『来世ではちゃんとします3』(テレビ東京系)第4話では、大森桃江(内田理央)と松田健(小関裕太)それぞれに別の相手からのあからさまな好意が寄せられた。

桃江と女装男子・栗山凪(ゆうたろう)とのラブホ女子会は、自然と2人を現在進行形で苦しめている"元カノに未練のある男"への愚痴合戦に発展。

「元カノに未練タラタラのバカ男のせいで傷付いた」
「元カノ絶滅して欲しい!」
「元カノに未練タラタラのおバカも嫌!」

と不満をぶちまけ合う2人。そうとは知らず呑気に"ハウスダストか・・・"なんて言いながら同時にくしゃみをする松田と林勝(後藤剛範)の様子が差し込まれるギャップがあまりに対照的だった。

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凪の兄でもある元セフレのDくん(富田健太郎)から「友達として会おう」という連絡が入るも、桃江はそれを断る。「こういう時に男と女って難しいよな」と思わず呟いたDくんだが、こういう時に互いに励まし合い悩みを分かち合っている桃江と凪もまた男と女だ。

「僕がもし女の子だったら、今まで落とせなかったノンケたちを骨抜きにできるのにな〜って思ってたけど、女の桃ちゃんも傷ついてるし、なんか性別って関係ないね」としみじみとこぼす凪に「手に入らないものばかり好きになって苦しんで」と重ねる桃江。似た者同士の2人は手を取り合い、共に幸せになることを誓う。互いの痛みに心当たりがあり寄り添うものの、傷の舐め合いや愚痴だけに終わらず、決意を新たにできているのが心強く頼もしい。

しかし、桃江はよほど凪の姉弟とご縁があるのか、かつてレズビアンバーで出会い関係を持ったことがある聖羅(ルウト)とラブホ女子会の帰り道に偶然の再会を果たし、しかも彼女が凪の姉だったことを知る。「今、相手はいるの?」という聖羅に、彼氏の存在を伝えるも「女枠は空いてる?」と引き下がる様子が全くない。何かが始まりそうな予感が一気に充満していた。

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同じ頃、松田はついに一時帰国中の元カノ・華(筧美和子)と会っていた。近況報告に花を咲かせる中で、華がまたすぐにフランスに戻ることを知った直後に松田の頭に浮かんだ感想がリアルでもあり何とも残酷だ。

(ショックだけどちょっと安心した。また離れて行くならすんなり大森さんの元に戻れる・・・)

掘り起こさなくても良いと頭ではわかっている過去の恋愛の再燃の可能性や、自身を試されるような脅威と隣り合わせの淡い期待や誘惑がなくなったことに安堵した矢先、華から思いがけない提案が入る。

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「私と一緒にフランスに来ない?」

あっけらかんと唐突に、この大胆な誘いができてしまえる華は、なかなか核心に近づくことを避けてしまいがちな桃江とは正反対のタイプとも言えるだろう。彼女がいることを伝え、この話は立ち消えたかと思いきや別れ際に華からダメ押しの一手が入る。

「健にとってその子は将来をずっと共にするパートナーなの?」

またしても唐突で斜め上をいく華からの質問にすぐには答えられない松田に、さらに畳み掛ける。

「私はそう思ってる。健が将来をずっと共にするパートナーだって。だから、フランスに来ないかって話をした。考えといてくれないかな、来週までに。(中略)それまでに答え出してくれたら良いよ。良い返事期待してる」

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強い・・・強すぎるぞ、華。

彼女がいても尚、それとは別次元の問いかけをしながら重々しい空気は一切出さず、相手任せの雰囲気も皆無だ。あくまで軽やかに相手に一大決心を迫る。しかも回答締切を設けることも忘れず、期限はすぐそこ。これぞデキる交渉術で、相手に決断を迫ることが最も苦手な桃江にはさすがに強敵すぎるだろう。

さて、それぞれに提示された新たな扉を桃江と松田は開けるのか。それとも踏みとどまるのか。

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文:佳香(かこ)

【第5話(2月1日[水]放送)あらすじ】

季節は2月。バレンタインを目前に控えていた。桃江(内田理央)は元カノの華(筧美和子)と会った松田(小関裕太)の様子がおかしいと思いながらも何も話してくれないことに不安が募っていた。さらに松田からバレンタインの日にフランスに戻る華の見送りに行くと言われショックを受ける。
一方、松田は華にフランスに一緒に来てほしいと言われ悩んでいた。果たして松田が出した決断とは・・・?それぞれの思いが交錯する運命の日!

◆放送情報
ドラマParavi『来世ではちゃんとします3』
毎週水曜深夜0:30よりテレビ東京系で放送中
動画配信サービス「Paravi」で毎週水曜21:00より毎話独占先行配信中

(C)「来世ではちゃんとします3」製作委員会