「そんなにセックスしたいなら、あの人とすれば?」

いやいや、そういうことじゃなあい! 柊人(渡邊圭祐)は、黎(島崎遥香)と衛(堀井新太)がキスしているところを見てしまったわけだから、勘違いしてしまう気持ちも分かります。でも、黎はセックスがしたいわけではなく、柊人とシたいだけなのに・・・。『私のシてくれないフェロモン彼氏』(TBS系)第6話は、セックスが原因となり、2人の関係に暗雲が立ち込めてしまいました。

せめて、柊人に大きな欠点があってくれたら・・・!

そもそも、柊人のスペックが高すぎるのがズルい!  優しくて、仕事ができるイケメン。セックスしてくれないことを除けば、最高な彼氏なんですよね。何かひとつでも、どうしようもない欠点があれば、黎も吹っ切れたかもしれないのに。しかも、別れの原因がセックスってしんどくないですか?  友達に「なんで別れちゃったの?」と聞かれたら、「セックスしてくれないから」って返すの?  めちゃくちゃ性欲が強い人みたいで、なんだか嫌。本来は、恥ずかしがるべきものじゃないのは分かっています。女性にだって性欲はあるし、ずっと一緒にいるためにセックス観のすり合わせって大事なこと。ただ、どうしても"オープンにすべきものではない"と思ってしまうのは、古い価値観なのでしょうか。

モヤモヤを抱え続ける黎を変えたのは、性に奔放な親友・美織(森カンナ)です。「とりあえず、1回抱かれた方がいい! すれば、全部クリアになる!」とよく分からない理論で、黎を女性用風俗に連れ出しました。正直、そんなことで解決するんか? と思ったけれど、黎にはかなり効いた様子。セックスは好きな人とするべきという固定観念がなくなり、外注してもいいのでは? と新たな考えを手にすることができました。なにが正しいのかは分からないけれど、柊人と付き合っていく上で、唯一の懸念となっていたものが解決するのなら、いいのか・・・?

"未来永劫人畜無害"の男友達に「シたい」宣言されるのってしんどくない?

黎の悩みの種を増やしているのが、「俺、黎とシたい」とまっすぐな愛を伝えてくれる男友達・衛。正直、"未来永劫人畜無害"だったはずの男友達から、実は性的対象に見られていた・・・って、ちょっとキツくないですか? それなのに、黎は衛に揺れそうになっていた。やっぱり、セックスを拒否されるのって、女として拒否された気持ちになってしまうのでしょうか。だから、たとえ男友達であっても、心の拠り所になってしまうのかも。

そう考えると、やっぱり柊人とヨリを戻すべきではない!  黎は、性欲はアウトソーシングで、柊人と愛を育んでいけばいいと言っているけれど、彼が"外注"を認めるかも分からないし。それなのに、柊人と再会した途端「お願い、もう何も求めないから。変わってほしいとか思わないから」とすがってしまう黎。終わった・・・。また、不毛な恋に足を突っ込んでしまった。やっぱり、"好き"のパワーには抗えん。

絶望すら抱いたところで、まさかの柊人がプロポーズ!?  セックスもしたことないのに?  セックス観も正反対なのに? 「どうすれば、黎さんを不安にさせないで済むかなって・・・」と考えて、たどり着いたのが結婚? 本当に、新人類くんの考えることは、サクッと常識を超えてくる。結婚となると、セックスを外注するわけにもいかなくなってくるが、どうする! 黎! 観ているだけで、価値観がアップデートされまくる『シて彼』。ラストスパートも、ハラハラしながら見守っていきたいと思います。

(文・菜本かな/イラスト・まつもとりえこ)

【第7話(1月3日[火]放送)あらすじ】

柊人 (渡邊圭祐) からの突然のプロポーズに驚く黎 (島崎遥香) だったが、柊人の熱い思いを聞いてOKの返事をする。出会って数ヶ月だし、まだセックスもシてないという信じられない状況は抜きにしても、幸せになる気満々の黎。

黎は衛 (堀井新太) にもそのことを報告するのだが、心ここにあらずの衛。美織 (森カンナ) はまだシてもいないのに、それでいいのかと懐疑的。だが、セラピスト効果で文明開化を果たした黎にとっては、シてないことなんて些事。そんな幸せに邁進する黎をよそに 、美織と衛の間には何とも言い難い緊張感が漂っており・・・。

そんな中、柊人の母・美智子 (渡辺真起子) が上京してくることに。黎は美智子の気さくな人柄に緊張しながらも打ち解けていく。すると、美智子は、黎が気付いていなかった柊人の本当の性格を話はじめ・・・!?

◆放送情報
『私のシてくれないフェロモン彼氏』
毎週火曜深夜24:58よりTBSほかで放送。
動画配信サービス「Paravi」では、毎週1週間先行配信中。
また、地上波未公開のエピソードやシーンをたっぷり詰め込んだ『私のシてくれないフェロモン彼氏』"もっと寸止め"「限定版」を独占配信中。