髙橋ひかるが主演するTBSドラマストリーム『村井の恋』の第7話が放送。互いに勘違いをしていたことが発覚した田中 (髙橋) と山門 (浅香航大)。山門にかなり重めのオタクだということがバレたものの、山門の動きを警戒してか、村井 (宮世琉弥)は田中と距離を取るように。そんななか、田中が引率で参加する学園恒例の教頭と行く真冬のガチキャンプへ行くことになる物語が描かれた。
キャンプの直前で教頭が風邪を引き、引率する田中を心配してか、急きょ山門がキャンプに参加することに。村井は、田中をフォローする山門を見て、2人の関係に嫉妬したようで...。山門との関係に嫉妬する村井の"恋する男子感"がキュートに描かれていた。さらに、田中と村井はみんなからはぐれてしまい、森をさまようという"王道"の展開に。
一方、熱を出して不参加だった平井(曽田陵介)の元に、弥生 (原菜乃華)がやってくる。平井は東大合格を目指して勉強を始めたがゆえに、熱を出してしまったらしい。平井に弥生に「頭が悪い」と拒否されたことがきっかけで、真剣な想いだということを分かってもらうために、本気で勉強を始めたのだった。それを知った弥生の心中が気になるところだ。
田中と2人きりになった村井は、これまであえて田中と距離を取ってみたものの、少しも思い通りにならなかったと明かす。そして、田中と「結婚したい」と進路希望を書いてから8ヵ月、思い通りにはなっていないが、田中と2人で過ごす時間を少しでも長く味わっていたいと言う。そんな変わらぬ真っすぐな村井の恋心がまぶしくて、思わず微笑ましい気持ちになってしまう。
ふと、田中はなぜ自分のことが好きなのかを村井に問う。村井の脳裏に浮かんだのは、ベースを弾きながら歌う制服姿の田中。この意味深な1シーンがかなり気になるところ。村井は約束があり、その理由を言ってしまうと負けになってしまうと言って答えをはぐらかす。
今度は村井がなぜ田中が春夏秋冬のことを好きになったのかを質問。「目...ですかね」という田中は小中高、ハブられていたと明かし、一瞬だけ友達になれた人の目を、春夏秋冬を見た時に思い出してしまったのだと言う。ふいに田中に近づく村井は、きっと自分の目を見てほしかったのだろう。田中が驚いて離れてしまったが、村井が田中を好きになった理由が、そんな村井の言動や行動に潜んでいるように思えてならない。
その後、無事に田中と村井が見つかり、キャンプ場では"伝説のカレー"作りがスタート。そこで山門と交流を持つうち、山門の生徒思いの一面を知っていく村井と桐山。そんな山門を桐山は、村井の最強の恋のライバルになるのではと危惧する。
そんな中、田中と山門が2人きりになることになり深い話をしあうように。その中で、田中は自分は教師になりたかった母親へのあてつけのために教師になったこと、だがそのあてつけは母親の死によって伝えられなかったことを打ち明ける。自分を最低、不謹慎だと言う田中を山門は「違うな。お前はただお母さんに褒められたかったんだよ」と優しくフォロー。「ポエマーですか?」と突っ込む田中の言葉を否定しない山門。ポエマーみたいな温かい言葉を掛けながら、「えらいな」と田中の頭をポンポンし...。
「辻斬りやん、こんなん。はにかみ笑顔でベタ褒めから頭なでとか、ココアにホイップクリームやん。嫌いな奴、おらんやん」
何故か独特のワードセンスかつ関西弁(笑)ですっかり山門に心を奪われてしまった田中に、妄想の中の武将たち「ちょろすぎる」と苦言、春夏秋冬は「村井は何をしている」と心配し...田中の心の中はすでにカオス状態! そんな田中を残して、山門は見回りに行くなか、田中の元に村井が現れ、改めて告白。
「好きです、綾乃さん」
綾乃さん!? ついに田中のファーストネームが明らかに! そして、その名前を村井が口にしたことにも驚きだ。動揺した田中は「いい加減にしなさい」と説教をするも、子ども扱いする田中に村井も反抗。
「あなたのいない未来に僕の生きる場所はない」
その言葉が村井の想いの強さを物語る。そして「諦める才能がなくてすみません」と言い、田中に近づき...その様子を休んでいたはずの教頭が目撃してしまう!
田中と山門との関係に焦りを感じた村井が行動に出た第7話。村井の並々ならぬ田中への想いが改めて明らかになり、田中を好きになったワケがより気にならずにはいられない。田中の過去や、山門の真意も見え始め、春夏秋冬一筋だった田中の心がこんなにも揺れるとは...。妄想の中の春夏秋冬が村井を応援し始めるようになったり、村井を好きだった弥生も平井がくっついたりするなど、周囲の新たな変化が田中と村井にどんな影響を与えるのだろうか。
そんななか、"先生と生徒"の恋という禁断の関係が問題視されることは必至の状況に! 田中と村井がどう出るのか、ドキドキハラハラの展開から目が離せない!
(文:小松加奈/イラスト・月野くみ)
【第8話(5月24日[火]放送)あらすじ】
突然頬にキスしてきた村井 (宮世琉弥) に呆然としてしまう田中 (髙橋ひかる) だったが、よもやそれが写真に撮られていたとは・・・。しかも教頭 (小松利昌) のカメラだったということもあり、後日、田中は教頭に呼び出されていた。
教師生命が危ぶまれた田中だったが、桐山 (伊藤あさひ) と山門 (浅香航大) のファインプレーによりなんとか誤解は解消。しかし、山門の「田中と交際している」という嘘を聞いた村井はショックを受け、救急車で運ばれてしまう。
村井がしばらく欠席すると聞き、自己嫌悪に陥る田中。これまでの学校生活を振り返りながら、このままではいけないと思った田中は、村井の生活を守るため教頭に辞表を提出する!
村井に想いを馳せ田中は、過去に彼と出会っていたことを思い出し・・・。
◆放送情報
『村井の恋』
毎週火曜深夜0:58から、TBSにて放送。
動画配信サービス「Paravi」で先行配信中。
(C)TBS
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