超特急・草川拓弥のドラマ初主演作『みなと商事コインランドリー』(テレビ東京系)の第6話が8月10日に放送された。漫画・缶爪さわ、原作・椿ゆずによる同名作をもとに描く、恋に臆病なアラサー男子とピュアすぎるイケメン高校生の年齢を超えたラブストーリー。
ある日、コインランドリーの管理人・湊晃(草川)の前に、元同僚である町田咲(井上小百合)が現れる。2人は過去に付き合っていたが、湊が突然会社をやめ、地元に戻ったことから別れていた。あくまで「みなと商事コインランドリー」に客として来たという咲は、洗濯を待つ間に湊の地元を案内してほしいと頼む。2人は、商店街をぶらつくことに。
ブラック企業にいた時とは打って変わり、のびのびとした笑顔を見せる湊に、咲は「会社にいた時と全然雰囲気違う」とつぶやく。「気を張って働くより、俺にはこっちの方が合ってるんだよ」と湊は返すが、咲は湊が仕事を辞めた本当の理由が気になっていた。突然会社を辞め、何も告げずに自分のもとを去ったことに納得していなかったのだ。
咲に「もしかして、他に好きな人できた?」と問いかけられた時、背後から湊の名前を呼ぶ声が。それは、イケメン男子高校生・香月慎太郎(西垣匠/以下、シン)だった。
咲に対して、嫉妬全開のシン。「湊さんかわいいから」と照れもなく口にする真っすぐさはさすがである。咲が湊の元カノだとわかると、「湊さんのこと、どうやってオトしたんですか」と詰め寄るシン。咲のことはもうなんとも思っていないと言うと、「じゃあ、佐久間先生のことは?」と尋ねられ、湊は黙り込んでしまった。
その後、湊は、突然仕事を辞め、地元に帰った本当の理由を伝えられないまま、咲と別れる。すると、シンがやってきて、「少しでいいから元気をくれませんか」と頼み込んできた。それに対して、湊は、湊家に伝わる元気が出るおまじない"おでこコツン"をする。時が止まったようにも思えるほどのムードもつかの間、「以上をもちまして、湊家のおまじないを終了します!」と茶化しながら照れ隠しをする湊が微笑ましい。
湊は、シンに対しても咲に対してもちゃんと向き合えず、逃げてばっかりの自分を不甲斐なく感じるが、ついに意を決し、咲を呼び止める。「俺、本当はゲイなんだ」と、路上で土下座をしながら告白。そんな湊に対し、「バカみたい」とつぶやく咲。長年、自分と向き合うことから避けてきた元カレに対して、1人で抱え込まずに、隠さず言ってくれればよかったと言える咲がかっこいい。「ちゃんと幸せになってね」と背中を押してくれた咲のおかげで、シンとのこともハッキリさせないと、と思えるようになっていた。
場面は変わり、昼間の「みなと商事コインランドリー」に一人の少年が現れた。湊は既視感を覚えたが、その少年は実はシンの弟だった。その後やってきたシンの妹・桜子(豊嶋花)に、シンの誕生日会に誘われ、参加することに。
一方、医者を目指すシンは、進路を決めかねていた。東京を選んだ方が選択肢は多いのにも関わらず、地元の大学と迷っている理由を尋ねる佐久間先生(福士誠治)。シンは「好きな人がいます。子どもの頃からずっと想っていた人なんです」と答えた。
次週は、シンと湊が10年前に会っているかもしれないという、驚きの過去がいよいよ明らかになりそうだ。シンと湊だけでなくシンの同級生・明日香(奥智哉)と佐久間先生の甥・柊(稲葉友)との関係性からも目が離せない。
(文:田幸和歌子/イラスト:月野くみ)
【第7話(8月17日[水]放送)あらすじ】
夏休みに入り、湊晃(草川拓弥)は水泳部のコーチとして部員の指導をしていた。そんな中、香月慎太郎(西垣匠)の誕生日会への参加のお誘いが。シンへのプレゼントを買いに行った帰り道、湊は佐久間先生(福士誠治)に遭遇し、一緒にすいかシェイクを飲むことに。その姿を目撃したシンは湊と交わした約束を忘れられたと2人は険悪に・・・。気まずいままシンの誕生日会を迎えた湊。2人は仲直りできるのか・・・?そして、シンから語られた10年前の出来事とは・・・
◆番組情報
ドラマ Paravi『みなと商事コインランドリー』
毎週水曜深夜0:30からテレビ東京系で放送
動画配信サービス「Paravi」で21:00より毎話独占先行配信
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