テレビ東京で放送中の『~夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z』と連動し、LDH JAPANが仕掛ける史上最大のオーディション「iCON Z ~Dreams For Children」の応援番組として、毎週月曜0:30から放送中の『Dreamer乙』。GENERATIONSやTHE RAMPAGEの超貴重オーディション映像も盛りだくさんで、さらに動画配信サービス「Paravi」では未公開VTRやここでしか聞けないスペシャルな裏話も独占配信中だ。
今回、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのパフォーマー兼リーダーで、『Dreamer乙』では司会を務める陣にインタビューを行い、番組の見どころや、自身も経験してきたオーディションへの思いについて話を聞いた。
――まず、『Dreamer乙』の番組としての魅力を教えていただけますか?
『~夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z』の応援番組ということで、今進行しているオーディションの内容や参加者をより深く掘り下げるという点と、今所属しているEXILE TRIBEのメンバーそれぞれのバックボーンや個人のキャラクターを知ることができる点で、より細かい説明書のような内容です。『Dreamer Z』を観てから『Dreamer乙』を観ると、より楽しみにワクワクしてもらえるかと思います。
――進行役を務められていますが、何か苦労はありますか?
自分の話をするのが好きなので、普段だったら自分から色々と話をしたいタイプなんです。でも番組では、ゲストやオーディション参加者の魅力を伝えていかないといけないので、「どうやったら視聴者がこの子のファンになってくれるかな?」とか考えながら、なるべく良い部分を引き出していくのが難しいですね。
――ご一緒に司会を務める小森さんとはどんな間柄ですか?小森さんにお話を聞いた際、「進行役は全て陣さんにお任せしてる!」とおっしゃっていましたが・・・
年齢的には僕の方が一個上ですが、キャリアは彼の方が上なんです。普段から、一緒にお酒を飲んだりもしますね。お互い、こういったバラエティ番組やラジオをやらせてもらっているのもあってアドバイスをもらうことも多いですし、「陣さんに任せている」っていうのは完全に嘘なんで!(笑)
――あと小森さんは、陣さんとは"付き合いたてのカップルみたいな絶妙な距離感"ともおっしゃっていましたが・・・
いや、付き合ってる意識もなかったですけど!(笑)なんというか、グループ内での立ち位置が似ているところはありますね。芸人さんのボケとツッコミでいうと、両方ツッコミみたいな感じなので、番組の最中もお互いさぐり合いながらやっています。
――「Paravi」では過去回も楽しめますが、陣さん的おすすめの回はありますか?
Paravi限定版で配信されている神谷健太の秘蔵映像です!僕らも収録のときに初めて観たのですが、健太がダンスを始めて2週間くらいのときのオーディションでの映像が流れたんですよ。技術云々よりも、当時の健太少年の内なるパッションというかパワーというか・・・僕らはダンサーなので、空回りしている感じが面白く見えてしまって(笑)。
乙年表もParavi版だけで流れる部分が多いですよね。GENERATIONSの(数原)龍友さんの映像なんかも、身内の僕らですらめちゃめちゃ貴重で面白いので、ファンの方々は絶対に「見とけば良かった!」ってなると思います。
――『Dreamer Z』の方ではコーチングの様子も放送されましたが、いかがでしたか?
やるからにはその子の夢を一緒に背負う覚悟で引き受けないといけないなと思っていました。自分もデビューしてまだ5年で若手の気持ちだし、そんな自分に務まるのかなという気持ちもあったのですが、でも任されたからには、今思っていることや今まで感じたことを全部伝えようと思って臨みましたね。
――今、オーディションに参加されている方々へ伝えたいことはありますか?
改めて、"自分がアーティストになったとき、誰にどういう思を伝えたいのか"を考えると、ひとつステップアップできると思います。LDHにはLove, Dream, Happinessというテーマがあるのですが、そのテーマをどういう人に伝えたいのか。それを具体的に考えていくとパフォーマンスに説得力が出てくると思います。人が音楽で救われる瞬間って絶対にありますからね。
僕がまだ生徒だった頃、先輩のGENERATIONSの(中務)裕太さんに、「オーディションに受かって所属してからがもっとキツいから、ちゃんと覚悟しときいや」と言ってもらったのをすごく覚えていて、まさにそうだと思います。今、ダンス&ボーカルグループって戦国時代じゃないですけど、色んなグループがあって色んな方がいます。だから、自分たちのやってきたものと結果がイコールになる瞬間ってなかなかない。それってどうしようもなくて。そんな中でも自分の伝えたい思いがあると、結果を気にするよりも過程を大事にしていけるようになる。それが結果に繋がっていくこともあるというのは実感しているので、とにかく今を全力でやるしかないと思います。
――陣さんはオーディション落選の経験もされたかと思いますが、そのときはどんな気持ちでしたか?
合宿審査の一週間で全部出し切って、最後の成果発表で踊っているときは、しんど過ぎて力が入らないくらいで。当時の映像を観ると「下手くそやな」と思うのですが、あのときに気を抜いた瞬間って一切なかったんです。オーディションに落ちた悔しさというよりも、受かった人たちとの差を悔やみましたね。でも、あの期間が逆に自分を強くしてくれました。
――そんなにも辛いオーディション中、モチベーションはどうやって保つのですか?
常に頭の中にあったのは家族。特に両親は10年以上サポートしてくれていて。やっぱり、ダンスをするのってお金がかかるんですよね。衣装代とか交通費とかレッスン費とか。ダンスが好きで、自分のためにと思っていても、それだけで頑張れる幅って限られていると思います。辛いオーディションを受けている中で、もっと本気になって向き合うために一番やらなきゃいけないのは家族を喜ばせることだって自然と気持ちが変わっていたので、落ちてしまったときは、家族になんて言おうというのが一番にありました。だからそのあとにTHE RAMPAGEの候補生でと言われたときは、このチャンスは絶対逃したくないなって。どうしても家族に良い報告をしなければいけないので、そこで一気にスイッチが切替わって、「チャンスがまた来たぞ!漕ぎ続けるぞ!」みたいな気持ちがありましたね。
――オーディション期間中などにご両親にかけてもらって嬉しかった言葉はありますか?
THE RAMPAGEのお披露目のときに両親が来てくれていたのですが、僕が候補生として初めて武道館のステージに上がるわけじゃないですか。それが終わったあとに、オカンに連絡したら、泣きながら「耳聞こえへんくてな、ずっとキーンっていってんねん」って言われて。ドキドキとかワクワクとか色んな感情が入り混じって、その瞬間音が聞こえなくなったみたいなんです。きっと今まで母の中で感じていたことがあって、それがひとつ報われたじゃないけど、そういうことを表現したのかなって。母の人生の中でも、なかなか経験できない瞬間を感じてもらえたのかなと思うと、その言葉はずっと忘れてないですね。
――番組をご覧になる方やファンの方へ、メッセージを頂けますか?
僕らがインタビューなどで話すアーティストになるまでの過程って結構表面的なんですよね。ダンスをいつから始めて、どこでスクールに通って、どのオーディションで受かった、とか。そのさらに奥というか裏側を掘り下げていくと、どういうところで生活してきて、どういう人と繋がりがあって、家族の雰囲気はこうでとか、色んなもので形成されていて、今の自分のグループの中での立ち位置がある。そういうことって普段伝えきるのが難しいのですが、この番組ではそれをやらせていただいています。僕らとしてもなかなかない機会なので、ファンの方には是非見ていただきたいですね。「なんで今まで出さんかったんや!」っていうものもいっぱいあるので。今までLDHを知ってくださっていた方も、最近知ってくださった方も、アーティスティックな部分だけじゃなくて人間性などのパーソナルな部分も見て感じて頂けたら嬉しいなと思います!
◆番組概要
『Dreamer乙』
毎週月曜0:30からテレビ東京にて放送中
動画配信サービス「Paravi」では『Dreamer 乙 Paravi版』も独占配信中
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