【ネタバレ】『理想ノカレシ』光琉の秘密が明らかに･･･！　契約恋愛はどうなる？

エンタテインメント

2022.07.19

大政絢が主演、佐藤大樹（EXILE／FANTASTICS from EXILE TRIBE）が共演するTBSドラマストリーム『理想ノカレシ』の第7話が放送。

突然、優芽子 (大政) の会社に乗り込んできた人気アイドルの葵 (堀未央奈)。顔を隠さずやってきた葵の様子に周囲もざわつき、たまらず優芽子は別の場所へと連れ出すのだった。冬馬（小宮璃央）から光琉（佐藤）と優芽子の関係が契約恋愛だったことを聞いていた葵は、優芽子に5万円を握らせると契約恋愛を終わらせるようと迫る。

さらに、光琉の職業はWEB漫画家であること、そして優芽子との契約恋愛をネタにした漫画連載を書いていたことを明かし、優芽子は大きなショックを受ける。光琉が優芽子に話したいことがあると言っていたものの、タイミングが合わず、明かせなかった大事な話を葵の口から聞くというまさか展開に！　葵から聞く前に、光琉が話していれば･･･優芽子はここまでショックを受けることもなかったかもしれないが･･･。

その後、葵から優芽子に秘密を打ち明けたことを聞き焦った光琉は優芽子の部屋へと急ぐ。一方、家に帰った優芽子は、光琉のWEB漫画『理想ノカレシ』を読もうとしていた。それは以前、冬馬が優芽子に教えてくれた漫画だったのだ。あらすじを聞いて、自分と光琉のことだと確信する優芽子、勘のいい冬馬も気付き･･･。

光琉は事情を説明しようとするも優芽子は拒否し、そこに葵と光琉の交際報道も飛び出し、優芽子はたまらず部屋を飛び出してしまう。「だますつもりなら、全部、嘘でよかったのに」･･･気持ちが光琉に傾いていた優芽子の言葉が心に刺さる。優芽子に拒絶されてしまった光琉の話を、恋のライバルでもある冬馬が聞く展開も胸アツだ。

そして、優芽子は傷ついた自分を癒してくれる、あまりにも優しい冬馬に、なぜ自分を好きになってくれたのかを問う。すると、小さい頃、女性的なものに興味を持っていた冬馬のことを笑わず、肯定してくれたことが、冬馬が優芽子を好きになったきっかけだったことを明かし、「10年好きでいられたし、あと10年、余裕で待てるぐらい好きだよ」と告白。

だが、「だから優芽子には幸せになってほしい」と続け、「俺の好きな優芽子がいるから」と光琉の漫画を読むように促す。冬馬が改めて優芽子のことを好きだと伝えながらも、優芽子のために、自ら身を引こうとしていることも感じられて...あまりにも心が痛い。光琉が好きになった優芽子もまた、自分と同じだったことが冬馬の決断を後押ししたのかもしれないが、優芽子の家を出て、一人歩く冬馬が涙して「俺もバカだな」とつぶやく姿が本当に切なかった。

冬馬に後押しされ、光琉の漫画を読み進める優芽子。走馬灯のように光琉との思い出がよみがえり･･･。そして、ようやく優芽子は光琉と会い話を聞くことに。葵の自分への好意を知りつつも向き合うことを避けていた自分が悪かったと明かし、漫画のことはもっと早く話すべきだったと伝える。

漫画家になりたくて上京しデビューするも、うまくいかず焦る中、優芽子と出会い、最初は自分のためだけに優芽子と自分のことを漫画に描いていたのだという。試しにそれを編集者に見せた時に褒められ、欲が出たんだと思うと吐露。すると優芽子は漫画を読んだことを伝え、心を込めて2人のことを描いていた光琉に「うれしかった」と伝えるのだが･･･。たとえ漫画でハッピーエンドだとしても、現実はその先を生きていかなければならない。そう考えた優芽子は、光琉との契約恋愛に終わりを告げたのだった。

優芽子と光琉の契約恋愛関係についにピリオドが打たれた第7話。この2人だったからこそ身を引いた冬馬や、光琉が優芽子のことが好きなことを認めたくないが認めざるをえない葵、優芽子を巻き込む光琉に対して物申す水上･･･と2人をとりまく恋模様にも変化があったのだが、優芽子と光琉の運命の歯車が狂ってしまったよう。

初恋の神宮寺君として接してきた青年を、いつのまにか神宮寺と呼ぶこともなく「光琉」と呼んでいた優芽子。光琉と別れた後、自分の涙の理由を分かっていて「知りたくなかった」という優芽子に、もう自分の気持ちに蓋をして涙しないで！と応援したいところ。理想のカレシを求めてきた優芽子の現実にハッピーは訪れるのか？　最終話の展開に期待したい！

（文：小松加奈／イラスト・月野くみ）