テレビ東京にて毎週金曜深夜0:52より放送中のドラマ25『真相は耳の中』。本作は、昨年7月期に放送し好評を博した『お耳に合いましたら。』に続く、テレビ東京とSpotifyによるポッドキャスト連動のオリジナルドラマ第2弾。"捜査能力ゼロ"の崖っぷち刑事・今井譲治が推理オタクの娘・芽依(筒井あやめ/乃木坂46)のポッドキャストをきっかけに事件を解決するコメディミステリーとなっている。
今回、本作で主人公・譲治役を演じる伊原剛志にインタビューを行い、作品への思いや、今後の見どころなどを聞いた。
――すでに放送がスタートしていますが、何か伊原さんの元に反響は届いていますか?
特に若い世代、例えば僕の20歳の息子なんかは、「テンポが良い」とか、「ポップだね」って言って、すごく面白く観てくれていますね。
――「久しぶりの連ドラです。」というコメントも出されていましたが、オファーを受けたときは、どのようなお気持ちでしたか?
このドラマの企画自体が、すごく面白そうだったので色々と楽しみにしていました。僕が最近演じているようなキャラクターとは全然違って、ちょっと三枚目の部分があって、久々にそういったところも楽しんでやれるんじゃないかなと思っていましたね。
――今日(取材時)も撮影だったとのことですが、撮影現場はどのような雰囲気ですか?
終始笑いに溢れた楽しい現場ですね。今回、20~30代の若いスタッフが多くて、実は僕が最年長なんですよ!それにはちょっとびっくりしましたが(笑)。みんな元気だし、若いのにすごく優秀で、「すごいな」と感心しながらやっています。
――娘の芽依役を演じられる筒井あやめさんのご印象は?
最初は緊張しているというふうに聞いていたのですが、(スタッフさんなどに)言われたことや、僕からのちょっとしたアドバイスを、すぐ吸収してしまうんです。対応能力があるというか、すごく勘の良い子ですね。
僕は実生活で娘がいないので、「娘がいたらこんな感じなのかな」と思ったりもしながら共演させてもらっています。僕だったら、もっと仲の良い父娘になれるとは思うんですけど(笑)。ドラマの中では、少しギクシャクしたところもあって、そういう親子関係や"娘を持つ父親"という感覚を楽しみながらやっています。
――譲治を演じるにあたって、特に意識していることはありますか?
意識しているのは、とにかく「真っ直ぐ」があるということですね。ことごとく推理をはずすのですが、その裏で策略を考えているとか、頭の良さが見えてしまうと、嫌らしいキャラクターになってしまうと思うので、本当に真っ直ぐで、ある意味純粋な、そういうキャラクターに見えるようには意識していますね。
――譲治はポンコツ刑事という役どころですが、伊原さんご自身で、何か「自分のここがポンコツだな」と感じる部分はありますか?
僕ですか?あんまりないですけど(笑)。とはいえ、僕の中の優柔不断なところ、子どもっぽいところなんかを引っ張り出しつつ、演じている感じですね。
――今回のドラマはポッドキャストがテーマのひとつでもありますが、実際に聞いたことはありましたか?
以前、『バットマン』の宣伝の一環で、ポッドキャストを使ったラジオドラマ(『Batman 葬られた真実』)がやっていたんですよ。それに(トーマス・ウェイン役で)出演していたのもあって、知ってはいましたね。
――ちなみに、ラジオはお聞きになりますか?
ラジオは好きで、毎日聞いています。朝起きたらテレビよりも、J-WAVEかTokyo FMかFm yokohamaか、そのあたりを聞いていますね。
――放送が始まったばかりですが、今後のドラマの見どころを教えてください。
一話完結なのですが、その中でも親子の関係が変わっていくので、そういう部分も楽しめるドラマになっているんじゃないかなと思います。
――最後に、視聴者に向けてメッセージをお願いします。
僕のキャラクター自体もとても面白いと思いますし、プロデューサーさんなどから聞く話では、「面白い!」と言って下さる方が結構多いみたいで。深夜ドラマですので、気軽にサクっと、『孤独のグルメ Season10』(テレビ東京系)の後に観ていただければ。松重(豊)と僕が同い年なので、リレーできたらありがたいですね。
――ちなみに、松重さんとは仲が良いのでしょうか?
仕事で何度も一緒になっていますからね。是非、59歳の男2人が頑張っているところを続けて観ていただけたらと思います(笑)。
◆放送情報
ドラマ25『真相は耳の中』
毎週金曜深夜0:52~1:23(テレビ東京系)
※11月11日(金)の放送は深夜1:22~
動画配信サービス「Paravi」にて放送直後より見逃し配信
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