ついに始まった斉藤晴臣(楽駆)のキャンパスライフ!

『俺の美女化が止まらない!?』(テレビ東京)第3話は、晴臣が原口苺美(鞘師里保)に一目惚れしたことで、さらなる成長を遂げていきます。

友だちの"ちがう一面"を見た時って、なんだか寂しくない?

「あの人たち、超カッコよくない?」
「本当だ! 芸能人の集団みたい!」

学生たちの声を聞き、晴臣が顔を上げると、目の前には九井恭平/恋々乃(阪本奨悟)と、その仲間たちの姿が!

女装していない恭平は、いつもと全然ちがう。附属高校から一緒の陽キャな同級生たちと、颯爽と歩いていく。晴臣のことも、「住宅展示場のバイトで一緒だった」なんて紹介しちゃって。どうやら女装のことも隠しているみたい。

仲の良い友だちの"ちがう一面"を見た時って、なんだか寂しくないですか?

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もちろん、人にはいろいろな顔があって、自分に見せている顔がすべてなわけじゃないことは分かっている。でも、せっかく分かり合えたと思ったのに。せっかく、友だちになれたと思ったのに・・・・・・。晴臣は、恭平の変貌っぷりに戸惑ってしまったんだと思います。

でも、女装していなくても恭平の中身は変わらない。晴臣のことも仲間に入れようとしてくれるし、いつでも味方でいてくれる。晴臣が自信を持って苺美と話せるように・・・・・・って、ジュカ(木田佳介)にメイクを頼んであげるのも、優しすぎる(号泣)。

赤面するのが嫌なら、グリーンのコントロールカラーで赤みを消してしまえばいい。上からファンデーションを塗ったら、もっと無敵になれる。メイクは、私たちにとって"おまもり"のような存在なんだなぁと改めて感じました。

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気が強すぎる原口苺美、私は嫌いじゃない!

入学式の帰り道、先輩から執拗に勧誘を受ける女子に遭遇した晴臣。こういう時、"自分には関係ない"と思ってスルーしてしまう人も多いと思うんです。でも、晴臣はしっかりと立ち止まって助けようとした。

結局、足がすくんで声を上げることはできなかったけれど、助けようという意志はあったんです。 でも、他人はそんな裏事情を察してはくれない。"助けなかった"という事実だけを見て、最低だと判断されてしまう。苺美も、晴臣のことを勘違いしてしまったんだと思います。

たしかに、苺美は強い。勧誘を受けていた女子が友人なら分かるけれど、名前も知らない人のために、男の先輩に立ち向かっていくなんて、カッコ良すぎる。

ただ、晴臣に対して、「この間、絡まれた子助けなかった人だ」とか嫌味を言うのはどうなのかな? と思っちゃう。彼女の正義が、弱い者を守るというところにあるのなら、大衆の前で晴臣を侮辱するのは、その正義に反してしまう気が・・・・・・。

まぁ、それでも、彼女はやることはやっているんですよね。勇気が出せずに女の子を守れなかった晴臣とはちがう。だから、嫌いにはなりきれない。しかも、「私、そういう男がいちばん嫌いなんだよね」とバッサリ斬るあたりも、なんだかサバサバしていていいかも! と思えてきた。

よく、いるじゃないですか。陰では悪口を言っているのに、表ではぶりっ子をするような子。その点、苺美は裏表がないから信頼できる。

一目惚れした女の子が、実はめちゃくちゃ気が強かった・・・・・・ってかなりしんどいけれど、晴臣は苺美くらいハッキリ言ってくれる子の方が合いそうな気がしません?ほら、第一印象が最悪なら、あとは上がるしかないっていうし!

晴臣と苺美のキャンパスラブが巻き起こる可能性もあるのかな~と思うと、さらに楽しみになってきた!

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文:菜本かな

第4話(4月26日[火]放送)あらすじ

斉藤晴臣(楽駆)は、惹かれ始めていた原口苺美(鞘師里保)からの一言に頭を抱えていた。そんな中、「スピカドール」にジュカ(木田佳介)のファン坂本里奈(山中志歩)が来店する。里奈は帰りがけに変な男が店を見ていたという。ジュカ達は帰り道を尾行してくる男性を罠に掛け捕らえるが、その男性はなんと里奈の父親・竹崎誠(奥田洋平)だと言う。話を聞くと離婚以来15年会っていない娘の姿を見たくて店前で待ち伏せしていたとのこと。ジュカは男性の軽率で不審な行動が女性をどれだけ怖がらせているか叱咤する。翌日反省したかに思えた竹崎がまた現れ・・・。

◆番組情報
『俺の美女化が止まらない!?』
毎週水曜深夜3:20~放送(テレビ東京系)
動画配信サービス「Paravi」にて全話配信中

(C)テレビ東京