テレビ東京系にて本日2023年1月6日(金)深夜0:12より、ドラマ24『今夜すきやきだよ』の放送がスタート。本作は、アラサー女性2人の共同生活を通して、日常生活に当たり前のようにあるジェンダーロールや、婚姻制度、セクシュアリティにまつわる生きづらさに迫る、グルメシーンも満載のガールズムービーとなっている。

放送に先立ってオンライン記者会見が行われ、蓮佛美沙子、トリンドル玲奈、鈴木仁、三河悠冴が登場。会見は、作品の雰囲気がそのまま流れ込んできたような、ほっこりとした雰囲気に終始包まれていた。

司会を務める田中瞳アナウンサーからの最初の質問は、印象に残っているシーンについて。蓮佛は、このドラマの最大の見どころともいえる「食べるシーン」を挙げ、コロナ禍以降、みんなで美味しいご飯を食べる機会が減ったということに触れ、その尊さを実感したと話した。三河が「牛すじ」を食べるシーンを振り返り、あまりの美味しさに口に詰め込み過ぎてセリフが言えなくなったことを明かすと、トリンドルは「それ、あるある!」と笑顔で同意。そのシーンに参加していなかったという鈴木は何とも悔しそうな顔でそんな様子を見つめていた。

続いて、それぞれが演じる役どころについて問われた4人。蓮佛は、内装デザイナーとしてバリバリ働いているものの家事全般が苦手、恋愛体質で結婚願望が強い太田あいこという役柄を、"感情ジェットコースター"と表現し、「ドラマの中の緩急を担う役」と分析。トリンドルが務めるのは、家事全般はなんでもこなせるが、絵本作家としての仕事はスランプ気味、他人に恋愛感情を抱かない浅野ともこ役。役を通して、恋愛をせずとも他のことで満たされるという感情を知ることができて良かったと話す。そんな正反対の女性を演じる2人だが、本人たちの性格は、蓮佛はともこ、トリンドルはあいこに近いのだという。

あいこに惹かれる内装デザイナー杉浦ゆき役の鈴木は、"歳下彼氏"としての立ち振る舞いについて探りながら演じていることを明かした。可愛らしさも残しつつ、そこに寄りすぎてしまうことがないように、常に意識しているそうだ。三河が演じるのは、ともこの友人でよき理解者だが、特に目標もなく、収入も不安定なフリーのwebライター村山しんた役。ともことのシーンでは、話をよく聞くように意識しているのだとか。一緒に外でスポーツをする場面もあるようで、トリンドルは「本当に難しくて、撮影がなかなか終わらない!」とこぼしていた。

「ごはん」がキーとなる本ドラマにちなんで、続いての質問は「最近食べたもので、印象に残っているおうちごはんは?」。蓮佛の回答は、ズバリお正月らしい「お雑煮」。年末を過ごした友人宅では、主に東日本側で一般的な出汁のお雑煮を振舞ってもらったものの、鳥取県出身の蓮佛にとってのお雑煮といえば、いわゆる「おしるこ」である小豆汁のお雑煮。自宅に戻ってから、「なんかお正月が締まらない気がする」と思い立ち、小豆のお雑煮を作って食べて、そこでやっと「明けたな!」と感じたと話した。トリンドルは、「私は、1月2日にすき焼きを作りました」とにっこり。野菜やきのこ類をたっぷり入れて、ついつい食べ過ぎてしまう年末年始の食事のバランスをとったようだ。

鈴木は、12月頃に1人で作って食べた「火鍋」と回答。料理好きで、YouTubeなどでレシピを調べさえすれば、自分で何でも作れるそうで、「よくリュウジさん(料理研究家リュウジのバズレシピ)を見るんです」とも明かしていた。反対に、全く料理はしないという三河だが、今回のドラマ出演をきっかけに炊飯器を購入したことを告白。炊飯器を使用したレシピで参鶏湯に挑戦したいそうだが、他の3人からは「難しくない?」「作れるの?」と心配されるような一幕も。

次の質問は、原作や台本を読んだときの印象について。蓮佛は、原作漫画のあとがきに書かれている原作者(谷口奈津子)の「この作品がいつか、"こんな時代もあったんだね"と言われるようになってほしい」という言葉に感銘を受けたとし、 "希望"のような作品に携われることを嬉しく思ったと話す。トリンドルは、はじめて脚本を読んだときのことを思い返し、「なんだこのセリフ!というくらい素敵なセリフやモノローグがあって・・・読んでいるだけで満たされるような。だから、これを演じたときに、脚本を超えられるのかな?と心配になるくらい」だったと話す。

鈴木は、作品の温かさや素晴らしさに触れつつ、ボソッと「あいことともこ、セリフ多いなと思いました(笑)」とつぶやいていた。蓮佛とトリンドルはセリフを覚えるのには苦労したようだが、そんな会話劇も本作の見どころのひとつとなりそうだ。続いて三河が、原作とは異なるオリジナルエピソードの魅力に言及。4話以降はそちらがメインになってくるという。「普段ならスルーしてしまうようなことを、優しく掘り下げていくような、すごく良い台本だと思いました」とし、自分が関わっていないシーンを含め、「放送がすごく楽しみ」と期待感を見せた。

続いての話題は、優しいメッセージがたくさん詰まった本作で、キャスト陣それぞれが視聴者に伝えたいことについて。あいこを演じる中で、「その人がその人らしく、誰かと一緒に生きていけるって、本当に尊くて素敵なことなんだなと感じた」という蓮佛は、この作品に宿るメッセージを画面から感じ取ってもらえたらと語る。「世の中には色々な価値観があって、すべてが正しいわけでもないし、すべてに当てはまらないといけないわけでもないんだなということを感じた」というトリンドルは、見る人に勇気を与えることができたらと話し、併せて、毎話出てくる美味しそうなごはんにも注目して、「真似して作ってみたりしてほしい」とのこと。

鈴木は、当たり前のように思える"みんなでごはんを囲む"ということだが、その前に起きた色々なことを一旦脇に置いて、みんなでその空間を楽しむといことが素敵だと感じたからこそ、視聴者にもそういったことを伝えられたらと話す。三河は、「自分の幸せを実現するために、他者と対話してもがいていく感じに勇気と元気をもらえた」という。

出演者たちは、すでに第1話の完パケをチェック済みだそうで、三河が「ポップに描かれているので、あっという間の30分だった。これは楽しみだぞ!と思った」と感想を述べると、「オープニングとかエンディングも、その話によってこだわって変わっていくので、そんなところも見てほしい」とトリンドルが付け加える。会見中、三河の独特な間のある話し方に、トリンドルが反応して笑う姿が何度か見られたが、この2人が演じる親友コンビも楽しみだ。

最後の質問も、やっぱり"ごはん"にまつわることで、「頑張ったあとなどに食べるご褒美ごはんは?」。蓮佛は、普段は控えているジャンクフードを食べることが多いようで、本作の2022年内の撮影が終わった日に1人でピザパーティーをしたそう。線の細いイメージの蓮佛の見た目からは少し意外だったようで、鈴木や三河は「意外!」と驚いていた。トリンドルは、蓮佛が「今日が終わったら絶対にハンバーガーを食べる!」と宣言していたのを聞いて自分も食べたくなってしまい、年内の撮影が終わった後、2回ハンバーガーを食べたという。ついでに「ピザも食べた!」と、お茶目に笑っていたが、モデルとしても活躍する彼女のスタイルキープの方法が気になって仕方がない。

「俺は絶対に寿司です!」と断言するのは鈴木。ちなみに、しめ鯖、鯛、ヒラメなどのネタが好きなんだとか。三河は、「家の近くにある中華屋さんの(トマト)炒飯」という、なんとも庶民的な回答。購入したての炊飯器でお米を炊いて、好みの炒飯を自作する日も近いのかもしれない。

会見の締めくくりとして、それぞれメッセージを残した4人。

蓮佛「私はこの作品がすごく好きです。(中略)友だちに会いにいくような感覚で、気軽に楽しんで見てもらえたら嬉しいなと思います。よろしくお願いします!」

トリンドル「金曜日の夜の放送なので、良い一週間の締めくくりになるようなドラマになったら嬉しいです」

鈴木「見てくださったみなさんに温かい気持ちになっていただきたいですし、週末のメニューがこのドラマで決まるかもしれませんね(笑)」

三河「見たあと、心が軽くなって明日が楽しみになるようなドラマです。素敵な作品だと思うので、ぜひ見てほしいです!」

冒頭の挨拶で、蓮佛が「新しく始まった2023年に心地よい風穴を開けてくれる作品です」とアピールしていた『今夜すきやきだよ』。2023年の"ドラマ初め"に、ぜひチェックしてみては。

【ドラマ24『今夜すきやきだよ』あらすじ】

内装デザイナーとして働く太田あいこ(蓮佛美沙子)は、仕事はデキるが家事全般が苦手。結婚願望が強く、今の恋人と婚約中だが結婚への価値観が相容れず、すれ違いの日々を送っていた。そんな中、高校時代の旧友の結婚式で元同級生である浅野ともこ(トリンドル玲奈)と再会する。他人に恋愛感情を抱かないアロマンティックのともこは、家事(特に料理)は得意だが、絵本作家としての仕事がスランプ気味で、あいこと同じく悶々とした日々を送っていた。そして、そんな二人がある出来事をきっかけに、意気投合し・・・!?お金は持っているあいこが住まいを提供する代わりに家事が得意なともこが美味しいご飯を提供する、という交換条件のもと同居生活を始めることに!

◆番組情報
ドラマ24『今夜すきやきだよ』
2023年1月6日(金)深夜0:12放送スタート
放送終了後、動画配信サービス「Paravi」にて配信

(C)谷口菜津子・新潮社/「今夜すきやきだよ」製作委員会