DMMブックスの人気コミックを原作に据えた、馬場ふみか主演のドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系)の第6話が2月14日(火)に放送された。本作は、夫からモラハラやDVを受けてきた主人公・奥田茜による復讐を描く社会派サスペンスドラマである。
自身のアンチを晒し上げていたユーチューバー・ここまちゃん(永瀬莉子)の訃報が茜(馬場ふみか)の耳に入った。ネットでの炎上が原因で自殺を図ったのではないか、とのことだった。ここまちゃんに自分の姿を重ねていた茜は、突然の出来事を受け入れきれず愕然とする。
また、"正義感"で拡散させた奥田大輔(野村周平)の過去のいじめ動画による思わぬトラブルが起こったこともあり、茜は今まで自分が行ってきた復讐に意味があるのか分からなくなってしまっていた。復讐をすれば幸せになれると信じてきたが、一時的に心が晴れることはあっても決して幸せになったわけではなく、焦りが募る。
そんな中、仮面の人物から4つ目の復讐についての手紙が送られてくる。復讐の内容は、大輔の不正取引疑惑を明らかにすることで没入感を奪うというものだった。前職でも、盗作をしていたことが原因で会社を追われたのに、全く懲りないやつである。
するとそこに、奥田産業の取締役の一人・長澤光太郎(持田将史)から電話がかかってきて、会って大輔の話をすることに。やはり大輔の不正取引に関する証拠が出そろっているようで、それを告発することで茜にも迷惑をかけてしまうと謝罪をしてきたのだ。
長澤は茜に対し、「もし何かあったらいつでも連絡をください。私はあなたの味方です」と伝える。過去にも、茜の味方であると強調してきた長澤。しかし、"茜の味方"を名乗る人物は他にもいる。仮面の人物だ。その点が引っかかってか、茜は、不正取引に関する書類を家に送ってきたのは長澤なのではないかと問い詰めるが、長澤は否定する。
たしかに、「仮面の人物の正体は長澤」という推測は、ミスリードのようにも思える。ここ最近で、茜の"味方"は急に増えているためだ。茜のために大輔への復讐を企てる、仮面の人物の真意はどこにあるのだろうか。
茜はこの状況に耐え切れず、荷物をまとめて家を出ようとするが、そこに緊急会議を終えた大輔が帰宅する。長澤と茜が裏で手を組んでいるのではないかと疑う大輔。「俺嵌められてんだけどさ」「自分だけ逃げんの?」と茜に詰め寄る。そして、「もう疲れちゃったんだよ」とベランダの窓を開けた大輔に動揺した茜は、荷物をその場に残し、逃げ出してしまう。
ここまちゃんの件から、誰かを陥れようとすることがその人を死に追い込むことがあると気付いてしまった茜。これまで自分の原動力となっていた"正義感"が揺らぎ始め、どうしたらいいのか分からなくなってしまっているようだ。
SNS上でも、「復讐なんてやめて幸せになってほしい」「茜自身も堕ちていってる」など、茜の今後を案じる声が多く上がっていた。
まさかの"闇落ち"展開にハラハラさせられつつ、残された5つ目の復讐でスッキリさせてほしいとも思ってしまう。
文:田幸和歌子
【第7話(2月21日[火]放送)あらすじ】
自暴自棄になり、ますます荒れた大輔(野村周平)から、茜(馬場ふみか)は逃げるように飛び出してくる。そんな茜に救いの手を差し伸べたのは、大輔の姉・和美(森カンナ)。穏やかで平和な日常を取り戻した茜は、自分が求めていた幸せのカタチに気づく。一方で、大輔のことも気に掛ける和美は、何度か大輔に連絡するもつながらない。何かあったのではないかと心配していると、長澤(持田将史)から連絡が来る・・・。◆番組情報
ドラマチューズ!『夫を社会的に抹殺する5つの方法』
毎週火曜深夜0:30~1:00放送(テレビ東京系)
放送終了後、動画配信サービス「Paravi」にて配信
(C)テレビ東京
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