髙橋ひかるが主演するTBSドラマストリーム『村井の恋』の第4話が放送。前話、夏祭りで村井（宮世琉弥）と村井の幼なじみ・弥生（原菜乃華）が手をつないで歩いているところを目撃し、動揺してその場から逃げて去るも、村井に追いかけられ、逃げた先で転びそうになったところを助けられて2人は急接近！ そんななか、騒がしい声を聞きつけて山門が近くにやってきて2人はピンチに。村井は、田中の手を取って一緒に逃げるのだった。そんなドキドキの展開から、村井が田中の「ほっぺたを食べたい」という衝動に駆られるとは！
その後、うまく山門を振り切った村井は田中にすぐに戻ると伝えてその場を離れてしまう。田中は恋する乙女ゲーム「恋する戦国絵巻」の忍者キャラクター・春夏秋冬（ひととせ）との出会いのことを思い出していた。大学に入学するも生きる意味を失っていた田中は、ふと街で目が合った春夏秋冬に心を奪われる。春夏秋冬の瞳が、田中の数少ない友人の瞳にそっくりだったからだ。やはり田中の心にずっと残る"友人"の存在が気にならずにはいられない。
村井が持ってきたお面をかぶって、村井と一緒にいる田中。その姿を村井に笑われ不本意ながらも、田中は村井がこんなにも笑う人だったのかと知るのだった。そして、まるで2人を祝福しているかのように花火があがる。来たかった夏祭りで村井と一緒にいる田中は、お面の中でどんな表情をしているのだろう。嬉しそうな顔を浮かべていたらいいなと、見ているほうがほほ笑んでしまうようなシーンだった。
「生きていてよかった」と田中と夏祭りを満喫できたことを喜ぶ村井。そんな村井に田中は、夏祭りの誘いを断るために「予定がある」と言ったことが嘘だったと告白。自分でもなぜこんなことをしたのか分からないという田中は村井に謝り、帰ろうとするのだが、村井は「許せない」と言い、3秒くれるなら田中の嘘を許せると、田中を強く抱きしめたのだった。胸キュンの展開もさることながら、田中を抱きしめた村井が、「どうも大好きです」と満面の笑顔を見せ去っていく姿も可愛すぎる！
村井が照れから立ち去ったあと、田中をバックハグする男性が...男は気配を感じ、田中を守ろうと走ってきた村井をねじ伏せ。その男は田中の兄で警察官の真雄（森崎ウィン）だった。それがわかるやいなや、「お兄さん、妹さんを僕にください」と清々しい顔で頼み込む村井。それを聞いた真雄の表情が一変し...後日、村井の顔には明らかにやられた跡が（笑）。それでも真雄に勝って認めてもらおうと村井は奮起し、田中の想いはさておき、勝った暁には「先生のほっぺたを食べてもよいでしょうか？」とお願いをする。突拍子もない村井の真っすぐな"変人"感に、田中もついていけないのがなんだか可笑しかった。
そんな中、図らずも村井の恋に加勢し、村井を鍛え上げることになった弥生。そんな2人の元に田中がやってきてやめるように村井を説得するが、弥生は田中を村井が好きだと認めることができない卑怯者だと糾弾。その弥生の言葉が田中の心に火をつけ、真雄と勝負をする村井を認めるのだった。
回想や田中の兄・真雄によって、次第に田中の過去が明らかになった第４話。春夏秋冬に似た真っすぐな瞳を持つ友人、ベーシスト・tentenなどなど、気になるワードがてんこ盛り。最初は、真雄が輩か元カレかなとヒヤヒヤするも、妹思いのいい人だと分かって安心（笑）。真雄に見せる田中の素の顔も新鮮だった。
一方、真雄に勝ととする村井が健気...だが、田中の「ほっぺたを食べたい」という独特な愛情表現に目を丸くせずにはいられない（笑）。村井の夢が叶う日は来るのか!? 第5話もお楽しみに！
（文：小松加奈／イラスト・月野くみ）
【第5話（5月3日[火]放送）あらすじ】
村井 (宮世琉弥) の真剣な眼差しと弥生 (原菜乃華) に煽られたことで、とんでもない約束をしてしまった田中 (髙橋ひかる) は、早速後悔していた。だが、約束は約束... 村井と真雄 (森崎ウィン) が戦える場を考えた結果、田中は文化祭実行委員の元へ『建部一武闘会』という企画を提案。挑戦者を募り、勝ち抜き戦で最後に学園OBのチャンピオン・真雄と戦う実戦形式の格闘大会だ。
文化祭当日。武闘会会場では、早速ハプニングが発生。真雄がウォーミングアップで本気になり、ビビった生徒たちが次々と棄権してしまったのだ。残された挑戦者は村井だけとなり、間もなく試合が始まろうとしていた。
これから試合が始まろうとするその時、村井は桐山 (伊藤あさひ) から託された勝負ピアスをそっと田中の耳につける。その距離感に思わずドキンとしてしまう田中。兄と村井、どっちに勝って欲しいのか... 揺れる田中。果たして試合の行方は... そして田中のほっぺたはいったい誰のものに !?
◆放送情報
『村井の恋』
毎週火曜深夜0：58から、TBSにて放送。
動画配信サービス「Paravi」で先行配信中。
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