――今回、早瀬菜緒を演じてみていかがでしょうか?

菜緒は明るくて純粋で無邪気な普通の女子高生なんですけど、自分と一番遠い存在だと思ってたので、最初はすごく驚きました。菜緒は思ったことを全部口に出す子なんですけど、私は反対に思ったことをあまり言わない方で、自分とは正反対の性格です。自分の頭でイメージしてるものはあるんですけど、そこに近付ける技術をあまり持ってないので、もっと身につけていきたいなと思いました。

――主演の阿部さんを筆頭にベテラン俳優さんや同世代の俳優さんと共演して、女優として刺激になっていることや、今後の女優人生において財産になりそうだと感じていることはありますか?

同世代の方とお芝居する機会が今まであまりなかったのですごく刺激を頂いてますし、そうそうたる先輩方と一緒にお芝居させていただけていることで、女優としても成長できるんじゃないかと感じています。

阿部さんが演じる桜木先生は実際にお芝居をしていても、言葉の一つ一つに重みがあってすごく心に響いています。生徒役のみんなもそうだと思うんですけど、そんな言葉を直接受け止めることで、役と一緒に成長できていると感じています。

阿部さんや長澤さんとお芝居している時は、常に「すごいな」と感じます。存在感もそうですし、セリフの間やテンポ、一つ一つの言葉の発し方もすごいなと思うので、私も必死について行きたいと思いながら撮影に臨んでいます。

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――桜木先生を演じる阿部さんとは現場でお話などされますか?

仏像の話とかよくします。番組の収録の時に仏像鑑賞が好きだということを話したら阿部さんからお声がけくださって。阿部さんもお好きでたまに行くみたいです。

――飽きっぽい性格の菜緒がやる気を出して勉強を頑張っていますが、同じようなタイプの方達に向けてメッセージを送るとしたら?

何かを頑張れないとか、頑張れないことが嫌だとか、そういう思いって少なからず誰の心の中にでもあるんじゃないかと思うんです。お芝居で励ますというか・・・そういう方たちが一歩前に踏み出せるような、背中を押せるようなお芝居ができるようがんばりますので、最後まで見届けていただけたら嬉しいです。

【第8話(6月13日[日]放送)あらすじ】

東大合格者が5人出たら学園は売却される・・・。

桜木(阿部寛)宛に送られてきたファイルから、先代理事長・恭二郎(木場勝己)による久美子(江口のりこ)の理事長退任と学園売却計画が発覚。その背後に不穏な動きもあり・・・。

最大の危機に見舞われる一方で、桜木は生徒7人にオーダーメイドの勉強法を伝授する。それぞれの学力を考慮した受験科類と選択科目の提案、それに合わせた攻略法だ。また、水野(長澤まさみ)からは夏休みを前に変わった対策法が伝授される。

そんな中、楓(平手友梨奈)は一人悩んでいた。桜木はその様子に気づくが・・・そして、アクシデントが楓を襲う。

さらに、桜木の前に意外な人物が現れる・・・。

◆放送情報
日曜劇場『ドラゴン桜』
毎週日曜21:00からTBS系で放送中。
地上波放送後、動画配信サービス「Paravi」で配信される。
2005年放送『ドラゴン桜』も配信中。
(C)TBS