――出演が決まった際のお気持ち

こんな大役が自分に務まるのか不安はありましたが、台本を読ませていただいて、早く演じたい、早く撮影に臨みたい、という今までにない高揚感がありました。

――原作を読んだ際の印象

そもそも少女漫画を読んだこともなくて、ラブコメも見たことなかったのですが、こんなに少女漫画とかラブコメって面白いんだ、なんで今まで見てこなかったんだ!と後悔したくらいです。

――原作とドラマの違いについて

千歳のキャラクターが原作と比べて大きく違いますね。原作では千歳は敏腕マネージャーとしてやっているのですが、ドラマは新米マネージャーから始まります。そのため、瀬那の反応もそれに沿ったものになっているので、そこは見どころの一つですね。

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――藤代瀬那を一言で表すと?

ピュアな人間、ですね。多くの人がそうであるように、彼にも仕事モードやプライベートモードのたくさんの顔があって、でも、徐々にちーちゃん(冴島千歳)にだけは本当の自分の素を出していけるようになるんです。そういう部分を見て、世渡り上手だけど、内側にあるものはピュアなんだなあ、と感じましたね。

弱さからくる嘘がほとんどなのですが、そこがすごくかわいらしいです。弱さで嘘をついたり、弱いから見栄を張ってしまったり...。そういう部分を感じていただけるように演じたいです。

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――役作りのためにしたこと

若手俳優という、瀬那と同じ立場にいる身としては、色々と考えさせられました。同じ俳優という仕事なので、自分の現場でも「今、瀬那だったらどうしていただろう、どんな立ち振る舞いをするんだろう」と考えていましたね。

――冴島千歳を演じる大原さんの印象

とても丁寧な方だと思いました。櫻子さんが25歳で、僕よりも5歳ほど年上なのですが、にもかかわず、ずっと敬語で話しかけてくださいました。今は打ち解けて「海ちゃん」「(櫻子の"らこ"を取って)らこちゃん」と呼び合う仲です。相談に乗ってくださったりと、頼りがいのある先輩です。

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――演じていて苦労した点

それぞれの人に対しての接し方や言葉のニュアンスは、瀬那の中で使い分けがあるのでそこは少し工夫しました。あとは、千歳に出会うことで成長していく瀬那の芝居ですね。櫻井海音が藤代瀬那を演じながら、その藤代瀬那が劇中劇で違う役を演じる。頭の中でごちゃごちゃになるのでとても難しいですが、やりがいを感じて楽しんでいます。

――逆に、演じやすかった点は?

瀬那が食レポをするシーンがあるのですが、やりやすかったというか、わりと僕の素に近いお芝居だったかなと思います。時々食レポをやらせていただくことがあるので、それが活かせたと感じました。

――話数が行ったり来たりしつつの撮影となったそうですね

瀬那は話数を重ねるごとに成長していったり、千歳への対応が変わっていったりするので、撮影の度に、その瞬間の瀬那を呼び戻して撮影に臨んでいました(笑)。

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――瀬那は嘘を信じ込ませることに長けていますが、櫻井さんが「これは得意かも」と思うことは?

空間把握能力には長けてますね。一度行った場所や友達の家などは、次に行ったときに地図がなくても行けてしまうほどです。

――視聴者の方へメッセージ

どんな方が観てもキュンキュンできるのではないかと思っていますし、恋愛要素以外にも芸能界のことなど、知らない世界を知れる部分もあるので、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。

◆番組情報
ドラマParavi『つまり好きって言いたいんだけど、』
【放送局】テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビ北海道、テレビせとうち、TVQ九州放送ほか
【放送日時】毎週水曜日深夜0時30分~放送中
【配信】 動画配信サービス「Paravi」で毎週水曜日の夜9時より毎話独占先行配信中

(C)テレビ東京
(C)円城寺マキ・小学館/「つまり好きって言いたいんだけど、」製作委員会

hair & make:高草木剛(VANITÉS)
stylist:藤井晶子
ニット¥39,600:SHAREEF、パンツ(セットアップ価格)¥9,900:WYM、シューズ¥42,900:ATTACHMENT(Sian PR)
お問い合わせ先:Sian PR(03-6662-5525)