『ブラザー・トラップ』山中柔太朗インタビュー！「ふとした時の笑顔にきゅん」

エンタテインメント

2023.03.14

毎週火曜深夜24：58からTBSで、電子コミックサービス「LINEマンガ」にて1億5000万viewを突破した人気漫画の実写化となるドラマ『ブラザー・トラップ』が放送中。本作は、元カレとわだかまりが残ったまま別れてしまったことがきっかけで、恋愛に積極的になれない大学生・立花あかり（久間田琳加）と年下の恋人・成瀬和泉（山中柔太朗）、そしてあかりの元カレで和泉の兄・大和 (塩野瑛久)による三角関係を描いた繊細で一途なドキドキのピュアラブストーリーとなっており、目が離せない展開続きで注目を集めている。今回、和泉を演じる山中柔太朗にインタビューし、撮影時の思いや裏話、共演者の印象などを聞いた。

――ご自身が演じる和泉をどのような人物と捉えて演じられていますか？

和泉は友達やあかりちゃん思いで、きっと兄貴思いでもあって、人を優先できる人だと思っています。原作を読む限り、和泉はゆっくり動くのではないかと思って意識しながら演じました。はっきり物事が言えるところは一番の魅力だなと感じたのですが、大人しい雰囲気なのに意外とはっきり言う･･･というのが個人的には一番難しかったです。

でもクランクインする前に監督やプロデューサーさんと話し合って理解を深めて自分の中に落とし込んでいきました。オンエアを見ていても、自分のセリフなのに「あ、それ聞く？」みたいなこともあって（笑）、どういう気持ちで和泉は聞いているのだろうと、理解するのに少し苦労しましたがとてもいい経験になりました。

――本作が放送されて、周囲からの反響はいかがでしょうか？

ありがたいことに、たくさんのお声をいただきました。地元の友達からも「見たよ」とメッセージをいただきますし、M!LKのメンバーも告知を見て「見ようかな」と言ってくれたりしました。ただ、本当に見てくれたのかは、感想をもらっていないので分からないですが（笑）。

――主演を務める久間田さんと兄・大和を演じる塩野さんの現場でのご印象は？

久間田さんはずっと笑顔でいらっしゃるなという印象があります。ドラマの主演できっと疲れているはずなのに、笑顔で現場を盛り上げてくれていたんです。そしてお芝居の安定感がすごくて、ずっとあかりちゃんで居続けてくれていたので、僕も和泉として頑張ろうと改めて思えました。ただ、胸キュンシーンでたまに笑われましたね（笑）。

塩野さんは本当に優しくて憧れますし、お芝居のこだわりなどまねしたいなと思うところがたくさんありました。兄弟役として似ているところはあるかと言われると、似ているところは少ないかもしれません。服とかも塩野さんは質のいいものを長く着るタイプな感じがするのですが、僕はたくさん買っちゃうタイプですし･･･ただ、顔の系統は似ていると言われることが多いです（笑）。

あと僕が所属するグループ、M!LKの話をたくさん聞いてくださったのがうれしかったです。塩野さんが前にメンバーの佐野勇斗と共演していることもあって、「今度ライブ行かせてよ」「昨日はM!LKで何の仕事あったの？」と、興味を持って聞いてくださるんです。「アイドルの柔太朗を見たい」とも言ってくださっているので、ぜひライブにご招待できればと思っています。

また、印象的だった撮影でいうと最終話で兄貴と話すシーンがあるのですが、そこはちゃんと本音で2人がぶつかり合うんです。思い出に残っていますし、いいシーンだったなと思います。その撮影の後、塩野さんから「めっちゃよかったよ」と言われたこともとてもうれしかったです。

――本作では胸キュンシーンに挑戦されていますが、大変だったことなどありますか？また、印象的だったシーンを教えてください。

キスシーンは恥ずかしかったですね･･･和泉がうぶなので、緊張したままお芝居したことで和泉っぽさが出せたと思います。赤面するシーンは、「顔、赤くなれ～」と思いながら頑張りました（笑）。6話の最後にあった指切りキスは1日準備する日があって、その時に「指切りしたままキスしよう」ということになりました。なかなか指切りしながらキスしている人はいないと思うので、印象的ですし、風景がきれいなところで撮ったので、美しくもかわいいとても良いシーンになったんじゃないかなと思います。

あと、あかりがとにかくかわいくて。4話のデートシーンで「ちゃんとしないと」とあたふたしちゃうところや早口のシーンで頑張っている感じが特に可愛いなと感じました。あと、和泉に見せるふとしたときの笑顔にもすごくきゅんとしました。

――自分は女性のこういうところに弱いかもと感じることはありましたか？

「和泉くんはこうでこうだからこうなんでしょ？」みたいに見透かされているというか、とても理解してくれているなと分かったときはいいなと思いました。ちゃんと見ていてくれてるんだなって。これは自分自身言われたら嬉しいだろうなと感じました。

――本作を通してご自身の成長を感じた部分はありますか？

お芝居の経験が少ないこともあってとても緊張したのですが、監督に「演技経験は少ないので、たくさん言ってください」とお伝えして色々と教えていただきました。監督や共演者の方々のおかげで徐々にラフに和泉を演じられるようになっていって、それは役者として成長できたのかなと感じました。これからもいろんな役に挑戦して、いろんな人になれることを楽しんでいけたらと思います。

――視聴者の方へメッセージをお願いします。

塩野さんとお話ししていた時に印象的だった言葉を借りると、後半から真の『ブラザー・トラップ』が展開されています。4話で兄貴とあかりちゃんのキスシーンがあって、次第に濃くなっていく3人の関係と、思いを見ることができると思います。最終回まで「どうなっていくんだろう」と楽しんでいただけたらうれしいです。