企画・原作を秋元康、演出を三木康一郎が手掛ける "不倫コメディ"『じゃない方の彼女』(テレビ東京)の第4話が11月1日に放送された。特別目立つことのない人生を送ってきた「じゃない方」の男性で大学准教授の雅也(濱田岳)は、女子大生・怜子(山下美月)に雨の中告白され、自分なんて素敵なわけがないと言うと、突然キスをされる。

「これで信じてくれました? 私の気持ち」

最初は雅也に会う度、偶然だと思っていたが、「でも、そのうち運命だったらいいなって」。にじり寄ると、後退りする雅也を見て、怜子は「なつかない猫ちゃんみたいですね」と笑う。ここでグイグイいくと恐ろしくなるが、笑ってみせるのがやはり小悪魔なのか。そして、雅也はもはやガマン大会状態になっている。

テレビを観ていてもキスのことばかり考える思春期のような状態で、雅也は怜子に「会って、話がしたいです」とLINEする。もちろんキッパリ線を引くためだ。すると、同じことを送ろうと思っていたと、怜子から即レス。にもかかわらず、その後、学校ではすれ違い、なかなか会えず、「運命でも何でもない」そもそも運命なんてものはないと考える矢先。

買い物帰りの麗(小西真奈美)と娘・沙織(宝辺花帆美)が持っていた買い物袋が破れ、坂道を転がる。そこで果物などを拾ってくれた怜子と出会うことに。しかも、「100均のヤツだから」とエコバッグまでくれる。この偶然も怖いが、さらに沙織は「お姉ちゃん、なんかいいにおいする! なんか甘いにおい」と朝帰りしたときの雅也に言ったのと同じ指摘をするのだ。

愛する家族がいるからと言いつつ、雅也は食事中にも怜子を思い出していた。沙織が嫌いなニンジンを急に食べ始めたのが、先ほど会った「ニンジン大好きで良いにおいのする」怜子の影響であることも、怜子からもらったエコバッグがすぐそこにあることも知らずに。

さらにLINEが既読にならないことが気になり、ストーカーと責められる妄想をしたり、本を開いたまま放心状態だったりと、完全に恋の病状態になっている雅也は、学食で偶然怜子の友人たちの会話から怜子が熱を出して休んでいることを知る。

居ても立っても居られない雅也は、不倫の常習犯で先輩の片桐(山崎樹範)に恒例の「友人の話」としての相談をし、背中を押されて、怜子の家を訪ねてしまう。

キスされた後に、すれ違いで会えず、LINE未読、さらに体調不良でダウン......ベタな仕掛けてんこ盛りの中、もはや雅也のガマン大会がいつまで続くのかがメインテーマになりつつある本作。

しかし、怜子の看病をしながら湧いてきた感情「帰りたくない」は、すでに終わりの時を告げているようだ。

(文:田幸和歌子/イラスト:月野くみ)

【第5話(11月8日[月]放送)あらすじ】

高熱で苦しむ怜子(山下美月)を部屋で見守っていた雅也(濱田岳)は、「帰りたくない」と思ってしまった自分に驚く。帰宅して、妻の麗(小西真奈美)に様々な嘘を重ねたことに罪悪感を抱えた雅也は、初めて麗と出会った大学時代のことを思い出す。自分が麗と結婚できたのは奇跡だと思い直した雅也は、怜子への思いを断ち、結婚記念日のお祝いを麗に提案するが・・・。夫婦に訪れた危機と再び訪れた怜子との奇跡・・・雅也は一体どうする?

◆放送情報
『じゃない方の彼女』
毎週月曜23:06からテレビ東京系で放送。
地上波放送終了後には、動画配信サービス「Paravi」にて配信中。
Paraviオリジナルストーリー「じゃない方の夜~恋は突然、生まれない。」を独占配信中。