毎週金曜22:00からTBSで放送中のドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』。崖っぷち東大卒パラリーガル・石子(有村架純)と、1回で司法試験予備試験と司法試験に合格した高卒の弁護士・羽男(中村倫也)の"石羽コンビ"が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む姿を描いてきた本作。これまでさまざまな問題をズバッと解決し、回を重ねる毎に "石子と羽男"の名コンビっぷりに注目度が上がる中、第8話放送後に公開された第9話の予告が話題になった。今回、大庭(赤楚衛二)が放火容疑で逮捕される・・・という衝撃的な展開が待ち受ける第9話の放送を前に、大庭を演じる赤楚にインタビューし、終盤の見どころや撮影を振り返っての感想、有村や中村の現場での印象などを聞いた。

――ついに物語は終盤戦ですが、これまでの撮影を振り返ってみていかがでしょうか?

現場でとても刺激を受けていて楽しいです。例えば、皆さん台本通りにやるだけでなく、台本+αで"有村さんの色""中村さんの色"というものを出して、それで化学反応が起きて会話のテンポ感や面白さがより増しているような印象で感動しています。さださんも小田さんもとてもユニークで、台本に書いてあるセリフが自分の中から出てきたようなリアリティがにじみ出ているのがすごいなと思いました。とても勉強になっています。

――大庭を演じる上で意識したことはありますでしょうか?

大庭は普通の男の子という印象だったので、どちらかというと素の自分に近いのかなと思いながら演じています。もともとカーディーラーで営業を担当していたということで、営業職をしている友達に少し話を聞いたりしましたが、そういうところよりも、大庭がどういう過去を歩んできたのかということや、石子先輩とどういう距離感だったのかというようなところを膨らませて役を作っていきました。

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――現場での有村さんや中村さんのご印象は?

黙々としている時間もあれば、みんなでゲラゲラ笑い合っていたりすることもあって、撮影途中と合間の緩急があって面白かったです。主に中村さんがボケてくれるんですけど、「次のシーンの前にちょっと読み合わせしてみよう」というような時に、中村さんが大庭のとこもやってくださるんですけど、「僕こんなキャラだっけ?」というくらいキャラを変えて演じてくださるんです(笑)。「僕こんな感じでやってますか」と聞くと中村さんは「やってるよ」と仰るんですけど、有村さんは「いやいや、デフォルメしてるよ」と突っ込んでくださって。そういうのがとても楽しいです。合間は他愛もない話をすることもあって、有村さんとは健康の話や本の話、映画の話をよくしていて、中村さんとはスポーツなどの話が多い印象です。色々とお話が聞けて楽しいです。

あと、演技のことで相談させていただくこともあるんですけど、お二人共一緒に大庭の気持ちを考えてくださったりするんです。有村さんも中村さんも「こうしたらいいんじゃない」とヒントをくださって、それでやってみるとそれまで大庭として言い辛かった言葉がすっと言えるようになりました。「ここはこうやったら面白そう」というようなことなども教えてくださって、主観と客観のバランス感覚が素晴らしいな思いました。僕の中でもやっとしているところをスッキリとさせてくださるので、とても救われました。

――本作を通して視聴者の方に伝えたい思いなどあれば教えてください。

本作では、身近な案件から割と大きな事件まで取り扱ってるのですが、第1話の大庭たちのように多くの方が"弁護士"は最終手段で、なるべく避けて通りたいと思っているんじゃないかと思うんです。過去にパラリーガルの役を演じたことがあるのですが、そのときも殺人事件など大きな事件を扱うことが多くて、そういった究極の事態の際に助けてもらう"最終武器"のような存在であることも大事だと思いますし、今作で知ったように、円滑に物事を進めるために身近な存在に感じてもいいんだと認識できました。誰しもがスムーズに生きやすい社会になったらいいなと思うので、法律や弁護士という存在との距離感をもっと近くに感じていただけるようになったら嬉しいです。

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――Paraviでは最新話まで全話配信中ですが、終盤に向けて見返す際に、注目してほしいポイントなどあれば教えてください。

事務所内での何気ない会話も好きで、大庭のちょっとずれた言葉に石子や羽男から突っ込みが入る場面など、本当に何気ないシーンも好きなのでそういうとこも注目して見ていただければと思います。あと、大庭でいうと9話での家族とのやりとりや関係性が素敵だなと思うので、リアルタイムで観ていただいてから改めて見ていただけたら嬉しいです。

――大庭はParaviオリジナルストーリー「塩介と甘実―蕎麦ができるまで探偵―」にも登場されてますよね。以前、おいでやす小田さんと久保史緒里さんにインタビューした際に、あまりにも小田さんと赤楚さんの仲が良すぎたというのを伺ったのですが、現場ではいかがでしたでしょうか? ちなみにその時は蕎麦のお話で盛り上がっていたとか。

小田さんとは本編で一緒のシーンが多々あることもあって仲良くさせていただいてるので、オリジナルストーリーの現場でも久保さんを差し置いて盛り上がってしまった時があって、「小田さんを取っちゃってすみません」と反省しました(笑)。オリジナルストーリーの撮影も楽しかったです。好きな蕎麦を聞かれて「ざるそば」と答えたら、「なんでざるそばなん」「ちっちゃい頃からずっと好きで、冷たい方が好きなんです」「そうなんや。天ぷらついてても、ざるそばが好きなん?」というような会話になって、「天ぷらついてるんだったら天ざるが好きです」と答えたら「じゃあ天ざるが好きなんやろ」と突っ込まれまして・・・。結局、僕は天ざるが一番好きだったということが判明しました(笑)。

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――終盤に向けてメッセージをお願いします。

第1話で羽男さんたちに依頼することになって、それからバイトとして騒動に巻き込まれたり石子先輩と付き合えるようになったり、波乱万丈な人生を送る大庭なのですが、第9話でも"逮捕される"というこれまた波乱の展開になっています。弟が登場するなど、家族との関係なども見えてきたりして見どころ満載なので、物語の展開と共に大庭の活躍にも期待して見ていただけたら嬉しいです。

◆放送情報
『石子と羽男−そんなコトで訴えます?−』
毎週金曜深22:00から、TBSにて放送。
地上波放送後、動画配信サービス「Paravi」でも配信中。
また、Paraviでは出演者のセリフだけでは表現しきれない「ト書き」や情景描写などをナレーションで説明した解説放送版、Paraviオリジナルストーリー「塩介と甘実―蕎麦ができるまで探偵―」も配信中
(C)TBS