テレビ東京系にて本日4月12日(水)から放送となるドラマParavi『隣の男はよく食べる』(毎週水曜深夜 0:30~)。動画配信サービス「Paravi」では、毎週1話先行配信中だ。「月刊officeYOU(オフィスユー)」(集英社クリエイティブ)にて連載中の美波はるこによる同名作を原作に、長年恋から遠ざかっていた独身オトナ女子の手料理をきっかけに始まる、肉食年下イケメン男子とのピュアで不器用なムズキュンラブストーリーが描かれる。
今回、初共演でW主演を務める倉科カナと菊池風磨にインタビューを行い、お互いの印象や役作りについて話を聞いた。
――原作を読んだときの率直な感想はいかがでしたか?
倉科:2年くらい前、地方公演の空き時間で「婚姻届に判を捺しただけですが」と「隣の男はよく食べる」を読んでいて、後に両方とも出演できることになったんですよ!温かさのある作品で、「いつかこういうのができたらいいな~」と思いながら読んでいたので、このオファーをいただけて不思議なご縁を感じています。
菊池:僕は、お話をいただいてから「自分が演じる」という前提で読み始めたのもあって、照れながら読んだのを覚えています。漫画を読んでいるだけでもお腹が空いてくるので、実写になったらもっとお腹が空いてくるんだろうなと思いましたね。実際、演じる中でもたくさん食べました。
――役作りは、どのようにしていきましたか?
倉科:原作がすごく夢のある作品なので、だからこそ作りすぎるのもよくないなと思っていて。できるだけ、本番とオフを区切らないで作っていくようにしました。菊池くんとは今回初めてご一緒したのですが、テレビで拝見していてすごく瞬発力のある方だという印象があったので、色々なことを仕掛けていこうと思っていました。返ってくる反応で予想よりはるか上にいけるんじゃないかな、と思ってチャレンジしました。
菊池:こんなに仕掛けられがいがあることはないですよね(笑)。今まで、片思い(の設定)はありましたが、ここまでガッツリの恋愛ドラマは経験がなかったので、終始緊張して照れていました。役作りでいうと、あまり緊張しないようにしなきゃというくらいで、作りこんだという感覚はないですね。僕自身もすごく食べる方ですし。
――倉科さんは、具体的にどんなことを仕掛けたのですか?
倉科:普段はあんまり入れないアドリブを、今回は結構入れていきました。台本には「2人でイチャイチャしている」というようなト書きが多くて、そういった雰囲気を作り上げていかなきゃいけない部分で、お互いに遠慮するのはよくないなと思ったんです。また、その"イチャイチャ"がこのドラマの良いところでもありますし。
菊池:イチャイチャシーンは最高でしたね、照れましたけど(笑)。僕はくすぐったがりなのですが、倉科さんにくすぐられたり・・・。即興のところや、思わず笑い合っちゃったところが使われていたりもするので、そこも楽しみにしてほしいですね。
――特におすすめのキュンキュンシーンがあれば教えてください。
倉科:初めて2人で夜を明かした後、会社に行かなきゃいけないのに、「行かせない」って引き止められるシーンですかね・・・引っ張られて嬉しいけど、「もう!」みたいな・・・(笑)。愛しいなって思いました。
――実際に演じているときも、キュンキュンされたのですか?
倉科:いや、
菊池:え、してないの?てか、否定早(笑)!
倉科:実際にキュンキュンしたかと言われると・・・撮影がタイトだったので、結構朦朧としていました(笑)。
――菊池さんはいかがでしょう?
菊池:1話から最終話まで、毎回違うエンディングを撮ったんですよ。ある程度こうしてくださいというのはあるのですが、「ここは2人でイチャイチャしてください」みたいな自由な部分も多くて。それが難しくて、楽しいけど大変でした。周りから「菊池はこういうことしたいんだ」って思われる気がして、なんだか恥ずかしかったんです。ガチ照れしてるので、自分で見るのは不安ですね(笑)。
――撮影をしてみて、お互いのお芝居の好きなところや尊敬できるところがあれば教えてください。
倉科:菊池くんは、頭の回転が本当に早くて感受性も豊かなので、言葉がなくても繋がれたり、こちらからのアプローチに対して変化球が返ってきたりして、化学反応が起こるのがすごく楽しかったです。そういうところをとても尊敬しています。
菊池:嬉しいです(笑)。倉科さんの演技はすごくナチュラル。それでいて、今は麻紀ちゃんだな、今は倉科さんだなというのが自然に切り替わるというか・・・具体的にどこが違うか言葉で言うのは難しいですが、倉科カナさんという女優さんってすごいなって思いましたし、演技面ではかなりリードしていただきました。
――倉科さんご自身は、どんな瞬間に歳下男子にキュンときてしまいそうですか?
倉科:演じていて、美味しそうにご飯を食べてくれている姿は可愛いなって思いました。あとは、歳下だけど、自分よりも体の大きい男性にハグをされたり、よしよしってされたり、そういうときに、「女性なんだな、私」って思う瞬間がありましたね。
――菊池さんは、歳上の女性をキュンキュンさせる必殺ポイントを教えてください。
菊池:難しいな・・・ないです(笑)。でも、ないのがいいのかもしれませんよね。蒼太くんも、麻紀ちゃんが好きだから、自然に真っ直ぐに愛情表現をするし、そういうところが必殺ポイントなんじゃないでしょうか。
――初共演とは思えないほど、お2人はとても仲が良いように見受けられますが、仲良くなったきっかけを教えてください。
菊池:撮影現場で、まず好きな食べ物を聞かれたんですよ。僕は何でも好きなので、「全部です」って答えたら、「いや、もっと具体的に!」って言われて。それで僕は「ハンバーグ」って答えて、「逆に倉科さんは何がお好きなんですか?」ってお伺いしたら、「たまご全般」って言われたんですよ(笑)。たまごって色んな料理に使われるし、僕と言ってることほぼ一緒じゃないですか!
倉科:たまご好きなんだもん(笑)。
菊池:全然具体的じゃないじゃんって。人見知りなので、そのときはツッコめなかったのですが・・・。
倉科:最初はすましてたよね。
菊池:いやいや、違うんです!今回、色々あって撮影が延期になって、何日か空いてからやっと撮影ができたんです。ということもあって、初対面のときに倉科さんから、「やっと会えましたね!」って言われたんです。
倉科:うん、言ったね。
菊池:何気ない一言なんですけど、僕が男子校育ちだからかすごいドキドキしちゃって(笑)。そこから2日間くらい目が見られなくて。すましていたんじゃなくて、照れていたんです。
◆番組情報
ドラマParavi『隣の男はよく食べる』
毎週水曜深夜0:30~1:00放送(テレビ東京系)
動画配信サービス「Paravi」にて毎週1話先行配信中
(C)「隣の男はよく食べる」製作委員会
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