――シーズン2が決定された時のお気持ちは?
昨年"おしゃ子"の撮影が終わった時から、ずっと「シーズン2、やりたいね~」と、スタッフやキャストのみんなで話していたんです。それが今回叶ったので、すっごく嬉しい気持ちでいっぱいです。さらに良い作品を作っていきたいと思いました。
――前作の反響はいかがでしたか?
"おしゃ子"を見てくださった方がたくさん声を掛けてくださったんです。お仕事が増えたり、「おしゃ子みたいにやって」という要望を頂いたりもして(笑)。すごくありがたいなと思いました。見てくださった視聴者の方からも、「すっきりした」「お腹を抱えて笑った」というコメントを、毎回いただいたんです。深夜の放送だったので、夜中にただただ楽しんでほしいと思っていて。そういうコメントをいただけたので、その思いがちゃんと伝わってよかったなという気持ちになりました。今回もそんなふうに何気なく見て、「あ~、笑った~!」って皆さんになってもらえたらうれしいです。
――シーズン1でお気に入りのシーンは?
そうですね・・・シーズン1の第2話で、多摩美大役の岡山天音くんとあごをくっつけているシーンがあるんです。「何やってんの?(笑)」みたいなシーンで印象深いです。シーズン2でも、そういう面白いシーンを積極的に取り入れているので、ぜひ、楽しんでみてもらえたらいいなと思います。
――"おしゃ子"では、矢作さんの振り切った演技が話題に。演じる際に、自分の殻を破るような意識をされたんですか?
撮影の時に気分がどんどん乗っていったら、あんなことになっていました(笑)。自分の中で意識してやったわけではないんですが、いつのまにか、シーズン1ではそれが定着していたんです。今回も撮影初日に監督から「前回の感じの表情で」と言われたんですが、久しぶりすぎて、前回のような表情をするのが、なかなか難しかったです。表情筋が準備できていなかったのかも(笑)。撮影が進むうちに、徐々に、エスカレートしている感じになっているかと思います(笑)。
――矢作さんご自身は、おしゃ子みたいにズバズバ言うタイプですか?
言わないです(笑)。あんまり言えないタイプですが、どうしても譲れないことは言います。
――役でこんなふうにズバズバ言うのは気持ちいい?
気持ち・・・いいのかな(苦笑)。おしゃ子として言うのは相当気持ちいいのかなと思うんですけど、私自身は「おしゃ子、すごいな」って思いながら演じています。そこまで的確な言葉が出てくるのがスゴイ! 私は、違う価値観にも「そうなんだ~」と思うタイプなので。それほど、おしゃ子は自分の芯を強く持っている女性なので、だからこそ、人にちゃんと教えられるし、自分で自分のことをちゃんと分析してわかっているんだなっていうのが、台本を見ていても「スゴイな」と思います。
――"おしゃ子"のお芝居は、ご自身のイメージを破ることにもなったのでは?
やれることはやったほうが得かなと思って。もともと変顔が得意だったので、そういう部分もファンの皆さんに見ていただいたほうが親近感が湧くのかなと思っていたりしたので、私も見てほしいなと思っていたんです。この作品で表現の幅を拡げて頂けました。
――おしゃ子と言えば"ぶしゃ家"へのツッコミが印象的ですが、演じる際に何か研究はされたんですか?
前回は、お笑いのコントや漫才をすごく見て真似したりしていました。今回は、おしゃ子が私に降りてくればできると思いました(笑)。もともとお笑いが好きで常に見ているので、「こういうの、いいなぁ」と思ったこととか、モノマネとかを積極的に取り込んでいます。
――新キャストの曽田陵介さん、今井翼さんのご印象は?
曽田さんはキラキラしていました! 現場でもパワーをもらえそう。結構、この作品は元気をもらえる役どころが多いんですけど、また元気をもらえる方が増えたなと思いました。だから、みんながいる現場がうるさいかもしれませんね(笑)。今井さんは、台本を見て想像していた役柄と演じられていた役柄の印象が違ったので、「そういうお芝居の仕方があるんだ。なるほど!すごい!!」と勉強になりました
◆放送情報
ドラマ25『おしゃ家ソムリエおしゃ子!2』
10月8日(金)スタート 毎週金曜深夜0:52よりテレビ東京ほかで放送。
動画配信サービス『Paravi』では、放送終了直後から次話を先行配信!
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