秋元康が企画・原作を担当する『警視庁考察一課』(テレビ東京系)の第10・11話が12月19日(月)に放送された。本作は、事件の考察を専門とした部署「考察一課」を舞台とした物語。キャストには船越英一郎、山村紅葉、西村まさ彦、高島礼子、名取裕子、内藤剛志ら、刑事ドラマやサスペンスドラマの"レジェンド"たちが勢揃いしている。

今回は、10話・11話合体スペシャルということもあってか、珍しく考察一課全員が勢ぞろい。いつものように他愛ない話で盛り上がる中、顔面タトゥー連続殺人事件に新たな被害者が出たという知らせが入る。

山村が、前回の被害者の額に彫られたタトゥーが「△□○」であったのに対し、今回の被害者の場合は「○△□」と順番が異なっていることを指摘。犯行の手口についても、今までと異なりめった刺しであることから、模倣犯が疑われる。

早速それぞれの考察を繰り広げるメンバーだったが、そこに捜査一課長・柳沢慎三(柳沢慎吾)の制止が入る。考察一課はこの事件から手を引けというのだ。とはいえ、このまま引き下がるレジェンドたちではない。

その裏では、捜査一課の管理官・真木雄一(マギー)が柳沢に対し、考察一課の動きを止めるよう釘を刺していた。真木が言うには、考察一課に手を引かせたのは考察一課を作った副総監だという。

また、今回は捜査一課に強力な助っ人が。考察一課の手を借りずに事件を解決すべく、FBIで捜査アドバイザーをしていたプロファイラー・キャシー伊藤(伊藤かずえ)に協力を仰いだのだ。サングラス姿で片手にコーヒー、昼食はピクルス多めのハンバーガーをデリバリーというアメリカンスタイル(?)にも関わらず、座禅を組んでプロファイリングするというちぐはぐ具合。なんとも癖が強い。

一方、考察一課は、インターネット上の掲示板で犯行予告と見られる書き込みを見つける。しかし、謎解きのような形式で書かれており、考察も難航。そこで、名取が犯人心理を探るため、"殺人の女王"と呼ばれる死刑囚・忍(中山忍)のもとに協力を依頼しに行く。刑事から同情を引くのが上手く、"泣きの忍"という異名までついた彼女から手掛かりを得ることは一筋縄ではいかなかったが、犯人が複数いるという真実が明らかになる。

そうして、考察一課はとある闇サイトに辿り着き、IPアドレスから犯人の居場所を突き止める。しかし、その犯人は既に殺害されており、額には「○△□」のタトゥーが入っていた。このことは"考察一課のミス"とされ、考察一課自体が潰されかねないという危機に直面。

船越は、若手の徳永りえ(徳永えり)と藤井龍(藤井流星/ジャニーズWEST)を守るべく、休みを取るようにと命じる。船越なりの優しさゆえの行動だったが、これまで考察一課として共に奮闘してきた2人には、既に考察一課の一員としての自覚が強く芽生えていた。徳永と藤井、それぞれがそれぞれのやり方で捜査を進める。

すると、次第に考察一課を潰そうと企んだ人物が明らかになる。考察一課の動きを封じ、その間に手柄を上げようとした真木が、副総監からの指示という体で柳沢を利用していたのだ。

また、山村の閃きにより、真犯人も導き出される。被害者の額に掘られた「○△□」のタトゥーは、禅僧かつ画家の仙厓義梵の作品のモチーフからとられたものであり、なんと禅に強い興味を持つキャシーが全ての犯行を仕組んでいた。キャシーは、闇サイトで殺人願望のある人物を次々にスカウトし、殺しを命じていたのだ。キャシーの目的は、自分を見放したFBIに復讐するため。インパクトの強い事件を起こし、日本の警察を混乱させることで、楽しもうとしていたという。

SNS上では、久しぶりに考察一課全員が揃ったことに対する盛り上がりに加え、伊藤かずえ、中山忍という豪華ゲストの登場に話題は持ち切りであった。

次週は、いよいよ最終回。なんと船越が容疑者であるという衝撃の展開に目が離せない。

文:田幸和歌子

【最終話(12月26日[月]放送)あらすじ】

船越慶一郎(船越英一郎)が殺人犯として逮捕された。とある雑居ビルの地下で見つかった死体の傍らにいたのが船越で、指紋がついたナイフが凶器と断定されたのだ。しかし取調べでは「事件前後の記憶がない」と主張。目が覚めたら血を流した男がいたという。そんな証言を真木雄一(マギー)が信じるわけもなく、船越は17時に送検されることに。船越を信じる内藤昌志(内藤剛志)は「17時までに無罪を証明する」と言い放つが・・・。

◆放送情報
ドラマプレミア23『警視庁考察一課』
毎週月曜23:06~23:55(テレビ東京系)
地上波放送終了後、動画配信サービス「Paravi」にて配信

(C)「警視庁考察一課」製作委員会