――最終オーディションを終えていかがでしょうか?
山里:偉そうに"塾長"と名乗っていますが、自分でも勉強になる番組になる予感がしています。それぞれの自己紹介を聞いて人柄を知った上で選ばなくてはいけない酷な状況でしたね。
森田:人を選ぶということは、こんなに難しいことなのかと。全員の良さと、そして言ってしまえば悪さのバランスに悩みましたね(笑)。
――みちょぱさんを超える女性タレントを世に送り出すということですが、どんな思いがありますか?
山里:「打倒!みちょぱ」であり「次のみちょぱを育てる」壮大なプロジェクトなので、プレッシャーは多少なりともありますね。
森田:確かに。もしあの5人の中の誰かがバラエティに出た時、その子がスベっちゃうのとか見てられないかもしれないです。
山里:その子が番組で「私、第二のみちょぱなんです」と自己紹介して「誰がそんなん言ったんやー!」とツッコまれた時、山里と森田の名前が出るわけですかね。
森田:最悪、知らんふりするかも(笑)
山里:そこは責任持って助けてあげてよー!
――全員の自己紹介を聞いていかがでしたか?
山里:今後バラエティで活躍したいならば、すぐにでもやめた方がいいことがほとんどだったので「僕が修正しなきゃ」と感じました(笑)。全員一生懸命なんだけれども、何をどう一生懸命にやればいいのかが分からない状況なんだと思います。その元々持っているエネルギーをどう使うかを、この番組で見ていただけたらと思います。
森田:今回は残念ながらご縁がなかった子たちも、今後が楽しみではありましたね。
山里:この子が化けるのを見ていきたい、という逸材も多かったですね。そういう意味では、この『山里ゼミナール』は俺たちの成長記録でもあるんでしょうね(笑)。もし自分がMCでこういう子が来たら、こういう輝かせ方をしてあげよう、みたいな勉強にもなりますし。
――オーディションしながらアドバイスを送る姿が印象的でした。
森田:僕も「さすが山里さんやな」と思いましたね。
山里:番組で、知らず知らずのうちにTV的に間違ったことをして倒れていった戦士をこの目で見てきましたからね。今からその戦場に赴く人に何か一つでもあげられたら、という使命感でした。
森田:山里さんがアドバイスしているときは、全員が真剣に頷いてましたね。自己紹介でどれだけぶっ飛んだことをしてても「ああ、この子たちは本当にいい子たちなんだな」を感じさせられました。
山里:自分の持っているノウハウをできるだけ与えたつもりです。残念ながら今回は落とさせてもらった子たちが部屋を出る際に見せた顔に、僕は深く傷ついていますけどね(笑)。
――お二人のみちょぱさんのご印象は?
山里:本当に「素晴らしい人」です。欲しい言葉やリアクションをくれるし、一緒にいて楽しく仕事ができる。僕だけではなくて、同じ現場で仕事をした人は、皆そう思っているんじゃないんでしょうか?
森田:嘘がないんですよ。変なあざとさがなくて好感が持てるし、芸人相手でも同じ目線で接してくれるんです。だから好感度が高いんだと思いますね。
――最後に視聴者へメッセージをお願いします。
森田:言いたいことは色々あるけど、まずは「見た目で選んだわけじゃないよ!」ということを主張しておきたいですね(笑)
山里:この番組は、芸能界やバラエティ番組を目指す人たちのちょっとした教科書になる予感もしています。うーん、最初のころは反面教師が多いかな?(笑)。
第二のみちょぱを生み出しますので、バラエティ関係者、そしてバラエティを待ち望んでいる方々、少々お待ちください。
◆配信情報
『山里ゼミナール~テレビに出たい女たち~』
動画配信サービス「Paravi」で独占配信中。
(C)TBS
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