2022年に結成10周年を迎えたメインダンサー&バックボーカルグループ、超特急。8月に新メンバーを迎えて総勢9人になった彼らを追ったモキュメンタリーSFドラマ『超特急、地球を救え。』(全4話)がテレビ東京ほかにて現在放送中。今回、そんな超特急のメンバー(オリジナルメンバー:カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシ/新メンバー:シューヤ、マサヒロ、アロハ、ハル)にインタビューを行い、撮影の感想などについて話を聞いた。

――モキュメンタリーということですが、ドラマの中での自分の役割や演技として意識していたことがあれば教えてください。

カイ:僕は普段の超特急のMCなどで喋っているときと、そんなに違いはなかったかと思いますね。

リョウガ:プライベートで、言いにくいことを言うときや少し恥ずかしいときに、セリフ調に大げさに言ってみたりすることがあるのですが、そういったものをドラマの中にも入れてみたりしました。

タクヤ:全体の流れを見て、"自分の子どもっぽい部分"を意識する場面がありました。それは自覚していて直さなければいけない部分でもあるのですが、メンバーに対してだからこそ出てしまうということもあって、そのリアルなところが視聴者に伝わればいいなと思ってやっていました。

ユーキ:僕自身、言葉で伝えるというのがあまり得意ではないのですが、演技って言葉を扱うお仕事でもあるじゃないですか。そういった点で、今回とても貴重な経験ができましたね。超特急の今までの人生と重なるところは、すごく気持ちをこめて伝えられたのかなって個人的には思っています。すごく糧になる経験だったので、今後もし違う役を頂いたりすることがあったら、これが何かのきっかけになりそうな気もしています。

タカシ:意識していたのは、自分はメンバーの中の「バックボーカル」という立ち位置で、みんなとは違った目線でみんなのことを見ることができるというところです。一緒に話してはいるけれど、どこか一歩引いたところで見ている感じ。セリフを言うときに、「この人にこう思ってほしいからこう言おう」とか、「こう言ったときに気持ちが動いて・・・」みたいなことはイメージして演じました。

20220913_tyoutokkyu_202.jpg

シューヤ:僕は新メンバーの中では一番歳上で、タカシくん以外のオリジナルメンバーとは同い歳。なので、新メンバーの中では一番前に立って引っ張って行く立場として、また、オリジナルメンバーと新メンバーの架け橋にもなれればとも思っていて、普段からそういう意識を持って活動しています。ドラマの中でもそれを活かせるように、初々しさももちろん出しつつ、大人っぽい一面も見せつつというのは意識しました。

マサヒロ:演技は全くの初めてだったので、あえて初々しさを強調する感じで表情を作ってみたりしました。あとは、楽屋などでのメンバー同士の掛け合いを思い出しつつ・・・普段の感じが出せていると思います。

アロハ:もちろんグループでのことは真面目に取り組むのですが、僕自身は結構はっちゃけるタイプなんです。はっちゃけるときははっちゃける、真面目なときは真面目に、というギアを一個ずつ上げる感じは意識しました。

ハル:僕は最年少ということで、甘えられるところは甘えつつ、でも、空気を一変させるようなことができればとは思っていました。「これを意識した」というのは特になくて、本当の自分の姿を見せられたのではないかなと思います。

20220913_tyoutokkyu_203.jpg

――ドラマの決定の時のコメントでリョウガさんが、「ゲストの方を8号車(超特急のファンの総称)にしたい」とおっしゃっていたと思いますが、実際の手ごたえはいかがですか?

リョウガ:本当にその気でいたのですが・・・。台本が一応決まっている形ではあるんですが、僕たち超特急にとって必要なキーとなる人物としてゲストの方々が出てきてくださる流れなので、すごく超特急のためになることを言ってくれるのが演技に見えなかった部分もあってすごく引き込まれてしまって。逆に僕たちがファンになってしまいましたね。なので、作戦は失敗しました(笑)。

――撮影現場でのエピソードを教えてください。

タクヤ:僕たち超特急のマネージャー役を、大迫一平さんが演じてくださっていて。背も高くて男前で、とても素敵な方だなと思っていたのですが、日を追うごとにだんだんと殻が破れてきて(笑)。最終日の少し緊迫するシーンの時に、彼がとあるアクションをしながらセリフをいうところがあって、それを見て僕がクスっと笑っちゃったんですよ。そこから、どんどん僕たちを笑わせようとしてきて。それが一番面白かったですね。

カイ:笑っちゃうので5,6回はNG出していたよね(笑)。

タクヤ:しかも僕って、一番そういうのをしちゃいけない立場であるのは自覚しているんですけどね・・・一番笑ってしまいました(笑)。

――動画配信サービス「Paravi」では、『超特急のハガメン!』や『超特急と行く!食べ鉄の旅』などが配信中なのですが、オリジナルメンバーのみなさんが特に思い出に残っているものや、改めてチェックしてほしいものがあれば教えていただきたいです。

カイ:海外に行くのがなかなか難しい時期がずっと続いているので、やっぱり『食べ鉄』を見ていただけると、一緒に海外に行った気分になれるかなと思います。「現地の食べ物を食べたいな~」って気持ちになってもらえると、僕たちもこの番組をやっている意味があるなと思いますので、チェックしてもらえたら嬉しいです。

マレーシア編は、ユーキとタカシが先に現地に行っていたのですが、その5日間で2人とも5キロ太っていて!2人がマレーシアに行く前日もお仕事で一緒でしたが、その時よりも2回りくらい顔が丸くパンパンになっていて、最初誰だか気づかなかったくらい(笑)。それくらい美味しかったってことですね。

タカシ:『食べ鉄』って1日に何店舗も回るんですよ。ご褒美でデザートを食べたりとかもするから、シンプルに食べる量がめちゃくちゃ増えるんです。あと、美味しいものばっかりで全部食べ切っちゃうから。というのもあって、いつの間にか(顔が)満月のようになっていたという(笑)。

20220913_tyoutokkyu_204.jpg

――最後に、視聴者の方々に向けて一言ずつメッセージをお願いします!

カイ:全4話で進化した超特急を見ていただけると思います。それぞれのメンバーのキャラも知っていただけると思うので、楽しんでください!

リョウガ:ドラマを観て、少しでも超特急に興味が湧いたという方がいらっしゃいましたら、『ハガメン』だったり『食べ鉄』なんていうのもありますから!そちらもチェックして頂けたら嬉しいです。

タクヤ:水曜日に『みなと商事コインランドリー』というドラマをやらせてもらっているのですが、この作品は火曜日の同じ時間帯に放送されているんです。ぜひ、その『みなしょー』ファンのみんなにも、このドラマをチェックしてもらえたら嬉しいなと思います。

ユーキ:このドラマでキーとなる凛子ちゃんという子がいるんですけど、すごく可愛らしくて。僕たちのグループの命運を握るような役を演じてくれているので、その子にも注目していただければ嬉しいです!

タカシ:今回、超特急のみんなでドラマをやらせていただくことができてすごく嬉しいです!さらに、放送が終わってからもParaviさんで何度も楽しめるというのが一番嬉しいことだと思います(笑)。超特急の他のバラエティもたくさんありますので、そちらもチェックしていただけると嬉しいです。新しい超特急が垣間見える、そんな作品になっていると思います。

シューヤ:まずこの超特急のドラマを観ていただいて、少しでも興味を持っていただけたら、12月のツアーに是非ご参加いただければと思います!

マサヒロ:初めて超特急を知った方、元々知っていたけど新メンバーの存在を初めて知った方、これをきっかけにライブに足を運んで下さったり、楽曲を聴いたりしていただければと思います。1話から4話まで見逃すところがないので、楽しんでいただければなと思います。

アロハ:僕たち新メンバーにとっては、初の大きなお仕事なので温かい目で見守っていただければと思います。

ハル:色々な一面を見せられたので、僕たちを知る機会としても楽しんでいただけたらなと思います!

20220913_tyoutokkyu_205.jpg

◆番組概要
『超特急、地球を救え。』(全4話)
毎週火曜深夜0:30~1:00(テレビ東京ほか)
動画配信サービス「Paravi」にて放送直後より配信スタート