テレビ東京7月クール放送のドラマ『赤いナースコール』。企画・原作を秋元康が務める完全オリジナルドラマで、奇妙な病院を舞台に連続殺人事件の謎に迫っていく"5分に1回の恐怖"がテーマのラブサスペンスとなっている。そんな本作で、事故をきっかけにとある病院に入院し、様々なトラブルに巻き込まれながらも、恋人への愛を胸に困難な状況を何とか切り抜けていく主人公・春野翔太朗を演じる佐藤勝利（Sexy Zone）にインタビューを行い、役作りや撮影への意気込みについて話を聞いた。
――まず、台本を読んだ印象を聞かせてください。
第1話の脚本が僕の手元にあるのですが、怖いですよね。病院や病室という密室を舞台に、その中で、次々に人が亡くなっていくなど、奇妙な事件が起こります。よく分からないものってやっぱり怖いし、"生きている人間による怖さ"が強い作品かなと思いました。
――今までご出演されてきた作品とは系統が異なるように感じますが、新鮮味は感じますか？
そうですね、今まであまりやってきていない作品だと思います。サスペンスというか、ミステリーというか。実は、（監督から）「教えないぞ」「ここは伏せておきましょう」と言われたり、結末も教えてもらえていなかったり、僕もまだ全然分かっていないんです。僕も展開を知らずにやった方が良い、ということだと思うんですけど。なので、僕も視聴者のみなさんと一緒で、どんな展開が待っていて、どんなドラマになっていくのか非常に楽しみにしています。
――そういった"先の展開を知らされない"ということも初めてですか？
そうですね。この間、台本の内容もめちゃくちゃ変わって。びっくりしています（笑）。
――撮影前とのことですが、佐藤さんからは現時点で春野翔太朗はどんな人物に見えますか？
翔太朗はきっと何事にも全力。正義感も強くて、目の前のものに必死なキャラクターかなと思います。それから、彼女のアリサのことがすごく大好きなんじゃないかな。
――脚本家の役ということで、ビジュアル面で何かアイディアを出したいことや、自分の中でのイメージはありますか？
衣装合わせの時に、試しで"人気のある脚本家"に見えそうな服を着てみたのですが、みんなで「これは違うね」ってなりました。ちょっと才能が欠けていそうな感じの要素を出したかったので、結果的には、ラフというか、服のセンスも少し欠けているというか、古いというか、そういう感じになりました。
――ギブスだったり、車いすに乗っていたり、動けない中でのお芝居が多そうですが、そのあたりはどう思いますか？
「腕の筋肉が大変だろうね」みたいなことは話していました。とはいえ、怪我をするときって突然だと思うので、「車いすのために腕の筋肉をつけておこう」というのは、また違うのかなと。徐々にそういうこと（筋肉がつく、車いすやギブスの扱いに慣れる）ができるようになっていけばリアルかなというのは、頭の片隅に置いていましたね。
――舞台が病院ということで、病院にまつわるエピソードがあれば教えてください。
病室で点滴を打ちながら歌詞を書いたことがあります！デビューして3、4年の頃ですかね。そういった、少し変わった環境の時にしか出てこない言葉はあると思います。その歌詞自体は、悲しげではあるけれど、そこまでシリアスというわけではなかったんですが。
――主演として、どのような撮影現場にしていきたいですか？
共演のみなさんがすごく個性的で、本当に豪華な方達だなと思うので、そんなみなさんと一緒にお仕事ができるのが僕自身すごく楽しみで、色々なことを学べる場所になるんだろうなと思っています。大先輩もたくさんいらっしゃるのですが、物怖じせず、色んなことを試せるような空気感を以て、そこで生み出せるものがたくさんあるような現場になればいいなと思います。現場が楽しくなるように、ということは考えますが、特に「座長だから」ということは意識していないです。
――もしも佐藤さんご自身が、このドラマの舞台のような怪しい病院に入院してしまったらどうしますか？
え～、嫌ですね！事務所のスタッフさんに連絡して、「他に良い病院知ってますか？」って聞きます（笑）。
――サスペンス、ミステリー、そしてちょっとホラー要素もある作品だと思うのですが、出演するにあたって怯える演技の練習をしてみた、など何か準備はされていますか？
怯える芝居が多くなるというのはありますよね。恥ずかしいんですが、鏡を見ながら「ここまで驚くと逆に怖くないな」とか、そういうチェックはしていますね（笑）。
――怯える準備もバッチリということで、作品への意気込みをお願いします
どうなっていくのでしょうね･･･。僕も展開が読めないところもありますし、"どうなっていくのか分からないこと"自体を楽しみにしながら撮影に挑みたいと思います。
◆番組概要
ドラマプレミア23『赤いナースコール』
2022年7月11日（月）スタート
毎週月曜23：06～23：55放送（テレビ東京ほか）
地上波終了後、動画配信サービス「Paravi」にて配信
（C）「赤いナースコール」製作委員会
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