倉科カナが主演するテレビ東京のドラマ『寂しい丘で狩りをする』の第3話が放送。

探偵のみどり(倉科カナ)の依頼人で図書館司書・敦子(久保田紗友)は、敦子を強姦した罪で服役し復讐を企てる男・押本(丸山智己)に居場所を特定され、必死で逃げていた。押本に見つかってしまうも、運よく人が通り過ぎ、押本は敦子から離れていくが、敦子が感じた恐怖は計り知れないものがある。

一方、レストランでの誕生日ディナーを終えたみどりと恋人で刑事の浅野(平山浩行)は、浅野の家へ帰宅。食事中にみどりの元交際相手である久我(竹財輝之助)がケーキを持って現れ、浅野にみどりから遠ざけられた後も、持ってきたケーキをむさぼりながらみどりを見つめ続けていた。そんな一件もあり、「これからは俺がみどりを守るから」と言う浅野の言葉に、みどりも安心した笑顔を見せるが・・・。そんな折、敦子からみどりに「押本が家に来た」という電話がかかってくる。

すぐに駆け付けたみどりに、警察には通報しないでほしいという敦子。敦子は押本に「通報したら殺す」と脅されていたのだ。「私は押本に殺されるしかないんでしょうか・・・」と怯える敦子を放っておけないみどりは、自分のマンションでかくまうことに。その頃、押本は敦子の家に侵入し、敦子が自分の動向調査をしていた書類とみどりの名刺を見つけていて・・・。どこまでも敦子を追い回す押本の復讐心にゾッとせずにはいられない。

「狩られる側はずっと恐怖に怯え、身を守り続けなければならないのだろうか」
みどりの意味深なモノローグが物語の新たな展開を予感させる。

敦子はみどりの家でヘミングウェイの小説「老人と海」を見つける。「人間は負けるように作られてはいないんだ。殺されることはあっても」と敦子が本の一節をつぶやくと、「負けることはないんだ」と続けるみどり。男たちからの恐怖と戦っている2人が言うと、その言葉もどこか意味深に聞こえてくる。

図書館司書の敦子は、同僚の遠山大輔(黒羽麻璃央)との食事に出かける予定だったが、押本のこともあるため、諦めようとしていた。だがみどりは、日常の喜びまで奪われてはいけないと食事に行くことを勧め、押本を警戒し催涙スプレーを渡す。そこまで気遣ってくれる理由を問われたみどりは、自分と久我のことを思い出しながら、「友人に似たような経験をした人がいて。押本みたいな人間、許せないんです」と話すのだった。そんなみどりを、押本が狙っていて・・・。

1人でみどりの家にいた敦子は、みどりの恋人だと名乗る久我を家に入れてしまう。そこへ、みどりが帰ってくる!表情が曇り「帰って!」と久我に言うみどりに敦子もただならぬ空気を感じつつ、みどりに促され外出。部屋に残った2人。みどりは久我に何をしに来たのかと問うと、久我は、みどり以外の女性のヌードを撮ったことを詫びる。これだけみどりに拒まれても、一方的な愛を貫こうとする久我が本当に怖い!さらに自分の愛をみどりに信じてもらおうと、みどりの顔を掘ったタトゥーを見せる。恐怖のあまり怯えて言葉がでないみどりだったが、「私は、あなたのことが、この世の誰よりも嫌いだから」と言葉を振り絞ると、久我はみどりの首を絞め・・・!絶体絶命のピンチに家のチャイムが鳴った。

みどりの元交際相手である久我の身元調査に乗り出していた刑事の浅野は、久我が元恋人からストーカー被害を出されていたこと、その元恋人がみどりだったことを知る。そんな浅野がみどりの家を訪ね、みどりはインターホン越しに浅野に応対、久我は窓から逃げていった。誰よりもみどりのことを心配している浅野に、本当のことを打ち明けられないみどりの真意はどこにあるのか・・・。

出掛けていた敦子と遠山。信号待ちをしている時、突然現れた押本に道に突き飛ばされ、遠山は交通事故に遭ってしまう。「お前のすべてを奪ってやる」と言って逃げていく押本。敦子の元にみどりが到着するも、敦子は自分以外に振りかかった押本の危険に恐怖と責任を感じ、「全部私が悪いんです。私は黙って殺されます」と言う。そこまで追い込まれてしまう敦子をフォローするみどりも、やはり押本をどうすることもできず・・・。さらに、みどりが目を離した隙に敦子は自ら命を断とうとしてしまう。

「なぜ私たちばかりがこんなにも傷つけられなければならないのだろうか・・・」と自問自答するみどりは、「絶望の連鎖は断ち切らないといけない。あいつらが私たちを狩ろうとするならやるしかない。狩られる前に狩る!」と決心した表情を浮かべて・・・。そして、久我からの電話に出たみどりは、「私たち、復縁しましょう」と告げるのだった。

みどりの衝撃的な一言で幕を閉じた第3話。敦子に迫る押本の残忍さや久我の歪んだ愛が、回を追うごとに恐怖を増してくる。追い込まれた敦子、ある決心をせざるを得ないみどりはどんな行動に出るのか・・・第4話も見逃せない。

(文:小松加奈/イラスト:たけだあや)

【第4話(5月13日[金]放送)あらすじ】

探偵の桑村みどり(倉科カナ)は、元交際相手でストーカーだったカメラマンの久我(竹財輝之助)に復縁を持ち掛ける。二人が初めてデートをした埠頭へ向かうみどりと久我。復縁に喜ぶ久我は、みどりのヌード撮影をしようとカメラを構えるが、みどりのある行動により状況は一変、二人の運命が大きく変わり始め・・・。一方、遠山(黒羽麻璃央)と出掛けた夜に押本(丸山智己)によって遠山が襲われ、交通事故にあったことに心を痛め、リストカットをしてしまった敦子(久保田紗友)は、寄り添うみどりの変化を感じ・・・。さらに、押本の行方を追う浅野(平山浩行)ら警察のもとに押本が働いていたラーメン屋の店主がやってきて押本が店の金を持って逃亡したという情報が。そんな中、久我が行方不明になったというニュースが流れる。その夜、みどりの自宅に押本が現れ・・・。

◆放送情報
『寂しい丘で狩りをする』
毎週金曜深夜1:53からテレビ東京にて放送
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