『おしゃ家ソムリエおしゃ子！２』今井翼インタビュー「自然と楽しい芝居ができれば」

エンタテインメント

2021.11.12

『おしゃ家ソムリエおしゃ子！２』今井翼インタビュー「自然と楽しい芝居ができれば」

毎週金曜深夜0：52からテレビ東京ほかにて放送中の矢作穂香主演ドラマ『おしゃ家ソムリエおしゃ子！２』。本作は、かっぴーの人気WEB漫画を実写化し、2020年7月期に放送されていたシーズン1の続編。自分が認める「おしゃ家」に住む理想の男性を見つけるため、奮闘するおしゃ子（矢作）の姿が描かれる。シーズン2には新キャストとして今井翼が登場し、毎回、おしゃ子に振り回される護衛役・真鱈井宗を演じている。今回、そんな今井に本作の見どころや撮影の様子、作品にちなんだ家のこだわりなどを聞いた。

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――本作の印象はいかがでしたか？

それぞれのキャラクターが個性豊かで、僕の役名もそうですが、見てくださる方が構えずに見ることのできる楽しい作品だなという印象がありました。

――シーズン2への出演が決まった時のお気持ちは？

真鱈井宗というおしゃ子の護衛を演じますが、こういう作品だからこそ、あまり狙いすぎずに、おしゃ子とのやりとりや空気感のなかで、自然と楽しいお芝居ができればと思いました。最初は毎回お話の後半に出てきて、「また来週」みたいな感じで出るのかなと思っていたんですが、台本を読ませていただいたら割とおしゃ子とのやりとりが結構あったので、役名のごとく「また来週」につながるような（笑）、皆さんに楽しみにしていただけるような役にしたいと思いましたね。

――演じる真鱈井宗をどう捉えていらっしゃいますか？　

護衛という役どころなんですが、真鱈井宗はおしゃ子のことを思うがゆえに心配症になってしまうという、作品全体の中でも割と真面目なキャラクターです。

――演じる上で意識されていることは？

シーズン2なので、自分で役を作りこんでいくというよりは、おしゃ子のお芝居や監督の演出を元に現場での空気感で芝居を組み立てるというか...そこで役の輪郭を作っていくような感じでやっています。僕的にこういう楽しいお芝居って、余計なことをしないほうが掛け合いとしても面白いものが出ると思うので、そこを一番大事にしていますね。現実離れした楽しい作品なので、自分と役を重ねるというよりも、台本に描かれていることに対して、どうアプローチできるか、全て監督に判断をゆだねていますね。けど、現場に入ってから徐々に真鱈井も結構振り切っていいのかなと思ってやっています。

――主演の矢作穂香さんの印象は？

明るい方で、あのセリフ量しかり、表情での豊かなお芝居しかり...やっぱりすごく器用な方だなと思いました。他のキャストの皆さんとも、個性豊かなキャラクターを通してセッションできるのを楽しみにしています。

――"おしゃ子"の撮影はすべてテストなしの本番だとお聞きしましたが、現場に入られてみていかがでしたか？

なかなかこういう進め方の現場はないので、僕も慣れていくしかないですね。もともとコメディも好きなので、「やっぱりこういうお芝居って面白いな」と再確認できました。

――ちなみに、もし、おしゃ子がご自宅に来たらどう思われますか？

断りますね、言い返しちゃいそうなんで。家のこだわりを無碍にされたくないです（笑）。

――そんな今井さんの家のこだわりやテイストは？

おうち時間を過ごすなかで、断捨離が自分自身を切り替える意味でもすごくいいかなと思ったので、普段掃除をしないところ...換気扇とか部屋を隅々までキレイにして、物も減らしたんです。それと、常に自然なものがあると気分も落ち着くので観葉植物を入れたり、ハワイが好きなのでハワイのアーティストが描いたアートを部屋に飾ったりもして...。おかげで、掃除もしやすくなったし、ナチュラル志向になったと思います。

――家の掃除や断捨離をしたことで、気持ち的に変わったことはありますか？

すごくありますね。家具も全体的にシンプルにしたので開放感も出たし。リビングやダイニングとかそれぞれにリラックスする空間ができたり、台本を読んだりとか仕事するベースとなるスペースができたり、寝室もよりリラックスして寝られる空間になりました。あと、撮影現場で久しぶりに鍵盤に触れてみて「面白いな」と思ったので、断捨離をしてできた部屋のスペースにデジタルピアノを入れたんです。最近は忙しさを言い訳に触れていないんですけど、音楽も好きなので、ちょっと遊び感覚でピアノに触れたりもしています（笑）。皆さんもそうだと思うんですけど、自発的に好きなことを家の中でやる...そんなおうち時間の充実さが、よりシンプルに自分自身を見つめる機会になったと思います。

――改めて、役や作品の見どころを教えてください。

全作から見てくださって第2弾を楽しみにされている方や今作から見てくださる方にとっても、真鱈井宗という新たなキャラクターが加わったことで、「面白くなってきたぞ」と思ってもらえたらありがたいですね。個性豊かなキャラクター同士のやり取りから派生する面白さが、画面を通して伝わっていけばいいなと思っています。

それと回を重ねるごとに、真鱈井がおしゃ子の魅力にすごく吸い込まれていく流れもあるんです。おしゃ家ソムリエ・おしゃ子と護衛・真鱈井という関係性が縮まっていくのか、縮まらないのかも作品のフックになっていると思うので、そうした部分も視聴者の皆さんに楽しんでいただきたいですね。