Gino0808による同名漫画を原作に据え、ジャニーズWEST・重岡大毅が主演を務める『雪女と蟹を食う』(テレビ東京系)の第7話が8月19日に放送された。

死ぬ前に蟹を食うと決めた北(重岡)と、強盗に押し入ったセレブ妻・彩女(入山法子)は共に北海道を旅するが、札幌ではぐれ、別行動をとっていた。北は空腹でフラフラのときに二度も助けてくれたホステス・マリア(久保田紗友)の家に身を寄せる。彼女は素性を明かさない北を「コタロー」と呼び、親切にしてくれる。

マリアの店の同僚から電話で呼び出された北が慌てて駆けつけると、そこには酔い潰れたマリアの姿が。北に背負われながら、マリアは悲しい過去を夢で見ていた。それは妊娠したときの幸せから、相手の男に金を渡され、捨てられたときに突き落とされた悲しみ。そこでマリアに手を差し伸べてくれたのが、教会の神父だった。マリアが生まれることのなかった子を忘れぬためにと十字架をつけていたのは、こうした理由からだったのだ。

目を覚ましたマリアは仕事の厳しさを漏らすが、何度死にたいと思っても生きなきゃダメだ、せっかく生かしてもらったのだからと言う。その言葉はマリア自身と同時に北に向けられているように聞こえる。そして、男はこりごりだ、熊を飼ってみたかった、自分を守ってくれる優しい熊を、と北と重ね合わせて語り、迎えに来てくれたことに礼を言う。自分を必要としてくれる人がいる時点で、北にはすでに生きる理由があるように見えるが、それでも北の心の中は彩女のことばかり。

しかも、マリアの店からドタキャンしたホールバイトの代役を1日頼まれても、「イヤです。働くの、イヤです」と拒否。マリアに見損なった、ツケを返せと言われても、店に迎えに行ったことや部屋を片付けたことを数え上げ、「どうせ俺、死ぬから」と投げやりに言う。すると、マリアは顔色を変え、「冗談でも私の前で死ぬとかって言うな!」と怒りをあらわにする。

しかし、翌朝には北に朝食を与える寛容さ。ダメンズに見えなくもないが、救われた命だからこそ、放っておけないのだろう。そして、北に生きがいを尋ね、何気ない時間の楽しさや、人の優しさなど、前向きな言葉を投げかけるマリア。

一方、彩女は、マリアと偶然出会った教会で男と会っていた。それは、夫・雪枝一騎(勝村政信)の担当編集者・巡(淵上泰史)である。

彩女は巡から夫が不倫相手と一緒にいることや、動向について情報を得ていた。そんな彩女に、北海道へ何をしに来たのかと巡が尋ねると、自分の物語を終わらせるために来たと言う。そこで巡は、一騎の短編集「蝉時雨」で、夫を小説家として成功させるため、献身的に尽くす妻に息苦しさを感じた主人公が不倫を繰り返すも、妻は怒らず夫婦生活を続けていた第一編を「完結」させるためではないかと推論を述べる。その短編の結末は、妻が夫を殺すというものだった。しかし、それを聞いた彩女は「あの人を殺す結末が見たい?」と涼しい顔。

その頃、北はマリアに尋ねられた生きがいについて考え、彩女を思い出していた。そして、マリアがスマホを忘れていることに気づき、手に取ると、待ち受けに北の寝顔が。「何考えてんだよ」と笑う北は、マリアによって自己肯定感が着実に回復しつつあるように見える。

しかし、北が店にスマホを届けようとするところに、危険だから出勤するなという物騒な着信メッセージが。実はマリアの身に危険が迫っていた。夫がマリアにたぶらかされていると思い込み、嫉妬に狂った常連客の妻が突然来店。刃物でマリアを切りつけてきたが、そこに北が現れ、怪我を負いながらもマリアを庇う。

危機を乗り越え、グンと距離が近づいた2人は抱き合う。そして同じ頃、彩女と巡もまた・・・・・・。

北に強盗に入られたときにも自ら身を差し出してきた彩女だが、これもまた自身の物語を終わらせるための自暴自棄の逢瀬なのか。ますますすれ違う北と彩女の再会や、いかに?

(文:田幸和歌子)

【第8話(8月26日[金]放送)あらすじ】

ニュークラブで客の妻に襲われたところを北(重岡大毅)に助けられたマリア(久保田紗友)。北と一夜を共にした翌日、教会で彩女(入山法子)と再会する。そこで彩女の"待ち人"について聞いたマリアは、あまりにも「コタロー」に似ていることに驚き・・・。そんな中、店に呼び出された北。マリアは命を助けてもらったお礼として1人で北をもてなすことに。まっすぐに想いを告げる彼女に対し、北は自身の過去と犯した罪を打ち明ける。

◆番組情報
ドラマ24『雪女と蟹を食う』
毎週金曜深夜0:12からテレビ東京系で放送
地上波放送終了後、動画配信サービス「Paravi」にて配信

(C)「雪女と蟹を食う」製作委員会