DMMブックスの人気コミックを原作に据えた、馬場ふみか主演のドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系)の第4話が1月31日(火)に放送された。本作は、夫からモラハラやDVを受けてきた主人公・奥田茜による復讐を描く社会派サスペンスドラマである。
奥田大輔(野村周平)は、盗作で内部告発されたために会社を追われ、父・奥田雅俊(渡辺いっけい)の経営する会社で取締役に就任することに。茜(馬場ふみか)は、次期社長夫人として、義母・奥田美千子(宮崎美子)から日々厳しい指導を受けていた。
義母が朝から家にやってきて、「奥田の人間なら」から始まるお小言を聞かされる。この状況だけで既に地獄である。マナーに関することとはいえ、美千子からの絶え間ない"指導"に心身共に疲れ果てた茜は、うっかり寝てしまい、食事を用意することができなかった。
そこに仕事終わりの大輔が帰宅し、「主婦はいいな。毎日が休みで」と嫌味を呟く。見事なモラハラぶりにイライラしそうになるが、こんな偉そうな態度をとっている男は、人前で漏らし、会社を追い出された男なのだ。そう思うだけで、多少は心の平穏が保てそうだ。
翌日、雅俊と美千子がやってきて、共に大輔の取締役就任祝いをすることに。実の親子とは思えないほど雅俊に媚びる大輔。今のところ、本当に一つも良いところが見えてこなくてすごい。
雅俊は雅俊で、お酌をする茜に対して「美人に注いでもらうと酒も美味いよ。やはり女性はこうでないと」と大輔に負けず劣らずのモラハラ・セクハラぶりを見せる。この親にして、この子あり。皿を落としてしまった茜に対する「こりゃあ、もっと教育してやらんといかんぞ。大輔」「そうですね」というモラハラ親子の掛け合いを見ていると血圧が上がってしまいそうだ。
そして、話題は大輔の姉で、カウンセラーの奥田和美(森カンナ)のことに。どうやら和美は、奥田家とは距離を置いているようだ。
後日、そんな和美から茜のもとに電話がかかってきて、2人は会うことに。和美は、慣れないことに疲弊している茜を心配してくれていたのだ。
和美と話し、束の間の心安らぐ時間を過ごした茜。しかし、帰宅すると、仮面の人物からの手紙が届いていた。その内容は3つ目の復讐「良好な友好関係を奪い去る」ことについてだった。
手紙に同封されていたガラケーの電源を入れると、なんとそこには大輔の過去のいじめを収めた動画が。茜は匿名アカウントを使い、この動画を拡散することを決意する。
SNS上では、和美の幼馴染であり、大輔の会社の取締役である長澤光太郎(持田将史)が、仮面の人物と同じセリフを口にしたことで、「黒幕なの?」「絶対キーパーソンじゃん!」と盛り上がりを見せていた。
また、徐々に復讐にのめり込み、間違った方向に行ってしまいそうな茜を心配する声も多くみられた。「自分のため」の復讐だったはずが、いつの間にか「みんなのため」の復讐に変わっていってしまっている点も気がかりだ。
果たして、仮面の人物を本当に信用しても良いのだろうか。
文:田幸和歌子
【第5話(2月8日[火]放送)あらすじ】
大輔(野村周平)の過去のいじめ動画をSNSで晒した茜(馬場ふみか)。イジメに悩んでいた多くの人から、告発を称賛され、感謝のDMがたくさん届く。さらに仮面の人物からも誉められ、茜は自分の行いを肯定される。ひたすら拡散されていく大輔の黒い過去。そんな中、かつての大輔の友人と名乗る人物から連絡が。その人はいじめ動画でいじめられていた泉川という人物で、茜は大輔から暴力を受けた同志に会いにいくことにする。◆番組情報
ドラマチューズ!『夫を社会的に抹殺する5つの方法』
毎週火曜深夜0:30~1:00放送(テレビ東京系)
放送終了後、動画配信サービス「Paravi」にて配信
(C)テレビ東京
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