のタイプなので、戸惑うと思いますね。うん、まあ、ご飯を食べに行く仲にはならんわな(笑)。
――俳優として共演してみて、お互いに新たな発見はありましたか?
桐山:今回が初の連ドラレギュラー出演ということでしたが、僕が初めて連ドラに出たときと比べて、度胸があって、舞台のように演じることをテレビでやるというのをずっと続けてきたというのも大きな力になっているんだろうなと感じました。あとは、声がすごく素敵だなと。大晴が演じた晃君のような役は、ボソっと喋ることが多くて、それで声が吸われて届かなかったりもするのですが、なんだかすごく通る声で。サラッとやっているように見えるけど、ああいう役ってすごく難しいと思うんです。
福本:照史君はすごく周りを見てくださっていて、行き詰っているところがあったら、すぐにケアして下さったりとか、僕がやろうとしていることとすれ違いがあったときにも、「ここどうしようとしてる?」ってすぐに聞いてくれたりもして。「こうしようと思ってます」と話すと、「じゃあ、俺はこういうふうに変えるわ」ってすぐに対応してくださって。いくつも選択肢を持っていて、すぐに違う答えを出せる適応力のようなものを感じて、すごいなと思いました。あと、監督とも話していたのですが、照史君は「ザ・主演」という感じがするねと。周りを動かす力もそうですが、周りに溶け込む力もありますし。ドラマの現場の空気づくりってこうやってやるんだなってすごく勉強になりました。
――福本さんは、映像でのお芝居を経験していかがでしたか?
福本:舞台での演技と映像での演技の違いで難しいなと思ったのは、表情が視聴者の方々に与える影響がすごく大きいなということ。1話の食べるシーンで、表情が違ったということでリテイクしたシーンがあるのですが、ドラマになるとそれだけ表情が情報量の割合を占めるんだなと。舞台でももちろん表情は大切ですが、どちらかというと声で届けることや体全体の動きとかになるので、全然違うなと思いました。一番驚いたのは、自分が演じた部分の映像を監督に見させてもらって、「こんなに表情動いてなかったんや!」ってなったとき。反省しつつ、成長もできたかなと思います。
また、舞台ではメンバーが一緒にいることが多いですが、『ゲキカラドウ2』の現場はベテランの俳優さんばっかり。負けじと食らいつくじゃないですけど、ちゃんとお芝居で返すというのが大変でしたし、勉強にもなりました。
――今後も映像作品に挑戦してみたいという思いが出てきましたか?
福本:はい、それはもちろん!もっとハードなものとか、色々なジャンルに挑戦したいなという気持ちがでてきました。
――印象に残っている撮影中のエピソードがあれば教えてください。
桐山:営業促進室以外での撮影は大体ロケなんですよ。お弁当を食べることもあるのですが、近くに美味しそうなごはん屋さんがあったら大晴と食べに行ったりしていたんですよ。ただ、どうしてもお昼時のピークと被ってしまって大体どこも混んでいるので、いつもギリギリに帰ってきて午後からの撮影までにバタバタするという(笑)。
僕は、食べる撮影があるときは、それに備えて量を抑えるようにしているのですが、2人でラーメンを食べ終わって撮影に戻ろうというときに、大晴に「替え玉していいですか?」って言われて。さすがにそれは止めましたね(笑)。
――以前、福本さんが関係ない激辛料理を食べたおかげで汗だくになって禁止令が出たというお話がありましたが、福本さん側の言い分があれば教えてください。
福本:最初、営業促進室での撮影をしているときはあまり激辛を食べることがなくて、「せっかく『ゲキカラドウ』チームに入ったのに、激辛体験をできていない!」と思ったんです。だんだん憧れが大きくなってきちゃって僕も食べてみたら、周りがビビるくらいの汗をかいてしまって。こんなに汗をかくつもりじゃなかったから、撮影をとめてしまうんじゃないかと内心すごく焦りました。メイクさんが色々やってくれて、めちゃくちゃ申し訳なかったです。
桐山:また促進室チームが悪いんですよ。平田(満)さんとかが、こうやって大晴が汗かくのを分かってて、食べさすんですよ(笑)。
――お2人が絡むシーンでの見どころはどこですか?
桐山:やっぱり第1話かな。猿川が何をやっても晃くんに響かないというか。その掛け合いが面白いんじゃないかなと思います。
福本:第1話は相いれない感じなのですが徐々に仲良くなって、一緒にラーメンを食べる回もあります。印象に残るセリフがあるわけではないけれど、2人の距離感みたいなものは僕的にはプッシュしたい部分でもありますね。
――お2人には、何か共通点はありますか?
桐山:僕は仕事のオンオフをすごく切り替えるタイプ。プライベートではみなさんが思っているほどギャーギャー喋っていないんです(笑)。大晴も、僕とメンバーカラーが同じオレンジなので、「大晴も一緒やんな?」って聞いたら、「そうなんです」ってなって、これってオレンジあるあるなのかなって(笑)。勝手なイメージですが、(関ジャニ∞)の丸山(隆平)君もそんなイメージやから。
あと、僕は今まで歳上のスタッフさんたちにすごく可愛がっていただいた記憶があるんですよ。懐に入るのが上手というか。大晴も今回の現場ですごく可愛がられているイメージがあったので、そこも似ているなと思いました。MCみたいに話を回しているわけではないのですが、いじられたりして、会話の中心になっているのが似ているかもしれません。
福本:喋るのが好きなところと食べるのが好きなところがすごく似ていますね。カットがかかった瞬間に喋りだしたり、かと思ったらすっと演技に入ったり。こんなに喋るんやって、僕でも驚きましたね。
◆番組情報
木ドラ24『ゲキカラドウ2』
毎週木曜深夜0:30~1:00(テレビ東京系)
放送終了後、動画配信サービス「Paravi」でも配信
(C)「ゲキカラドウ2」製作委員会
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