本作は、1986年7月期に放送された鎌田敏夫脚本、明石家さんま&大竹しのぶ共演による傑作恋愛ドラマ。最高視聴率31.7%を記録するなど一大ブームを巻き起こした、トレンディドラマの元祖とも言われている(※視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)。
タイトルにもある"男女7人"を演じるのは、本作が連続ドラマ初主演となった明石家さんまのほか、大竹しのぶ、片岡鶴太郎、奥田瑛二、池上季実子、賀来千香子、小川みどりという個性あふれる面々。男3人は大学の同級生で現在はサラリーマン、女4人は自動車メーカーのイメージガールの同期生という設定で、ある朝、ツアーコンダクターの今井良介(明石家さんま)が、自分の部屋で見知らぬ女性・神崎桃子(大竹しのぶ)と一緒に寝ていることに気が付くところから物語はスタートする。
結婚適齢期でありながら未だに青春の名残を捨てきれない男女7人は、いったいどんな恋愛模様を繰り広げるのか。明石家さんまと大竹しのぶによる漫才のようなテンポ抜群の掛け合いや、お笑い芸人として第一線で活躍していた片岡鶴太郎が見せるシリアスな演技も見どころだ。
脚本は、社会現象を巻き起こした『金曜日の妻たちへ』など人気ドラマを手掛けるヒットメーカーの鎌田敏夫。石井明美が歌う主題歌「CHA―CHA―CHA」も大ヒットした。今から35年前の携帯電話もない時代。都会に住む男女はどのように連絡を取り合い、どんな恋愛をしていたのか、トレンディドラマの元祖と言われる本作を見て、当時を懐かしんだり、今と比べて驚いたり、さまざまな年代が楽しめる作品だと言えるだろう。
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