Plus Paraviが注目する人物にフィーチャーする「オシダン!plus」。今回は動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で独占配信中のオリジナルストーリー「じゃない方の夜~恋は突然、生まれない。~」にイケメンバーテンダー・遥輝役で出演する小西詠斗にインタビューした。

本日放送の最終回に向けて、"彼女"の恋の沼に落ちた主人公・雅也(濱田岳)が、妻か彼女かどちらを選ぶのかに注目が集まる、秋元康が企画・原作を務める完全オリジナルの連続ドラマ『じゃない方の彼女』のオリジナルストーリーとなる本作。「全ての女性を愛してしまう」不倫を愉しむバツ3男・片桐修一(山崎樹範)が主人公で、とあるワインバーを舞台に、片桐の前に偶然現れる素敵な女性たちを恋に落とすため、イケメンバーテンダーを巻き込みながら、片桐が斜め上の恋愛論を展開する姿を描いている。

今回、小西に本作に出演が決まった時の気持ちや俳優になったきっかけなどを聞いた。

少しは大人っぽさが出せたかなと

――出演が決まった時のお気持ちは?

舞台に出演させていただくことが多かったのですが、映像などいろんなことに挑戦してみたいという気持ちがすごくあったので、とても嬉しかったです。でもバーテンダーってとても大人なイメージがあって、僕はあまり大人っぽくはないと思うので心配な気持ちもありました。

――バーテンダー役で何か準備したことはありますか?

バーテンダーの所作を全然知らなかったので、当日現場でいろいろ教えていただきました。ワインのそそぎ方が結構難しくて苦戦したのですが、楽しかったです。僕はワインを普段飲まないのですが、500円くらいのワインを買って家で注ぐ練習をしていました!  あとバーテンダーとしてのカッコいい仕草なども教わったので少しは大人っぽさが出せたかなと...本番では緊張してワインがこぼれない程度に震えたりしていたんですけど、役柄的にちょっと不器用な子なので逆に良い塩梅で出来たんじゃないかなと思います(笑)。

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――山崎さんとの共演はいかがでしたでしょうか?

引き出しが多すぎて「そんなやり方あるのか...!」と驚きが多く、役者仲間に「山崎さんすごすぎてバケモノだよー!」って言っちゃいました(笑)。共演させていただき、とても勉強になりました。表情の作り方も面白くて、撮影中何度も思わず笑ってしまいました。表情だけで伝えるという経験は今まであまりなかったので、ヤマシゲさんのお芝居を見てそういうことかと理解できた気がします。抑揚や声のトーンの使い分けなどもすごくて、後半にかけて僕も意識して取り込んで演じられるように頑張りました。

――恋のサポートをする役回りご自身は?

そういうのめっちゃ好きなんですよ。自分も幸せな気持ちになって嬉しいんですよね。
そして劇中でも一生懸命アシストしています!(笑)

――おすすめのシーンは?

コスプレの場面が結構出てくるのでぜひ見ていただきたいです。オールバックにしたりしていて、人生で初めてリーゼントに挑戦しました。怪盗キッドとかいろんな恰好をして楽しかったので皆さんにも楽しんでいただけたら嬉しいです。

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――本作を通してご自身が成長したなと感じることはありましたか?

ヤマシゲさんがいろんなアプローチで演じられているのを見て、自分でも挑戦しながら、もっと勉強しようと強く思えるようになりました。あと今まで舞台の作品が続いていたのですが、同じお芝居でも映像では表現が全然違うんだなというのを改めて感じました。テンポが違うんですよね。撮影していく中でそういうことに気づけてからは演じやすくなったなと思います。舞台も映像作品も楽しいのでこれからも色々と挑戦していけたらと思いました。

――もともと芸能界、お芝居を始めようと思ったきっかけは何だったんでしょうか?

高校3年生の終わり頃に知り合いとコンテストに出場したことがあったんです。その時は明確な目標はなかったんですけど、ファイナリストの方々のお話を聞いてすごく刺激をもらいました。当時人前で話すことが苦手だったんですけど、このままじゃダメだなと思ったんです。

それからお芝居に興味を持って、一度舞台に出演させていただいたんですけど、何にもできなくて、センスないんだなと諦めて地元の大学に行きました。

でもまた小劇場の舞台に呼んでいただいて、その時に自分なりに「こういう言い回しをしたらもっと良くなるんじゃないか」とか、自分で考えたものを稽古場に持っていったときにちょっとずつ評価していただけるようになったんです。自分が考えたプランが初めて認められることがめちゃくちゃ嬉しくて、これを仕事にできたら楽しいだろうな、嬉しいだろうなと、その時に強く役者になりたいという気持ちが芽生えました。

ヤマシゲさんのようなすごい俳優さんたちを間近で見ていると、果てしない世界が広がっているんだなというのを感じてすごく怖くなりますし、不安にもなるんですけど、一生懸命頑張るしかないなと自分に気合を入れています。

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――これまでに出演されて苦悩した作品などありますか?

「刀剣乱舞」という作品です。すごい先輩方に囲まれて、初めての殺陣だったり、これまでに経験したことないお芝居で考えることが多すぎて、冷静に客観的に考えられなかったことが多かったと思います。指導いただいたことを当時は理解できないことも多くて...でも経験を重ねるごとに「ああそういうことだったんだ」と理解できることがどんどん増えて、ちょっとは成長出来ているのかなと感じました。それで少し自信が出てきて舞台やミュージカル、ドラマ、歌などもやってみたいと思えるようになったので、いろんなことに挑戦していきたいですね。

――最後にメッセージをお願いします。

片桐さんの面白くてすぐ実践できるような恋愛テクニック、小技がたくさん詰め込まれているので、ぜひ笑いながら参考にできそうだったら参考にしていただき、片桐さんの恋の行方を追っていただけたらと思います。僕も一生懸命アシストしているので、2人のコンビネーションも楽しみにして、たくさんの方に見ていただきたいです。

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(撮影:高橋将志)

◆放送情報
『じゃない方の彼女』
毎週月曜23:06からテレビ東京系で放送。
※12月27日(月)は23:11から放送。
地上波放送終了後には、動画配信サービス「Paravi」にて配信中。
Paraviでは、『じゃない方の彼女』とParaviオリジナルストーリー「じゃない方の夜~恋は突然、生まれない。~」も配信中。