DMMブックスの人気コミックを原作に据えた、馬場ふみか主演のドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系)の第1話が1月10日(火)に放送された。本作は、夫からモラハラやDVを受けてきた主人公・奥田茜による復讐を描く社会派サスペンスドラマである。

専業主婦の茜(馬場ふみか)は、夫の奥田大輔(野村周平)と結婚して早1年になる。大輔は、数々の広告賞を受賞する新進気鋭の敏腕広告マン。イケメンで仕事ができ、女性からもモテモテだ。しかし、茜は大輔から日々繰り返されるモラハラの数々に悩まされていた。

朝から綺麗に化粧をし、完璧な朝食を用意したにも関わらず、「いらない」と一蹴される。そればかりか、悲しむ様子を見せると「その顔やめろよ」とまで言われる始末。冒頭から、殺されても仕方がないのではと思わされるほどの見事なモラハラ夫ぶりだ。

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それでも、茜は「子どもができれば大輔さんも変わってくれるはず」という淡い希望を捨てていなかった。暴言やDVにも耐えつつ、妊活に励むのであった。

ある日、茜の会社員時代の後輩・西野早苗(岡本夏美)が家に遊びに来てくれた。久しぶりの再会に話が弾むが、話題は大輔のことに。社内で、新卒の社員と不倫をしているのではないかという噂が流れているらしいのだ。しかし、「あくまで噂」だと大輔を信じようとする茜。

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そんな中、茜は妊娠6週目であると発覚する。辛いことばかりのように思えた日々に、ようやく訪れた明るい話題であった。大輔は、来週の結婚記念日には出張から帰ってくる。「これでやっと私も幸せになれる」と感じ、明るい未来に思いを馳せる健気な姿がいじらしい。しかし、どうしてここまで酷いことをされてきても、大輔のことを信じられるのだろうか。

妊娠を報告しようと大輔の帰りを待つ茜だったが、大輔は日付が変わるまで連絡もよこさなかった。とうとう不満を漏らす茜。そんな茜をなだめようと近付いてきた大輔からは、覚えのない香水の匂いがした。どうやら遅くまで女性と会っていたようだ。

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問い詰められた大輔は逆ギレし、茜を怒鳴りつけ、手を上げようとする。避けようとした茜は激しく壁にぶつかり、その衝撃で流産をしてしまった。ようやく幸せになれると思えた矢先のことに、自暴自棄になり、自殺を図ろうとする茜。

そこに、とある1通の手紙が届く。差出人不明のその手紙には、"夫を社会的に抹殺する5つの方法"が記されていた。

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SNS上では、「流産したシーンが辛かった・・・・・・」「テレビ画面から目を背けたくなる」など、リアリティがありすぎるモラハラ・DVの数々に胸を傷める声が上がる一方で、「野村周平さん、演技上手すぎて嫌いになりそう(笑)」「ふみちゃんに感情移入しちゃった」など、役者陣の演技力を高く評価する声も多く見られた。

1話では、大輔にやられっぱなしの茜だったが、ここからどんな復讐劇が始まるのか。"肉体的に"ではなく、"社会的に"抹殺する方法とは?手紙の差出人の正体は?次々に浮かび上がる疑問と共に、モラハラ夫をコテンパンにしてやってほしいという期待も高まる。

次週は、不倫相手の前で大輔に恥をかかせ、2人の関係を終わらせるという。今後の展開に目が離せない。

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文:田幸和歌子

【第2話(1月17日[水]放送)あらすじ】

流産し、絶望のどん底にいた奥田茜(馬場ふみか)の元に、「夫を社会的に抹殺する5つの方法を教えます」と書かれた手紙が届く。手紙に記載されたURLをクリックすると、仮面を被った人物が出てくる。大切な子供を亡くした怒りはあるものの、復讐に躊躇してしまう茜。そんな中、西野早苗(岡本夏美)から夫・大輔(野村周平)と宇佐美麻里佳がキスをしている浮気写真を見せられて、遂に「1つ目の復讐」を実行する決意をする・・・。

◆放送情報
ドラマチューズ!『夫を社会的に抹殺する5つの方法』
毎週火曜深夜0:30~1:00放送(テレビ東京系)
動画配信サービス「Paravi」にて第1話から最新話まで配信中

(C)テレビ東京