明日9月23日(金・祝)昼12:00よりテレビ東京系にて放送される『旅するサンドイッチ』。テレビ東京はこれまで、群馬県・高崎市とタッグを組み、地方創生を目指した番組を製作してきたが、今回はその第3弾。地元の恵みを使ったサンドイッチを提供するフードワゴンを営む2人の女の子と、群馬県高崎市で出会った農業を営む家族との交流が描かれる本作で、主人公の榎本くるみ役の伊藤万理華と、その幼馴染の今村かえで役の富田望生にインタビューを行った。
――まず、台本を読んでの感想を教えてください。
伊藤:以前ドラマ『お耳に合いましたら。』でご一緒した畑中(翔太)さんのオリジナル脚本ということで楽しみにしていました。サンドイッチを提供するフードワゴンで旅をするというロードムービー的な要素に惹かれました。
富田:サンドイッチを作るということで、包丁を入れるときの音とか、食材の香りとか、そういうものが自分の中で掻き立てられるような脚本でした。元々、テレ東さんの"美味しいもの作品"のファンだったので、それに出演している自分を想像すると、すごくワクワクして、読んだ瞬間から「絶対にやりたい!」って思いました。
――伊藤さんは『お耳に合いましたら。』の畑中さんと再タッグということで、いかがでしたか?
伊藤:畑中さんの作品は登場人物がとても魅力的。『お耳』もそうですが、私がまさに「こういう役を演じたかった!」という物語に出演させていただけて、むしろ私が救われるというか、そういうことがあるんだなと感じながら今回も取り組んでいました。
――富田さんはテレ東の"美味しいもの作品"のファンとのことですが、『お耳に合いましたら。』はご覧になりましたか?
富田:もちろん見ていました!『あさひなぐ』の共演後から、万理華ちゃんの活躍はすごく楽しく見ていて。今回の『旅するサンドイッチ』も、万理華ちゃんから「『お耳に合いましたら。』の方なんだよ」というお話を聞いて、「なるほどね!」と思いましたし、作品に参加できるのがとても楽しみになりました。
――サンドイッチはもちろんのこと、地元のお野菜をいただくシーンも多いようですが、特に印象に残っている食べ物はなんですか?
伊藤:果樹園のプラムを初めて生でいただいたのですが、すごく美味しくて印象に残っています。農家の方が色々と説明してくださり、そのお話を聞きながら畑の近くで食べるからこそさらに美味しく感じられました。
富田:私もプラムはお土産用に買って帰りました(笑)。食べるシーンは私たちのリアルな反応を撮りたかったらしく、感想も「脚本にあるセリフを気にせずに思ったことを言葉にしてください」とのことだったので、ギリギリまで我慢して、どれもワクワクしながら食べたんです。私が特に印象的だったのはとうもろこし。今まで生でいただいたことがなかったのですが、めっちゃ美味しくて!とうもろこしを茹でたときの甘みに繋がるような旨味成分がズドーン!ときて、それがすごく衝撃的でした。
――寺島進さん、宮崎美子さん、遠藤雄弥さんなど、俳優の先輩がいらっしゃる中で、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
伊藤:とても印象的だったのが、撮影の途中に宮崎さんが虫取り網を持ってマネージャーさんと虫を捕まえていたこと(笑)。やんちゃで、子どもたちに混じってバッタやカマキリを捕まえていらして。こんなにお茶目で可愛らしい方なんだと驚きました。
遠藤さんは私たちより少し前にクランクアップされたのですが、私たちが終わるまで待っていてくださって、最後は一緒に終わることができました。本当に素敵な皆さんに刺激を受けながらみんなで良い作品にしようという気持ちで取り組めました。
富田:くるみとかえでがこの一家と出会って、色んな刺激を受けて、恵みとか優しさとか色々なものをいただいたように、私たちも色々な実りや恵みをいただいていたなって思います。
4日間のタイトなスケジュールで撮影をしていたのですが、終わった後、寺島さんに「無事に終わりました」ってご連絡させていただいたんです。そうしたら、「忙しかったとは思うけど、とっても濃い、大好きな現場だった」って連絡下さって!
伊藤:えー!そうだったの!嬉しい・・・。
富田:私も「お父ちゃーん!」って泣きそうになって(笑)。そういう言葉がいただけたのも嬉しかったし、「ですよね!」って思いました。
――2017年公開の『あさひなぐ』で共演されてからプライベートでも仲良くされているとのことですが、仲良くなったきっかけを教えてください。
伊藤:『あさひなぐ』の現場で、望生ちゃんが写真をいっぱい撮ってくれて、そこから仲良くなっていきました。最初は「写真が好きな子なんだ!」って。
今回は2年ぶりの再会でした。本読みが早く終わって時間があったので、思い切って「ドライブ行かない?」と誘いました。もっと今の望生ちゃんのことを知りたかったですし、くるみとかえでの距離感で現場に臨みたいという気持ちもありました。2人で温泉に入って、望生ちゃんの家に泊まりました。それから、「撮影当日晴れますように!」と祈願して、てるてる坊主のお守りを買って現場に持っていきました。もしかしたらどこかに映っているかも・・・。
富田:やっぱり写真ですね。それで万理華ちゃんを含めた他のみなさんとも距離が縮まりました。特に万理華ちゃんとは、「晴れているから近くの公園に行ってみよっか」とか、2人でぷらっと出て行くことが他のみなさんよりも自然と多かったんです。好きな食べ物も似ているし、写真を撮られるのも好きでいてくれているんだろうなっていうのもあったので、プライベートで会うときに自分のカメラを持っていったりもして。偶然、かえでの趣味もカメラなのですが、今回も劇中や休憩中に写真を撮ったので、そんなのもちょこちょこ出ていくんじゃないかなと思います。
――美味しいサンドイッチを作るという役どころですが、普段自炊はされますか?
伊藤:それこそサンドイッチが好きで、めちゃくちゃ美味しいサンドイッチを自分で開発しました!自信作なので、いつかレシピを公開したいです(笑)。サバ缶を使って「これをいれたら美味しいかな?」とどんどん具材を入れて「完璧じゃん!」と思えるものができあがりました。
サンドイッチは誰にでも取り掛かりやすいお料理なので、調理シーンの撮影は大変でしたが、ドラマを観て「これ作りたい!真似したい!」「私だったらこれを加えよう」というように、おいしいアイディアを思い浮かべながら楽しんでいただければと思います。
◆番組概要
『旅するサンドイッチ』(テレビ東京系)
2022年9月23日(金・祝)昼12:00~13:00
放送直後から Paraviにて配信
(C)テレビ東京
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