こんな菊池風磨(Sexy Zone)が見たかった・・・!
ファンの夢が詰まったドラマ『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系/以下『よく食べ』)が、4月12日(水)よりスタートしました。このドラマの原作は、デジタルコミック200万ダウンロードを誇る美波はるこ氏による同名人気漫画。恋を忘れた料理上手なオトナ女子と、いっぱい食べる肉食年下男子のピュアで不器用な関係を描いていきます。
リア恋アイドル・菊池風磨の本領発揮!
突然ですが、菊池風磨くんって"初恋の近所のお兄ちゃん"みが強くないですか? キラキラアイドル・Sexy Zoneのなかで、いちばん親近感があるというか。それなのに、ステージ上に立つとフェロモンたっぷりなパフォーマンスで魅了してくるあたりが、"リア恋"と呼ばれる所以なんだと思います。
しかしながら、バラエティ番組などでのイメージが先行してか、『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(テレビ朝日系)の仙川俊也や、『ファイトソング』(TBS系)の夏川慎吾などなど、おちゃらけキャラを演じることがとにかく多かった! それか、『大病院占拠』(日本テレビ系)の青鬼のような現実離れした役柄かの両極端という感じ。
だからこそ、『よく食べ』の本宮蒼太のように"キュン"に振り切ったキャラクターは珍しいですよね。ミステリアスな魅力と、年下ならではの愛らしさで大河内麻紀(倉科カナ)を虜にしていく・・・。まさに、"こんな菊池風磨が見たかった"が詰まった役柄なんです。
ヒロイン・麻紀の働く女の葛藤がブッ刺さる
「いつか必ず結婚すると決めたわけじゃない。一生ひとりで生きていくと、決めたわけでもない。仕事で一人前になりたくて、目の前のことを必死でやっているうちに、いつの間にか35歳になってた」
はたから見ていると、麻紀の日常って本当に楽しそうなんですよね。仕事をバリバリ頑張っていて、周囲からも信頼されている。その上、料理も得意だし、部屋も綺麗に整頓されている。自分のペースがちゃんと決まっているから、異性が入る隙がないというか。そもそも、それでうまくいっているんだしいいんじゃない? って思っちゃう。
ひとりの生活に慣れてしまうと、"ひとりでもいられる"が、"ひとりの方がいい"になって、"ひとりじゃないと無理"になっていく。結婚をするなら、今のペースを乱しても一緒にいたいと思える相手じゃないと・・・とどんどんハードルが高くなっていく。
でも、ふと寂しさにぶつかる瞬間があるんですよね。もし、自分が作った料理を「美味しい」と食べてくれる人がいたら。もし、あの時ちゃんと寂しさと向き合っていたら、ちがう人生があったのかな? って。
人間はないものねだりだから、選ばなかった方の未来が輝いて見えるのは当たり前のこと。それに、麻紀なんてかなり幸せな人生を歩んでいる方だと思う。でも、だからこそ生まれる葛藤もあるのかもしれません。
"35歳"という女性にとってひとつの分岐点を迎えた麻紀の前に現れた10個下の食いしん坊男子。作った料理を「美味しい」と食べてくれるだけで、心が満たされる。でも、将来のことを考えられない相手に時間を使うのは、ちょっぴり罪悪感が生まれてしまうお年頃。
それに、蒼太は急にバックハグをして「大河内さんと、したい」とか言ってくるし!? 本気なの? それとも、遊びなの? そして、蒼太のスマホに「明日ごはん持っていきますね」とメッセージを送ってきた寺田千夏は、何者なんだ・・・! 語尾につけたぴえんマークから考察するに、地雷女の匂いがぷんぷん。
そろそろ安定した恋愛を・・・と考えているであろう麻紀が、こんなに危険な男に飛び込んでしまってもいいのでしょうか。今後の展開も、ハラハラしながら見守っていきたいと思います!
文:菜本かな
【第2話(4月19日[水]放送)あらすじ】
彼氏いない歴10年の大河内麻紀(倉科カナ)は、隣の部屋に住む年下男子・本宮蒼太(菊池風磨)に助けてもらったことをきっかけに仲良くなる。ある日一緒にご飯を食べることになった2人だが、突然蒼太に抱きしめられて・・・。恋愛に臆病になっていた麻紀は思わず尻込みしてしまうが、一歩前に踏み出すべく手料理を持って蒼太の部屋へ向かうことに。思い切ってチャイムを押すと、蒼太は麻紀の手をそっと握り引き寄せて・・・。◆番組情報
ドラマParavi『隣の男はよく食べる』
毎週水曜深夜0:30~1:00放送(テレビ東京系)
動画配信サービス「Paravi」にて毎週1話先行配信中
(C)「隣の男はよく食べる」製作委員会
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