Plus Paraviが注目する人物にフィーチャーする「オシダン!plus」。今回は動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で独占配信中のオリジナルストーリー「じゃない方の夜~恋は突然、生まれない。~」にイケメンバーテンダー・正太郎役で出演する水石亜飛夢にインタビュー。妻と"彼女"の間で揺れ動く濱田岳主演、秋元康が企画・原作を務める完全オリジナルの連続ドラマ『じゃない方の彼女』のオリジナルストーリーとなる本作は「全ての女性を愛してしまう」不倫を愉しむバツ3男・片桐修一(山崎樹範)が主役で、とあるワインバーを舞台に、片桐の前に偶然現れる素敵な女性たちを恋に落とすため、イケメンバーテンダーを巻き込みながら、片桐が斜め上の恋愛論を展開する姿を描いている。今回、水石に本作への出演が決まった時の気持ちや正太郎を演じる際に意識していること、俳優になったきっかけなどを聞いた。
頑張れ、僕の表情筋と思って頑張りました
――Paraviオリジナルストーリー『じゃない方の夜』に出演が決まった際のお気持ちは?
プロデューサーさんと数年前にお仕事させていただいて「またいつかご一緒できたら嬉しいです」とお話していたので、ご一緒出来て嬉しかったです。マネージャーさんから最初に「まんま亜飛夢君みたいな役だよ」と言われて、台本を読んでみたら女性と話すのが苦手なイケメンバーテンダーで・・・。あ、なるほどと(笑)。おそらく僕が一番ふさわしいんだろうと思いました。
――バーテンダー・正太郎を演じる際に意識していることは?
やっぱり一流のバーテンダーになりたいという気持ちがありつつ、不器用なところもあるので、必死なかわいらしさを出していければいいなと思って演じました。
――バーテンダー役ということで何か準備したことはありますか?
所作などは現場にプロのバーテンダーの方が来てくださったので教えていただきました。「シェイカーを振ったら1回ここで止めます」というような感じで。あとは姿勢を意識するようにしました。「かっこつける職業なので・・・」というようなことをいろいろ教えていただいたので空き時間に練習していました。
――主演・山崎樹範さんと共演してのご印象は?
本当にすごい方なんですよ! 一つのセリフで何枚カードを切るんだというほどの芝居の手数、驚きました。初めて見る引き出しがいっぱいだったので感動しました。コメディセンスが抜群で、僕はずっと笑いこらえるのに必死でした(笑)。僕もリアクションを大きくしたり変顔をするんですけど、これは自分の得意技だと思っていたので・・・ヤマシゲさんに負けないぞ、頑張れ、僕の表情筋と思って頑張りました。
――何か撮影中にアドバイスなどいただいたりはしましたか?
5、6話でジェスチャーで片桐さんと話し合うシーンがあったんですけど、「もはやすがすがしい」というフレーズに合うジェスチャーが全然分からなくて...なるべく僕も自分の思いついたもので戦いたいと思いつつ、思い付かなかったのでヤマシゲさんにお伺いしたら「俺の中のすがすがしいはこれだね」と教えていただいたのでやりました!
――劇中で片桐さんが狙っていた女の子が正太郎に恋して見つめる続ける描写がありましたね。正太郎は全く気付いてなかったですが、そういう時水石さんだったら気付きそうですか?
僕も気付かないです。見つめられてても「何見てんだろ」「ん? どしたの?」って感じになると思います(笑)。恋愛面では鈍感と言われることがたまにありますね・・・。同級生の子に「実はあの時好きだったよ」と言われたことがあって驚きました。「え! 何これ! 青春マンガかなんかなの?」ってなりました(笑)。
――劇中では片桐先生が師匠みたいな存在ですが、ご自身にとってそういう存在の方はいらっしゃいますか?
人生の"師匠"でいうと、今デビューして9年、来年で10周年なんですけど、事務所の社長でもあるマネージャーさんとこれまで二人三脚でやらせていただいてるので"師"だと思います。一緒に走ってくださりつつも、支えてくださって、色々学ばせていただいています。
――俳優を志したきっかけはなんだったんでしょうか?
地元が神奈川なんですけど、最寄りに近いところでスカウトをその方にしていただきまして、これもご縁だなと思って一度宣材撮影の見学と試し撮りをさせていただいたことがあったんです。その時に、エンターテイメントや芝居についての力といいますか...人の心を動かして、時代さえ変えられるのがこのエンターテイメントなんだよと言う話を聞いて、そんなすごいものなのかと思って始めたのがきっかけでした。そのあと、ワークショップで初めてお芝居して、「今までにない感覚だな」「別人になった気分だ」という気持ちになって、楽しくて、それが芝居を始めた最初のきっかけでした。
僕がデビューしたのがミュージカル『テニスの王子様』なんですけど、そのキャラに応援する方たちがいらっしゃって、その方たちに支えられて僕たちがキャラクターを演じられているなと感じていて。劇場で皆さんを見ると、泣いてる方もいれば楽しそうな方もいたり、お手紙とかもたくさんいただいて。本当に誰かの人生にプラスになるお仕事なんだなと実感することができました。それで僕も元気が出ますし、見ていただいた方も楽しんでいただける、素晴らしい職業だなと思いました。
今まで部活とかやってきましたが、明確な夢や熱中できるものはなかったんです。なので、この世界に出会えてよかったなって思います。
――2022年が10周年ということで、今後の目標は?
「2024年までに第一線で活躍できる役者になる」というのが目標なので、頑張りたいです。また、自分が「面白い!」と心が動いて、同じように思った方たちと一つになって面白いものを一緒に作っていきたいなという思いもあります。自分がワクワクできる作品って何らかの意味があって生まれてくるものなので、汗水たらしてその作品に貢献して、その作品でどなたかの背中を押せたり、一歩踏み出す勇気を与えられたりしたら、それで満足です。
――改めて本作の魅力をどういうところに感じていますか?
さくっといつでも見られるのに、とても濃い。すごい満足感があるので今の時代にすごく合っていると思います。ヤマシゲさんの顔とか、正太郎君も回を重ねるごとに一流のバーテンダーに近付いてくいってると思うので、その過程も見ていただけたらうれしいです。
――視聴者の方へメッセージを。
今これだけ分かりやすく演者が楽しんで笑える、そして勉強にもなる作品で。2話ごとに素敵な女性のゲスト様が出演されているので、きっと男性の皆さまも目の保養にもなるかと思いますので、ぜひ。そうですね、たしかに男性は見て損なし。女性も片桐さん素敵ですし、僕も素敵であればいいなとおもいますので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
(撮影:高橋将志)
◆放送情報
『じゃない方の彼女』
毎週月曜23:06からテレビ東京系で放送。※12月27日(月)は23:11から放送。
地上波放送終了後には、動画配信サービス「Paravi」にて配信中。
Paraviでは、Paraviオリジナルストーリー「じゃない方の夜~恋は突然、生まれない。~」を独占配信中。
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