超特急・草川拓弥のドラマ初主演作『みなと商事コインランドリー』(テレビ東京系)の第4話が7月27日に放送された。漫画・缶爪さわ、原作・椿ゆずによる同名作をもとに描く、恋に臆病なアラサー男子とピュアすぎるイケメン高校生の年齢を超えたラブストーリー。

熱で寝込んでいたアラサーのコインランドリー管理人・湊晃(草川)は、長身イケメン高校生の香月慎太郎(西垣匠/以下、シン)に迫られる夢を見てしまい、狼狽える。そんな中、商店街の昔馴染みの英明日香(奥智哉)が湊の家を訪れる。しかも、クラスメートのシンも一緒に。シンは湊が連絡してくれなかったことを怒り、心配し、世話を焼きたがり、その様子を見た明日香が「付き合ってられねえ」と去ったことで2人きりに。

湊の額に手を触れて発熱を確認すると、「俺が代わってあげられたら良いのに」と目を潤ませるシン。さらに湊の頬に手をあて、言う。

「すげー可愛いです」

夢の影響もあってシンを意識してしまう湊は、自身の中の恋心を必死で否定し、勘違いだ、熱のせいだと自分に言い聞かせるが・・・・・・。実際、夢には願望や不安が出ることが多い一方、夢がきっかけとなって自分の本心に気づいてしまうのはリアルによくあるケースだろう。

ある日、仕事に復帰した湊は、下着泥棒を発見し捕まえようとするが、突き飛ばされてケガをしてしまう。そこに来たシンが、下着泥棒をあざやかに投げ飛ばした。見事なヒーローぶりだが、シンは湊のケガをした手を見つめて、「俺がもっと早く来てたら」「ケガさせるなんて自分が許せない」と泣きそうな顔に。

すると、自分を責めるシンの胸ぐらをつかんだ湊は「勝手に自分のせいにして、泣きそうな顔すんな、バカ!」と叱る。そしてそのままキスしそうになるが、ふと我に返り、必死に自分の思いを否定する。

しかし、シンへの愛おしさが溢れ、思わず感情的になってしまったのであろう言動を、シンは勘違いしていた。湊が自分を殴ろうとしたと思ったシンは、明日香に相談。その後、手料理を作って、湊の「快気祝い」の会を開き、公開授業の体育を見に来てくれと誘う。

絶対行かないと言っていた湊だが、もちろん来ていた。しかも、帽子にサングラス、マスクという、不審者に見えかねない変装をして・・・・・・。にもかかわらず、女子の声援を浴びるシンと、明日香が競り合う中、思わず熱くなった湊は「頑張れ!」「諦めるな!」「シン、行け~!」と大声で声援を送る。人目も気にしない行動だが、逆に湊はそんな自分に少し安堵していた。それは「こんなにも穏やかにあいつの成長を見守ってやれてる」ということから、自分の気持ちが恋ではないと確認したためだ。

しかし、そんな湊に声をかける人物が。なんとかつて恋した佐久間先生(福士誠治)である。シンや明日香のクラスの担任が産休に入り、その代わりに来たのが佐久間先生だったのだ。佐久間先生と湊の間に流れる空気に胸騒ぎを覚えたかのように、そっと手を伸ばし、湊の袖を引っ張るシンが切ない。

波乱の予感だが、なんだか面白い展開になってきた。

(文:田幸和歌子/イラスト:月野くみ)

【第5話(8月3日[水]放送)あらすじ】

高校時代に想いを寄せていた担任・佐久間孝之(福士誠治)と再会し、思わずその場から逃げ去ってしまった湊晃(草川拓弥)。香月慎太郎(西垣匠)からの連絡も無視し、今も佐久間先生のことが好きなのかと自問自答していた。
まっすぐに想いをぶつけてくるシンに対し、昔と何も変わらず逃げ続ける湊は、ついに先生とケリをつけることを決意!先生と話をするため、駄菓子さくま屋に向かうが、いたのは先生の甥・佐久間柊(稲葉友)で・・・。

◆番組情報
ドラマ Paravi『みなと商事コインランドリー』
毎週水曜深夜0:30からテレビ東京系で放送
動画配信サービス「Paravi」で21:00より毎話独占先行配信