今回、古川が演じるのは、総資産3,000億円の華麗でハイスペックな御曹司バチェラー・鳴戸哲也。それぞれに裏の顔や狙いがある女性7人が哲也を奪い合うのだが、哲也は挙式直前に遺体で発見され・・・。7人のうち、哲也は誰を選び、そして誰に殺されるのか? 7人の女性には、葵わかな、トリンドル玲奈、寺本莉緒、尾碕真花、北原里英、成海璃子、真飛聖という豪華キャストが集結。それぞれの下の名前が役名にもなっていて、見る方も不思議な感覚にさせられる。

そんな前代未聞の愛憎サスペンスで主演を務める古川に、初主演の意気込みや撮影の様子、見どころなどを聞いた。

――主演のお話を聞いた時のお気持ちを聞かせてください

改めてですが、主演って本当にすごいことだと思います。貴重な機会だと思うのでありがたいという気持ちはもちろん、ずっとドラマで主演をすることが目標だったので、それが叶った喜びや面白い作品に出会えた嬉しさがあり、すごく幸せな瞬間でした。

――欲望にまみれた愛憎サスペンスという衝撃的な本作。台本を読まれてみていかがでしたか? 

すごく面白い物語の入りだと思いました。いきなり主人公が死んでしまうところも、恋愛リアリティショーを舞台にしているところも面白い。7人の個性豊かな女性が1人の男性を巡ってバトルしていく様子も、すごくハードな描写がありつつ、コメディなどの要素も入っていて、面白さを感じました。

――冒頭から主人公が死んでしまうという衝撃な展開に驚きました

それ、すごくわかります。主人公が死んで物語がスタートすると、どれだけ恋愛がうまくいっていても、どこかに重さを感じることを、僕も『13の理由』という海外ドラマを見た時に思ったんです。死に至るまでをさかのぼっていくのですが、「この人、死んじゃったんだな・・・」というものから逃れられない感じというか。この作品はタイプはちょっと違いますが、きっとその重さは残るんだろうと感じました。

――そんな前代未聞の展開を迎える哲也ですが、演じるにあたってどのような役作りをされましたか?

すべてを持っている人間・哲也は、自分とはちょっと違うので、立ち居振舞いもそうですし、声の出し方も気をつけました。割と地声が低いのですが、今回はしっかりとトーンも少し上げて、きれいに出すことを心がけました。そんなにガッチリ作り込んだというわけではないですが、女性と2人きりで話す時や、自分の過去のことを話す時などで、声の違いが分かるかなと思います。

性格でいうと、哲也はすごく誠実な人間だと思うんです。すべての女性に対して正面からぶつかっていくので、そういった部分で哲也の人間像が見えたらいいなと思って演じました。ただパッと明るい人ではなく、過去に傷を追っている人間なので、そういうものを抱えながら、自分で未来を見出そうとあがいている・・・そういう部分も見える人ではないでしょうか。

衣装もカチッとしたものが多かったですし、私服の衣装もきれい目のものが多くて。イメージ通りではありましたが、自分が普段着ないような服を着せていただいたので、役に入るスイッチという部分では、助けにもなっていました。

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――今回は、古川さんと7人の女性がずっと一緒にいる撮影だったと思うのですが、現場の様子はいかがでしたか?

そういう機会、なかなかないですよね。きれいな女性たちがアプローチしてくれるシチュエーションは、舞台でもなかなかないですし(笑)。現場では、皆さんとお話しさせていただきました。みんなで話す時は、好きなドラマとかおすすめの作品、さらには引っ越しの話などプライベートの話題が多かったかもしれないです。それと、ドラマの中に、自分としては少し恥ずかしい描写があったので、そういうシーンの時はどういうリアクションが正解なのか、みたいな話はしました(笑)。

――主演として現場に入るということで、意識されたことはありますか?

コミュニケーションをたくさん取りました。スタッフの皆さんも含め、いろいろな方々と、お話しさせていただきました。話していって、その人との関係性を深めていきました。チームを知りたいと思いましたし、話していくと自然と仲良くなっていくので、空気が変わってくるのを感じました。

――この作品を通して、どんな部分に女性のパワフルさを感じましたか?

作品の中では、女性たちがいろいろな心の"化粧"をしてくるんです。それが次第に剥がれていき、ありのままの姿になって、自分の想いを説明していく瞬間は、怖さや力強さと同時に美しさも感じました。

――ちなみにドキドキしたシーンはありますか?

ドキドキでいうと・・・遊園地で絶叫マシンに乗るシーンがあったんですが、その時はドキドキが止まらなかったです(笑)。

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――改めて、古川さんが思うドラマの見どころは?

笑えるところもありつつ、きれいなラブストーリーの要素も入っていて、それぞれの過去を振り返りながら謎を追求していく部分が見どころです。7人の女性がそれぞれ抱えているものが物語のキーになってくるのですが、それを受けた哲也が愛する人を探していきながらも死んでしまう・・・。哲也が、愛だけでなく、仕事の面でも成長していくストーリーになっているところもチェックポイントです。

――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします

一体、誰が犯人なのかを楽しみにしていただきつつ、誰が哲也のハートを射止めるのかも注目していただけたらと思います。女性同士のマジのバトルって、こんなに笑えるんだとか、こんなに怖いんだとか、真剣であるからこそ、いろいろな表情が見えてくるのもこの作品の魅力です。ひときわ面白い作品になっていると思うので、ぜひご覧ください。

(取材・文:齊藤恵/撮影:MAIMAI)

◆放送情報
番組名:サタドラ『女の戦争~バチェラー殺人事件~』
放送日:毎週土曜日夜11時25分放送
放送局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ 九州放送
動画配信サービス「Paravi」にて毎話1週間先行配信中