Plus Paraviが注目する人物にフィーチャーする「オシダン!plus」。今回は、毎週火曜深夜24:58からTBSで放送中の飯沼愛主演ドラマ『パパとムスメの7日間』に小関智弘役で出演する松本怜生にインタビューした。

『パパとムスメの7日間』は五十嵐貴久の同名小説が原作で、飯沼愛と眞島秀和が演じる父と娘の体が入れ替わり、娘が思いを寄せる健太先輩(長尾謙杜)との奇妙な三角関係を描いている。『オオカミくんには騙されない』(ABEMA)への出演などで注目を集める松本が本作で演じる小関は、健太の親友で同じサッカー部、小梅の親友・律子(小栗有以)の恋人で律子と共に小梅と健太の距離を縮めようと奮闘しているという役どころ。そんな今どきの高校生を演じる松本に、撮影の裏話や共演者の印象、演じる際に意識していること、俳優を目指したきっかけなどを聞いた。

――出演が決まったときのお気持ちは?

嬉しい気持ちと同時に、俳優としての歴が短いので「ちゃんとしなきゃ」というプレッシャーもありました。でも、「頑張ろう!」という覚悟を持つことができたのでとても楽しみでした。

――撮影現場の雰囲気はいかがでしょうか?

監督が『オオカミくんには騙されない』がとても好きだったようで、リハーサルの合間に「共演者の皆さんにこれをやって欲しい」ということを伝える時に『オオカミくんには騙されない』の主題歌を流して、番組のように手紙をくださるんです(笑)。監督の気遣いでもあると思うんですけど、おかげで緊張がほぐれましたし、共演者の方との距離が近くなりました。とても楽しくて、コミュニケーションを取るきっかけになったので本当に感謝しています。

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――今回演じる役をどういう人物として捉えて演じられましたか?

友達想いだけどちょっと抜けてるようなタイプで、それを元気でカバーするような人物を思い描きながら演じています。僕も根は明るいタイプなんですけど、結構頑張って空気を読むタイプで、小関くんはそれができるかと言われると・・・いざというときだけ!という感じだと思うので、そういう空気感を意識しています。そういう底抜けに明るいちょっと空気が読めないところがとても小関くんっぽいなと思っています。

――劇中では、小梅と健太の恋を応援する役割ですが、松本さんご自身は相談されることはありますでしょうか?

学生時代、友達によく恋愛相談員に任命されてました。普段はヘラヘラしているんですけど、そういう相談のときだけ真面目に聞いてくれるという認識だったようで(笑)。2人の関係とか出来事とか色々聞いて「この子はこういう考えかもな」というのを想定して話すことが多いですが。恋愛は真剣に応援しちゃうタイプです。

――飯沼さん、長尾さん、小栗さんの現場でのご印象は?

一個ずつ4人の年齢が違っていて僕が一番年上なんですが、一番歴が浅いしいっぱい話しかけすぎても気持ち悪いんじゃないかなとか思ってしまってあまり話せなかったんです。だけど長尾謙杜くんが撮影始まって2日目には「怜生」と呼んでくれたのがすごく嬉しかったです。距離の詰め方すごく上手だなと思って尊敬しましたし、呼び捨てで呼んで欲しいという思いも汲み取ってくれて本当にありがたかったです。愛ちゃんは人見知りと聞いたので、僕から声をかけるようにしてみたら「怜生さんありがとうございます~」って気軽に話せるようになって。面白くて楽しいです。

有以ちゃんはずっとふわふわしてるイメージです(笑)。でも「ここはこうしよう」と沢山提案してくれて、パートナー役としてとても感謝しています。有以ちゃんの方が演技経験が多いので、気を使って「こうしよう」と言ってくれたり、僕の意見も聞いてくれて、作品を良くするための会話をよくしています。勉強させていただいています。

――撮影の中で印象的だったことは?

最初は緊張していましたが、色んな方にアドバイスをいただいて多くを学ばせてもらっているので毎回が印象的です。その中でも、僕と謙杜が関西出身ということでイントネーションが混ざってしまっていることがあり、リハーサルの時に「イントネーション合ってる?」というような確認をするんですけど、その際に眞嶋さんがあえて間違っている言い方を教えてくるんです(笑)。それに惑わされずなんとか本番を迎えて、うまくいったなという時は謙杜が「言えたな」みたいなアイコンタクトをしてくれたりして。そのときの顔が忘れられないですね(笑)。

眞嶋さんとは結構2人きりでお話する時間があったので、その度に色々と質問をさせていただきました。撮影の用語とか「こういうのも覚えておいた方がいいよ」みたいなことも全部丁寧に教えてくださって本当に感謝しています。「自分が22歳のときは」というお話や、「そんなに焦らなくていいんだよ」というようなことも言ってくださって、心の支えになるお言葉をいっぱいいただきました。ただイントネーションの件だけちょっと意地悪でしたね(笑)。

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――おすすめ、印象的だった胸キュンシーンは?

小梅と健太のシーンはどれも素敵だと思います! 個人的に色んな意味でドキドキしたのは、小関が健太に壁ドンするシーンです・・・お互いちょっとキュンキュンしたんじゃないでしょうか(笑)。壁ドンをする時に少し壁の方に押すんですが、毎回「大丈夫?」って僕が聞いて謙杜が「大丈夫、大丈夫やで」と返すやり取りがあって・・・男子同士なんですけど、ちょっと男女のやりとりっぽくて「俺らどういう関係なんだ」となっちゃう時がありました(笑)。ちょっと恥ずかしいですが、良い経験になりました。

――俳優を目指したきっかけは?

7歳から18歳まで野球を一筋にやってきた人生だったんですけど、16歳と18歳の時に2回入院することがあったんです。それまで一切ドラマとか映画を見る機会がなかったのんで、病院でやることがなくて「現実逃避しよう」というくらいの気持ちで色々な作品を見始めました。それで僕の知らない世界が多いことに気付きました。こんなところもあるし、こんな人もいるんだと刺激をいっぱい受けて、演者さんの凄さを目の当たりにして自分もやってみたいなという思いが少し芽生えたんです。

でもやっぱり野球をやり続けたくてそのまま大学も野球推薦で行くことになりました。でも怪我でできなくなってしまって、これからどうしようと考えた時に「やりたい」と思ったのはお芝居でした。2年ぐらい「やりたい」という気持ちを抱えていて、事務所に所属するための"材料"を用意しなければと思って、その頃からSNSをやり始めました。それが実って『オオカミくんには騙されない』に出演させていただくことが出来て、半年前に今の事務所に「役者をやりたい」と伝えました。心のどこかでずっとやりたいと思っていたけど愛媛に住んでいたこともあって、僕のことを心配して東京に出ることを反対されたこともあったんですけど、本当に頑張ってよかったなと思います。

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――今後、ご自身の目標の為に"プラス"していきたいものはありますか?

とにかく演技を経験するということを積み重ねていきたいです。役を考えるときに、「こういう人物だから、この人の前ではこういう喋り方」とか決めながら演じたいなと思っていて。可愛く喋らないといけなかったり、舐めた態度で接しないといけなかったり。家でいろんなパターンを一人で練習してるんですけど、対人でやる経験が全然足りていないので自分の中での正解も分からなくて。色々と想像力を働かせているのですが、やはり対人でやって変わる部分もあると思うので、そういう場を自分でも増やしていけたらと思います。

――今の一番の目標は何でしょうか?

とにかく今は目の前の仕事に一つ一つ全力で取り組んで、いろんな経験を積んでいけたらと思います。そして作品を色々な人に見ていただけたらいいなというのが率直な気持ちなので、目の前の仕事をひたすらに全力でやるのが目標です。

――視聴者の方へメッセージをお願いします。

2007年に放送された『パパとムスメの7日間』を見ていた方にも、初めて"パパムス"を見ていただく方にも楽しんでいただける作品だと思います。僕も早く先を見たいなと心の底から思っていて、撮影もとても楽しいです。「あ、もうこんな時間になっちゃった」と思いながら見ていただけるくらい、面白い作品だと思います。キャラクターみんなとても魅力的ですし、撮影の合間の雰囲気そのまま撮影に臨めているので4人の空気感なども含めて、今からでも遅くないのでぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。

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(撮影:高橋将志)

◆放送情報
『パパとムスメの7日間』
毎週火曜深夜24:58よりTBSほかで放送。
動画配信サービス「Paravi」では、1週間先行配信中。