秋元康が企画・原作を担当する『警視庁考察一課』(テレビ東京系)の第2話が10月24日(月)に放送された。

本作は、事件の考察を専門とした部署「考察一課」を舞台とした物語。キャストには船越英一郎、山村紅葉、西村まさ彦、高島礼子、名取裕子、内藤剛志ら、刑事ドラマやサスペンスドラマの"レジェンド"たちが勢揃いしている。そんなレジェンド揃い、曲者揃い(?)の考察一課に、捜査一課長である柳沢慎三(柳沢慎吾)から至急の考察依頼が舞い込む。

人気塾講師ニューチューバ―"しのしの"こと篠宮倫太郎(才川コージ)が、「この教室に集まった中学受験生の生徒10名を・・・今から、1人ずつ、ぶっ殺していこうと思いま~す」と生配信で宣言。塾の生徒10名を人質にとり、身代金を要求してきたのだ。

捜査一課では、篠宮の意味不明な行動の動機が読めず、考察を依頼してきたのだが、考察一課のメンバーはどうやら他の仕事で忙しい様子。内藤昌志(内藤)は京都にいるし、名取悠(名取)もまた、京都を舞台にした検事のドラマに出演が決まったという。山村楓(山村)は、捜査の合間に推理小説を執筆。もはや彼らにとっての考察は、趣味のサークルのようにも見える。

今回の事件の妙な点は、人質立てこもり事件であるのに逃走経路の確保を要求してこないこと。考察一課のそれぞれがトンチキな考察を繰り広げるが、1話に引き続き、今回も「犯人がサイコパス」案が出ている。視聴者全員にツッコませるつもりだろうか。また、次々生み出される渾身の考察に対し、「でも100%ありません」とバサバサ切っていく管理官・徳永りえ(徳永えり)も強烈だ。しかし、軌道修正役がいないと、本当に「考察サークル」になってしまいそうだ。

そうこうするうちに、篠宮の生配信で次の指示が出される。その内容は、10億円を10個のリュックに詰めて、2時間以内に指定する友達の家にデリバリーをするというもの。人質になった子どもたちの親が果たして1億円ずつも用意できるのかと懸念しているところに、10億円全てを支払うという人物が現れた。その人物とは、人質の中の親の1人だという。

立て続けに次の指示が出される。今度は届けた1億円を燃やせとの要求で、全ての身代金が燃え尽きたら、生徒を解放するという。ここで、考察一課のメンバーの勘が冴え始める。身代金の受取人に指定された10人が全員同い年であること、配信で写り込むホワイトボードに反射する蛍光灯の光が明らかにおかしく、人質がいる場所と篠宮がいる場所が違うだろうこと、人質の子ども達がグルの可能性があるということ――どうやら篠宮の犯行の目的は、身代金ではなく、受験に縛られた子ども達に、違う生き方もあるというメッセージを伝えることだったようだ。篠宮は逮捕され、生徒は無事に保護された。

現場に行かずに、一部屋の中だけで事件を解決してしまった考察一課。徳永は、レジェンド達をどうしてあんなところに閉じ込めているのかという疑問を投げかけるが、「色々あってな」と柳沢はぼかす。考察一課の成り立ちが気になるとともに、怒涛の小ネタラッシュからも目が離せない。

文:田幸和歌子

【第3話(10月31日[月]放送)あらすじ】

謎の迷い犬をきっかけに、ご近所でも評判の仲良し家族が失踪していることが判明する。犬の服に残された赤い口紅のメッセージと血痕、何者かと争ったと思われる痕跡・・・一体何が!?家族の行方を追うべく、山村楓(山村紅葉)、西村まさ雄(西村まさ彦)、高島誠子(高島礼子)、名取悠(名取裕子)、藤井龍(藤井流星)らが考察にあたることに。そんな中、河原である遺体が見つかって・・・。仲良し家族の裏の顔が見えてくる―

(C)「警視庁考察一課」製作委員会