動画配信サービス「Paravi」では、毎週金曜22:00から放送中の金曜ドラマ『妻、小学生になる。』のオリジナルストーリー『ヤコ、ショウがクセになる。』を独占配信中。本編に登場する、恋愛など見向きもせず、バイトをしまくっているデリバリー女子・弥子(小椋梨央)が、配達先で出会った謎の占い師の言葉をきっかけに、恋を探して成長していく物語が描かれている。本作で弥子と出会う"ショウ"のうちの1人、山本昌平を演じる渋谷謙人にインタビューし、自身の役どころや主演・小椋梨央の現場での印象、おすすめシーンなどを聞いた。

――最初に台本を読んだ時のお気持ちは?

30歳を越えてラブストーリーをやってみたいなという欲があったので嬉しかったです。弥子ちゃんが真っすぐ恋愛に走る姿を素敵だなと感じ、共感できる部分もあったので純粋に楽しませていただきました。ステイホームや自粛などの影響もあって、恋愛から距離を置く人が多い印象もありますが、恋愛は人生を豊かにするものだと思うので、弥子ちゃんが傷ついたりしながらもエネルギッシュに恋愛に向き合う姿が素敵だなと思いました。恋愛しづらい世の中で、みんなが弥子ちゃんを見て「恋愛って楽しそうだな」と思っていただけたら嬉しいです。

――主演を務める小椋さんのご印象は?

とても落ち着いていてしっかりしている印象です。自分が20歳の頃、現場であんなに落ち着いていられなかったです。でも正直なところ、現場では弥子ちゃんと話している感覚の方が強かったので「小椋さん=弥子ちゃん」ですね。監督の演出を聞いている時も自分の中でやりたいことが明確にあるのだろうなというのも垣間見られて凄いなと思いました。

現場では「3人の"ショウ"がいるけど、小椋さんは誰がいい?」というような雑談もしていたんですが、「章吾」といわれてちょっとだけショックでした(笑)。「章吾は一緒にいてつまらないだけで、何も問題ないから」って言っていて、ちょっと悔しかったので「でも昌平は話が合うし面白いよ」とプレゼンしておきました。

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――「30歳を超えてラブストーリーをやってみたい」と仰っていましたが、今回演じてみていかがでしたか?

撮影中に何度か映像チェックをさせていただいたのですが、若い時は自分の恋愛シーンを見返すのが小っ恥ずかしかったんですよね。でも歳を重ねて、いろいろと経験してきたことがお芝居に生かされていたり、相手に思いを伝えるということに説得力が出てきているように思うので、あまり違和感がなくなりました。
今回、弥子ちゃんとのシーンが多いので、2人の関係性を短い時間で表現できればいいなというのを念頭に置いて演じていました。

――本作でのおすすめシーンなど教えて下さい。

ゾンビのシーンですかね。監督もゾンビ作品が好きということで、演出プランなど気合が入っているのをひしひしと感じていました。弥子ちゃんとの関係性を描くうえでも大事なシーンなのでぜひ見ていただきたいです。

――『ヤコ、ショウがクセになる。』というタイトルにかけて、渋谷さんが今クセになっているものはありますか?

お茶にはまっています。「八雲白折」というのが特に好きです。甘くて昆布みたいな味がするんです。抹茶と固形茶と緑茶が混ざっているオーガニックなものなんですけど、後味が出汁みたいで、うまみがいっぱいでおいしいんです。もともとはコーヒーが好きでいつも現場に持って行くのですが、夜は飲めないのでお茶にしようって紅茶から始まって、最近は緑茶にハマってます。あとスタッフさんにも熱弁しちゃったんですけど、青山学院の近くにある「チャ アオヤマ」のタルゴナミルクティーもおいしいのでクセになってます。

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――最後に視聴者の方へメッセージをお願いいたします。

僕もどちらかというとハマってしまうとずっと考えてしまうタイプなんですよ。
弥子ちゃんが「3人のショウ」と出会い、「やったー! 最高!」となっているところから真実を知って落ち込んだりして、起伏の激しい弥子ちゃんの姿を見ていると、自分が過去に経験した辛いことや嬉しかった思い出などに繋がって、そのどれもが今とても貴重な経験だったなと感じます。出会いが少なくなった世の中で、疑似恋愛のような感覚で楽しめると思います。恋愛の楽しさや苦しさを一緒に味わっていただけたら嬉しいです。


◆番組情報
『妻、小学生になる。』
毎週金曜日22:00からTBS系で放送中。
地上波放送後、動画配信サービス「Paravi」でも配信中。
Paraviオリジナルストーリー『ヤコ、ショウがクセになる。』も独占配信中。
(C)TBS