――『ドラゴン桜』への出演が決定したときのお気持ちは?

『ドラゴン桜』に合格したと聞いた時はとても嬉しかったのですが、「頑張らないといけない」というプレッシャーもありました。本当に光栄なことですが、僕は「よっしゃー!」と飛び跳ねて喜ぶというよりは、「よし、頑張るぞ」みたいな、踏ん張るというか噛みしめるような喜びでした。

――天野晃一郎を演じるにあたって特に意識していること、ご自身との共通点や共感したポイント、事前に準備したことなどはございますか?

天野には優秀な弟がいて、お母さんも弟をすごくかわいがっていて、そのせいで自分に自信が持てなかったり、考え込んでしまうという性格です。見てくださっている方の中にも天野と同じような思いをしている人はいらっしゃると思うので、天野に共感して「やりたいと思っていることをネガティブに考えずにやってみようかな」と思えるようになったり、自分のやりたいことを表に出せるようになっていただけたらいいなと思いながら天野と向き合って撮影に臨んでいます。

引っ込み思案というわけではないですが、僕も結構ウジウジと考え込んでしまう性格なので、そこは天野と似ていると思いますし、だからこそ桜木先生が天野に言う言葉が、天野だけじゃなくて加藤清史郎にも響きます。考えるというのはとても大事なことだと思いますが、考え込みすぎるというのは、本来の自分の思いを殺してしまっていることだと思うので、大胆さや思い切りのよさというのも大事にしないといけないなと感じています。

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――主演・阿部寛さんや共演者の方々のご印象は?

すごく緊張します。阿部さん、長澤さんとご一緒させていただいていることはもちろん、同世代の役者がこんなに揃うというのも僕にはあまり経験がないことなので。先輩の皆さまから刺激をもらえて、同年代の役者さんたちからも刺激をもらえて、本当に勉強になる毎日です。そんな方々と一緒に一つの作品を作る立場にいられることを、光栄に思いますし、毎日が勝負だと思いながら撮影に臨んでいます。

――印象に残っている撮影現場でのエピソードなどがございましたら教えてください。

第一話の海に落とされるシーンは特に印象深いです。あの高さから海に落とされる経験ってそんなにないと思うので(笑)。3月中旬の撮影だったので寒かったのですが、貴重な経験ができたと思います。阿部さんとは撮影の後に「寒いなあ」と言い合ってました(笑)。

――本作の出演によって、ご自身からみて成長できていることや本作から影響を受けていることはございますか?

成長できてるかどうかは自分ではあまりわからないのですが...本当に刺激の多い現場なんです。共演者の方々からもらえる刺激ももちろんそうですが、やっぱり『ドラゴン桜』という作品から受ける刺激も多くて。桜木先生の言うことは、視聴者の方々も納得いくことが多いと思うんです。いろんなキャラクターの生徒がいて、その生徒一人ずつに当てはまる言葉を的確に胸の中に残していく桜木先生の言葉というのは自分の胸にも残るものばかりですし、本当に学びの多い現場です。役者としても、人間としても成長できる現場だと感じています。

――ご自身の学生時代の勉強方法など教えてください。

僕は劇中にも出てきた"みんなで教え合う"というのを友達と行っていました。定期テストの前にみんなで放課後に残って黒板を使って数学や社会などを教え合っていて。あとはひたすら書いていました。社会とか暗記物は自分の頭に入っている年代ごとに並べて書いたりしていて...もしかしたら「間違ってる」って桜木先生に怒られてしまうかもしれないですね(笑)。

――これまでの中で印象に残っている"恩師"は?

これまでたくさんの方から刺激を受けてきたのですが、恩師と言う意味では中学時代の担任の先生と高校時代のサッカー部の先生でしょうか。中学の担任の先生は、"自由と責任"と"反省と後悔の違い"を教えてくれました。自由なことをするためには責任を全うしなければいけない、反省は前にやってしまったことを生かせること、後悔はただそれを悔いてるだけだから、後悔はしないようにしろと。生き方を学べたというか、叩きこまれたと思います。

高校は全くやったことのなかったサッカー部に入ったのですが、顧問の先生は僕が初心者で練習に参加できなかったのでマンツーマンでゼロからサッカーを教えてくださったんです。先生の生き方もとってもかっこよくて、ここでは話しきれないのですが本当に尊敬できる先生に出会えました。学生時代に大きく影響された先生だなと思います。

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――最後にメッセージをお願いします。

僕が演じる天野は自分がやりたいことにどう向き合っていくのかというところが見どころになっています。皆さんが自分のやりたいことに素直になって、自身の中にある"己"を活性化させられるような天野を体現できるよう精進してまいりますので、見届けていただけたら嬉しいです。そして、桜木先生が残す言葉はもちろん行動にも爽快感があるので、日曜の夜に見て月曜日からまた一週間頑張ろうという気力を出していただけると思います。ぜひ見ていただけると嬉しいです!

◆放送情報
日曜劇場『ドラゴン桜』
毎週日曜21:00からTBS系で放送中。
地上波放送後、動画配信サービス「Paravi」で配信される。
2005年放送『ドラゴン桜』も配信中。
(C)TBS