岡崎紗絵主演ドラマ『花嫁未満エスケープ 完結編』の第3話が配信・放送された。柏崎ゆう（岡崎）の大胆な行動がきっかけで、ともに一晩を過ごしたゆうと作良亮介（井上祐貴）。お互いに照れはありながらも、相思相愛な会話が甘～い！

2人の交際がスタートし、そのことを元同僚の坂本美沙（小林涼子）と三田亜衣（松村沙友理）に報告したゆうの明るい顔が、幸せを物語っていた。だが、シングルファザーの作良と会えるのは毎回1時間程度。一緒に過ごせる時間に幸せを感じつつも、作良が帰り際、「ごめん」と申し訳なさそうにするのが気がかりで･･･。「謝られると距離を感じたりはする」と吐露するゆうの寂しそうな表情が切ない。

「かわいそうだよ。俺とじゃ」「こっちの人生に巻き込んじゃいけない」と、作良は姉との会話でそう口にする。ゆうに惹かれながらも、自身の境遇もあって、関係を進展させることができない作良。

そんななか、娘の作良いと（沼田あきら）を保育園に迎えにいけない日が出てきてしまい、代わりにゆうがお迎えに行くことに。だが、連絡の行き違いがあったようで、保育園からは「部外者に引き渡したと後で問題になると、こちらとしても･･･」と言われてしまい、いとを引き取ることができず。作良と距離を感じるゆうにとって、「部外者」という言葉は、あまりにもショッキングで疎外感を感じるものなのだろう。そのうえ、作良は自分を責め、謝ってばかり。ゆうは「やめてってば」と珍しく声を荒げてしまう。

「なんで、そんなに謝るの？　別に巻き込んだって全然いいのに」
「だめだよ、それは。できない。悪いよ」

惹かれあっているからこその、互いへの気遣いから生まれた距離が･･･あまりに遠い。

そんな少しきまずい帰り道、いとが「悪くないもん」と不機嫌につぶやいていた。どうやら、保育園で描いた絵のことで、先生に注意されたのが気に食わなかったようだ。原因の絵を見たゆうが、いとの真意に気付くと、不機嫌だったいとに笑顔が戻っていく（アーニャ風の「父」呼びもキュート！）。会話を続けるゆうといとの微笑ましい光景は、作良にどう映ったのだろう。

後日、ゆうは再び作良のウエディングドレスショップへ。そこには、何とゆうの元カレ・松下尚紀（中川大輔）と、尚紀の会社の後輩・堀田マミ（美山加恋）の姿があった。以前ゆうが働いていたショップの常連になっていたマミ。ゆうが美沙と亜衣に作良の店を紹介したのがきっかけで、まさか元カレと彼の今カノに遭遇するなんて！　ゆうはもちろん、前作からのファンも驚きの展開だったはず。

マミはちゃっかり、作良とゆうが付き合っていることも聞きつけていて、ゆうの結婚について作良から言葉を引き出そうとするのだが･･･。マミのグイグイ加減が健在で、どこか懐かしい気持ちにもさせられる。

尚紀はゆうと別れた後、半年前にマミとの交際に発展。マミが入院したことがきっかけで、何もできない自分がもどかしく、家族になりたいと思い、結婚を決めたのだという。「だっておかしいだろって。こんなに大事に思ってるのに、あいつのために何もできないなんてさ」と言う尚紀に、ゆうはきっと成長を感じていたのではないだろうか。同棲していた時の尚紀はゆうをお母さん扱い、ゆうは尚紀への恋愛感情すら取り戻せず別れを選んだ前作の経緯を思うと、感慨深い。

尚紀の話を聞いて、「それで"部外者"から"家族"になるんだ･･･」と言葉にするゆうは、"部外者"という言葉がよっぽど引っかかっているんだなと思わずにはいられない。尚紀はゆうに家族になりたい人はいないのかと問いかけるのだが、ゆうは言葉に詰まってしまうのだった。

尚紀とマミが帰った後、店でウエディングドレスを見ていたゆうを、作良がバックハグ。「好き」というストレートな作良の告白に、ゆうは何か変化を感じて･･･。その直前に作良が驚いていた姉からの電話が意味深すぎる！

その夜、深見一（浅香航大）はランニング中に、偶然、一人歩くゆうを見つける。どんよりした顔のゆうを心配し、「好きな人でもできた？」と質問。ゆうが「うん」と答えると、深見は動揺。ゆうは相手に子供がいて自分を巻き込まないようにしていることに悩んでいて、自分はもっと多くを求めているのかもしれないことを深見に明かす。すると、深見は思わずゆうを抱き寄せ･･･。

元カレ・尚紀のまさかの登場に驚かされた第3話。ゆうにとって尚紀はすでに過去の人になっていたものの、尚紀からの「結婚」に対する問いかけは、ゆうの心を揺さぶり爪痕を残していた。ゆうが結婚を意識する作良や、いととの関係はどうなるのか？　作良との関係は良好そうに見えたのだが、ゆうの顔が曇っていたのはなぜ･･･？そして、そんなタイミングでゆうのことが今でも好きであろう元カレの深見が登場するなんて！

元カレ2人が登場、そして今カレとの関係に進展が見えない中、次回はいよいよ最終話。ゆうとの結婚をまだ考えられない作良、ゆうを今でも思い続ける深見･･･その関係はどうなる？　愛すべきヒロイン・ゆうだからこそ、エスケープなしの幸せな笑顔と結婚を期待したい！

文：小松加奈

【第4話（1月27日[金]放送）あらすじ】
作良（井上祐貴）ときちんと向き合う決心をしたゆう（岡崎紗絵）。そんな矢先、作良は仕事面や娘のいと（沼田あきら）の面倒などをサポートしてくれていた姉・千晶（澁谷麻美）が夫の転勤で北海道に引っ越すため「エメスパリ」を大手アパレルに売却することを決断。ゆうは作良を説得するが別れを告げられてしまう。そして恵里菜（森田想）と関（齊藤友暁）の結婚式当日、受付係のゆうと深見（浅香航大）は作良と会い･･･。

◆放送情報
ドラマ25『花嫁未満エスケープ 完結編』
毎週金曜深夜0：52よりテレビ東京系で放送
動画配信サービス「Paravi」で全話配信中

（C）「花嫁未満エスケープ 完結編」製作委員会

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