毎週月曜から木曜深夜24:40からTBS系のよるおびドラマ枠で、企画・原案を秋元康が務めるドラマ『差出人は、誰ですか?』が放送中。『私が女優になる日_』season2でグランプリを獲った幸澤沙良(こうざわさら)がヒロインを務める本作は、「SNS社会に生きる若者たち」がテーマとなっており、担任教師から突然始めることを告げられた「手紙ゲーム」を巡る完全オリジナル脚本の"青春ヒューマンミステリー"。今回、美月が想いを寄せる相手で学年一の秀才である一ノ瀬斗也を演じる藤原大祐にインタビューし、演じる際に意識していることや現場の雰囲気、幸澤の印象などを聞いた。

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――ご自身の役をどのように捉えて演じられているのでしょうか?

一ノ瀬は学校では真面目で勉強熱心で、クラスメイトとは最小限しかコミュニケーションを取らず関わることを拒絶しているようなキャラクターで学校では謎の男ですが、 一方で、ラップやスケボーをするストリートな一面もあるので、なぜ一ノ瀬がそういう行動をしているのか、そこにどういった背景があるのかを考えながら演じてきました。徐々に見え隠れするいろんな背景があるんですけど、とても"達観"している男の子だなという印象が強いです。達観しているからこそただ学校を楽しんでいるクラスメイトたちを見下していて「お前らとは違うんだ」と言う思いを抱いているのかなと。最初は生意気というか・・・嫌なやつです(笑)。でもそこからどう成長しているのかというところを見ていただけたら嬉しいです。

――一ノ瀬が歌うラップは、Creepy NutsのR-指定さんと「梅田サイファー」のKennyDoesさん、Cosaquさんが監修されていますが、ご印象は? ラップシーンの撮影に向けて準備したことは?

僕、R-指定さん、「梅田サイファー」さんのめっちゃファンなんです! 日頃から曲を聴いたりカラオケで友達とワイワイやる時に流したりもしていたので、大尊敬している方々に作っていただいて、ワクワクした気持ちで取り組みました。トラックをいただく前は、皆さんの楽曲を改めて全部聴き直して、実際にトラックをいただいてからはR-指定さんたちにいただいた動画を見ながら、実際にラッパーさんがどういう動きをするのかを研究しました。撮影では、1番に楽しむことを意識して臨みました! あと、歌詞について制作の皆さんと意見交換をさせていただいたんです。作品に沿った歌詞になっていながら異質なところもあって、すごくお気に入りのラップです!

――主演を務める幸澤さんの現場でのご印象は?

今作が初めてとは思えないくらいスイッチの入り方がすごいんです。撮影の直前まで女子高生らしい会話をしたり、皆で笑い合ったりしていて、その流れで撮影に入ることもあるのですが、沙良さんの表情が一気に変わる瞬間を目の当たりにして驚きました。現場に立った瞬間に雰囲気が変わるところも魅力の一つだなと思います。(櫻井)海音くんは年齢も芸歴も先輩ですが、クラスメイトとしてみんなと仲良くしたいと思ってくれているんだろうなという気持ちが伝わってくるので、そこがすごく可愛くて個人的にキュンポイントです(笑)。
歩み寄ってもらいながら、先輩らしく引っ張ってもらっているので本当にありがたいです。

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――幸澤さんは本作がドラマ初出演ですが、藤原さんが演技を始めたばかりの頃を振り返ってみていかがでしょうか? また、以前に取材させていただいた際は『恋する母たち』に出演されていて、初めてセット撮影に臨むというような感じだったかなと思いますが、それからご自身の成長を感じることはありましたか?

最初はオーディションが多いので僕も同じ立場だったんです。きっとみんなそうだと思うのですが、でも『私が女優になる日_』のオーディションは規模が全然違うのでその中でやってきたというのはすごいですよね。僕はそのコツコツときたタイプでもあるので、初出演で初主演というのはとてつもないプレッシャーや不安があるだろうなと思うのでなるべく僕がサポートしてあげられるところはしたいなと思うんですけど、沙良さんはすごく強くて現場に集中して演じているのですごいなと思っています。年下だけど見習いたいなと感じます。

『恋する母たち』はそれこそ演技を始めてすぐくらいに出演させていただいたのですが、特段それから成長したなと感じることはないです。でも仕事やプライベートでいろんなことを経験して、有意義な2年間を過ごせたんじゃないかと思っています。いろんな人に支えられているなとより実感するようになったり、人間力が少しながらついて芝居は上手い下手ではなく相手に届くか届かないかなと思うようになったりしてきました。

毎回違う現場で違う方と仕事をするのが楽しくて、学ばせていただくことも多かったです。その中でも『恋する母たち』はやっぱり僕の中で今のところ代名詞になるぐらい大きな作品の一つなので、その経験はとても貴重だなと思いました。

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――今作では、「手紙」というツールで気持ちを伝える姿が描かれます。皆さんは普段、手紙で思いを伝えることはありますか?

僕も大切な方には事あるごとに手紙を書くようにしていて、自分の字で伝えるということにすごく意味を感じています。実際に言葉で伝えるのとは違った表現ができる感覚があって、便箋を選んで、ペンを選んでという一つ一つの行動にも愛が詰まっている気がするので、僕はすごく手紙が好きです。

――最後に視聴者の方へメッセージをお願いします。

『差出人は、誰ですか?』は学園ドラマなので、ぜひ同じ年代の方々に見てほしいなと思います。この年代の方々はいろんな選択に迫られ始める時期だと思うんです。自分の気持ちに素直になって生きてもらえたらうれしいなという気持ちも込めて臨んでいます。手紙ゲームが始まった理由も考えながら、自分の生活に置き換えて楽しんでもらえたらなと思っています。

(撮影:高橋将志)

◆放送情報
『差出人は、誰ですか?』
毎週月曜~木曜 深夜24:40からTBS系で放送中。(※一部地域を除く)
毎週金曜 TBS公式YouTubeで全話配信
動画配信サービス「Paravi」でも配信中。