『理想ノカレシ』佐藤大樹インタビュー！　学園の王子様キャラに「苦戦した」

エンタテインメント

2022.07.19

毎週火曜深夜24：58から、TBS深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」で大政絢主演ドラマ『理想ノカレシ』が放送中。本作は、「TBS連ドラ・シナリオ大賞」第4回大賞受賞者の渡邉真子が原案、第5回の入選者である木村涼子が脚本を担当し、仕事をバリバリとこなす"ハイスペック女子"の主人公・小野寺優芽子（大政絢）と優芽子の初恋の人と瓜二つのミステリアスな青年・光琉（佐藤大樹）たちの恋愛模様を描いている。今回、初めての一人二役に奮闘している佐藤大樹にインタビューし、演じる際に意識していることや共演者である大政、堀未央奈の印象、印象的だった撮影などを聞いた。

――放送開始後、実際に仕上がった映像を見られての感想は？

とにかく画作りが綺麗だなと。撮影中から思っていたのですが、実際に編集されたものを見るとより綺麗でファンタジー作品を見てるような感覚です。オリジナルストーリーで先が読めない上にものすごくテンポがいいし、展開も早くて、終わり方も次が気になるような感じで毎話いいなと思います。いち視聴者として見ても魅力的な作りになっているなと感じました。

――周囲からの反響はいかがでしたか？

SNSなどを見ると、ひとつ前の出演作『liar』と全く別の役柄だったので、振り幅の大きさを褒めてくださる方もたくさんいましたし、単純に今回のお芝居をすごく評価してくれてる方もたくさんいて、とても嬉しかったです。FANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバーもリアタイしてツイートをしてくれたり、感想を言ってくれるのでありがたかったです。

――今回一人二役ということで、演じる際に意識したこと、大変だったことはありますか？

神宮寺くんはクラスや学園の王子様という肩書きのあるキャラクターで、ただただかっこいいだけでなく普段の自分にはないような一面を見せなければと思ったのですが、僕は学生時代は人気者というような立場ではなかったので、どうすればいいのかと苦戦しました（笑）。

光琉の場合は、優芽子さんと出会ったときに、"謎の青年"という肩書きだけ分かっていて名前も分からないキャラクターだったので、謎めいた部分を多めにしようと思いながら演じました。なので、見ていただいてる方にも最初は「この人はなんでここにいて、ここまで優芽子に近づいてくるんだ？」と思っていただけたらいいなと。話が進んでいくにつれてようやくわかってくることが多いので、そういった謎めいた部分を出すのは大変でしたね。光琉は髪型や容姿がどんどん変わっていって、ファッションも優芽子さんの"理想ノカレシ"に近づけていっているはず！　そういうところも見どころになっていると思うので、Paraviでぜひ過去回も併せて楽しんでいただけたらと思います。

――胸キュンシーンの多い作品かと思いますが、演じていてドキッとしたシーンは？

3話で光琉が優芽子さんと一緒にショッピングしたり居酒屋に行ったりするシーンは、本当のデートという雰囲気だったのでキュンとしました。あとは4話で酔っ払いに絡まれてる優芽子さんを助けるシーンがあるんですけど、連絡が少しの間途絶えてしまってから久々に優芽子さんの前に現れて、おんぶをしながら光琉が初めて自分の身の上を語るんです。初めて自分をさらけ出す場面なので、光琉の新たな面を見れて皆さんもときめくんじゃないかなと思います。

――優芽子役の大政さんと葵役の堀さんの現場でのご印象は？

大政さんは"THE・座長"という印象です！　すごく気遣いのできる方で、初日から現場を盛り上げて引っ張っていこうという意思がすごく伝わってきて、僕はそれをアシストしたいなと思いましたし、ついていきたいなというふうに感じています。カメラ回ってないときも常に話しかけてくださったり、スタッフさんとのコミュニケーションの取り方もナチュラルで、かっこよくて頼もしいです。

堀さんは今回初共演なのですが、「Be With You」という人気のアイドルグループに所属しセンターを務めているキャラクターというだけあって、華やかさとかオーラをとても感じましたし、ダンスビデオを見たときは目つきも表現力もガラッと変わるのですごいなと思いました。葵が光琉のことを一途に思ってる姿はかわいらしく、微笑ましいシーンが多いと思うんですが、そのギャップを出せるのが素晴らしいなと。お2人と共演できてすごく楽しいです。

――佐藤さんが思う"理想ノ〇〇"を教えてください。

最近"理想ノ親孝行"というのを考えていたんです。いつかは家を買ってあげたい、マイホームを建てたいという思いがあります。あと年に一回、家族旅行に行くのが好きなのですが、これまで母が計画してくれたりしていたので、いつかは自分が計画していけたらなと思っています。

――視聴者の方へメッセージをお願いします。

光琉の正体が明らかになっていくにつれてどんどん面白くなっていってると思います。3話くらいまではすごくきゅんきゅんする場面が多いんですけど、中盤以降はリアルな人間模様が浮き彫りになって物語に深みが増して、果たして2人はどうするのかというところに焦点が当たっていくのでぜひ注目して見てほしいです。僕も台本を読んで面白いなと思いましたし、特に7、8話と行けば行くほど、苦しいシーンもたくさんあったりして、僕も仕上がりがとても楽しみです。いち視聴者として、自分が出てないシーンを見るのも楽しみなので皆さんと一緒に楽しみたいと思います。