DMMブックスの人気コミックを原作に据えた、馬場ふみか主演のドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系)の第7話が2月21日(火)に放送された。本作は、夫からモラハラやDVを受けてきた主人公・奥田茜による復讐を描く社会派サスペンスドラマである。

自暴自棄になり、ますます荒れた様子の奥田大輔(野村周平)から、茜(馬場ふみか)は逃げるようにして家を飛び出す。しかし、友人とも連絡が取れず、行く当てがない茜が最終的に頼ったのは、大輔の姉・奥田和美(森カンナ)だった。和美は、茜の手首の痣を見て何かを察したのか、特に訳を聞くこともなく、迎え入れてくれた。

和美の迷惑になることを心配した茜はなるべく早く出ていくと言うが、そんな茜に「うちにはずっといてもらっていいから。本当のお姉ちゃんだと思って」と声をかける和美。大学生の時に交通事故で両親をなくした茜にとって、家族のように頼れる存在は頼もしいものだろう。久しぶりに茜の顔に笑顔が戻り、こちらも安心してしまう。

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その後、茜は親友の工藤凛(佐藤玲)に会い、ここ最近の出来事を報告する。凛は「こんなの笑い話にできるレベルじゃないって」と茜を心配するが、ひとまずは大輔から離れられたことに安心している様子。

そうして、茜は大輔と顔も合わせることなく、心穏やかな日々を過ごす。特別なことは何もなくても、暴言・暴力を受けず、和美と共に過ごす平和な日々に、茜は「毎日がしあわせ」と日記に書き留めるほどの幸福を感じていた。仮面の人物からの手紙も途絶えており、このまま静かに生きていきたいと願う茜。

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一方で、その間和美は何度も大輔に連絡をしていた。大輔からの返事はなく、和美の顔には焦りが見える。タバコを吸うイメージのなかった和美だが、とうとう家の中でも喫煙するようになるなど、相当ストレスが溜まっているようだ。

すると、和美のもとに長澤光太郎(持田将史)から、大輔のことで茜と3人で話したいと電話がかかってくる。「あのこと、茜ちゃんには」「わかってる。言わないから安心して」と、なにやら不穏な様子。

後日、茜は和美と共に、長澤と会うことに。用件は大輔の不正取引についてだった。会議で不正が明らかになった時、大輔は「何のことかわからない」と言っており、その様子が嘘をついているようには見えなかったと話す長澤。

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長澤は、誰かが大輔を陥れるために暗躍しているのではと疑っていたのだ。以前茜が不正取引の報告書を持っていたことから、何か知っていないかと問いかけるが、茜は知らないと首を振っただけだった。

すると、和美が唐突に「お願いがある」と言い出し、3人で茜と大輔が暮らしていたマンションを訪ねることに。ベランダの窓は開いており、それを目にした和美は大輔の名前を叫びながら窓に駆け寄る。過去になにかショッキングな出来事があり、トラウマを抱えているようだった。

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どうやら大輔は行方不明らしく、捜索願を出すことに。「あの子には私しかいないから」と語る和美を少し意外に思ってしまうが、私たちにはまだわかっていない深い事情があるのかもしれない。

一方、マンションに訪れた際、茜は仮面の人物からの新たな手紙を見つけていた。その内容は5つ目の復讐、茜がこれまで大輔にされてきたことを告発することで、大輔の人生の意味と意義を奪うというものだった。手紙の隅には「mugihara_a」の文字があり、そこから麦原明という人物に辿り着く。

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麦原とは、一体何者なのか。そして、大輔と和美の過去に何が隠されているのか。いよいよ真相に迫っていきそうだ。

文:田幸和歌子

【第8話(2月28日[火]放送)あらすじ】

茜(馬場ふみか)は、5つ目の復讐が書かれた手紙にあった「mugihara」というURLやこれまでのやり取りを思い出し、仮面の人物の正体にピンとくる。迷った末、茜は、大輔(野村周平)と同郷のある人物にコンタクトをとる・・・。
一方、茜は、これまで優しくしてくれた和美(森カンナ)の元を訪ね、2人の結婚生活や大輔からの暴力やモラハラ、また茜がしてきた復讐について話し出す。全てを聞いた和美の口から、衝撃の真実が茜に告げられる。

◆番組情報
ドラマチューズ!『夫を社会的に抹殺する5つの方法』
毎週火曜深夜0:30~1:00放送(テレビ東京系)
放送終了後、動画配信サービス「Paravi」にて配信

(C)テレビ東京