髙橋ひかる主演のテレビ東京系ラブサスペンス『春の呪い』の第3話が6月5日に放送された。第2話のラスト、最愛の妹・春(桜田ひより)をなくした夏美(髙橋)は、春とその婚約者・冬吾(工藤阿須加)が訪れた思い出の地に連れて行っていってもらい、春が過ごした時間を体感。なかば冬吾とデートのような時間を過ごし、春への喪失感だけでなく、春への罪悪感も感じて・・・ふと橋から飛び降りそうに! そんな夏美を助けたのは、何と冬吾だった! 「お前が死んだら俺も死ぬぞ!」と夏美に言った冬吾の言葉の真意はどこにあるのだろうか・・・。

そして3話の冒頭、死のうとしたわけではないと否定する夏美に、その行動の理由を問う冬吾。夏美は笑ってごまかそうとするが、「笑うな。あなたは様子がおかしいときほどよく笑う」と冬吾はこわばった表情で真剣に諭す。夏美も「死ぬなんて言わないでください。冬吾さんが死んだら春が悲しみます」と返す。冬吾は、春と過ごした時間をすでに過去のことと割り切っている様子で、今でも春が心の中で生き続けている夏美にとってそれが耐え難く「あなたのお家のために、私と春は生まれてきたんですか!?」と声を荒げて問いかける。冬吾もさすがに「それは違う」と否定するが、「そんなの嫌です。せめて、今でも春を愛していると言ってください」と懇願。夏美にかける言葉もなく、冬吾はその場から離れるのだが・・・。夏美は、このまま冬吾といれば春を忘れずにいられると思い、気まずいながらも冬吾についていくのだった。さまざまな感情が入り乱れるシーンのなかで、冬吾は夏美を、夏美は春を・・・と人を思いやる気持ちも垣間見られて、どこか不器用な2人の、似ている部分も感じずにはいられない。

後日、再び出かける約束をするが仕事が忙しく、待ち合わせの時間を忘れていた夏美の職場に冬吾が訪れることに。なりふり構わず働いていた夏美の前髪を、「髪がぼさぼさだぞ」と言いながら、直してあげる冬吾。第2話での抱き寄せシーンもそうだが、ふいに訪れる冬吾の"天然"胸キュン行動に、夏美ならずともビックリ&ドキドキせずにはいれない! それにドキドキしてしまうも何もできない夏美の乙女な感じもかわいらしい。

この日は、川辺の草野球のグラウンドに向かった2人。春がグラウンドに落ちていたバットを拾って打席に立ってバットを振っていたと聞いて、運動をすることがままならなかった春のことを知る夏美は驚愕。だが、とにかく春の気持ちを感じようと春と同じようにバッターボックスに立ち、バットがないながらも素振りをするのだった。

球場から出ると、屋台の焼きそばの香りに誘われ、夏美はランチを焼きそばにすることを提案。育ちが良すぎて祭りにも行ったことがなく、屋台の焼きそばの食べ方もしらない冬吾に、食べ方を教える夏美。紅ショウガの袋を持って「私は好きです」と笑顔を見せる夏美に、思わずドキッとする冬吾。2人とも言葉足らずで不器用であるがゆえに、意図せずに互いをドキドキさせているのがほほえましい。冬吾は「初めての味だ」と喜ぶ冬吾の顔を見て、笑顔になる夏美。そんな二人の様子を隠し撮りする気配が・・・。

そんな中、冬吾はふと「春とは、こういうことをしたことがないな」と思わず口にする。一方、夏美も「春のこと、全部知ってると思ってたけど、私には見せない春がいたんですね」としみじみ。お互いの初めてが重なって、ほっこりとした気持ちにさせられた。さらに二人は深い話を。春への思いを募らせる夏美は冬吾に「それで良いのか?」と投げかけられ、自分の立ち位置を改めて考える。

その頃、夏美の家に一本の電話が。それは、冬吾の母・聖美(高島礼子)からで...。夏美と冬吾の姿を隠し撮りしていたのは、聖美の差し金だったのだ。2人の仲睦まじい様子が映った写真を見て、夏美に対し、"冬吾をたぶらかすな""冬吾には次の相手が決まっている"と親に警告してきたのだった。そんなことを、当の夏美も冬吾も知る由もなく・・・。

夏美と一緒に過ごした冬吾は、帰り際、「選択肢があるのがうらやましい。僕は柊の家から出られない」と明かす。幼少期から、家を出たら自分の居場所がなくなると思っていた冬吾に、夏美は「(私と)同じじゃないですか?」と口を開き、そして「冬吾さんにだって選ぶ自由があるんです」とほほえみかける。「もし、僕が柊の家に生まれていなかったら・・・」と話しだし、夏美に顔を近づける冬吾。もしかして...キス!?という雰囲気になるも、夏美の頭の中には冬吾を思う春の姿がよみがえり、思わず冬吾を突き飛ばしてしまうのだった。

夏美と冬吾、2人の関係が近づくことに、思わぬ障害があることが分かった第3話。時折、何か気配を感じていた夏美・・・そのそばには、何とセーラー服を着た春の姿があって・・・。夏美が橋から飛び降りそうになっていた時にも春の姿があったのだが、現時点では、視聴者だけにしか見えていないであろう"春"が、むちゃくちゃ怖い!!! 夏美の夢ではあったが、死んでもなお生き返って「冬吾さんは渡さない」と夏美に言った春の怨念のようなものが、これからどう夏美と冬吾に絡んでいくのか、怖いながらも気になってしまう。

一方、春のことだけを気に入っていた冬吾の母・聖美は、夏美が冬吾に近づくことが許せない様子。相馬一族の血のつながりの謎もさることながら、なぜ聖美が春だけを興味を示したのか。血のつながりを守るために、夏美も冬吾の花嫁候補になったはずなのだが・・・聖美の行動が読めず、謎が増すばかりだ。夏美の父と継母も、二人が近づくことはよいと思っていない様子で、どんどんと窮地に追い込まれる夏美。だが一方で、これから新たな人生の扉を開く運命の輪が回り始めたようにも思えてならない。

「呪いにかかった恋は、いつまでも呪われ続ける」と言ったラストの夏美のモノローグが意味深で気になるところ。互いに自由になれない夏美と冬吾・・・そんな二人が手を取り合ってさまざまなしがらみから、"呪い"から・・・解放される日はくるのか!? 第4話の展開も目が離せない!

(文/小松加奈)

【第4話(6月12[土]放送)あらすじ】

柊冬吾(工藤阿須加)からの好意を感じ、 キスを受け入れそうになった立花夏美(髙橋ひかる)は、そんな自分を戒める。「春(桜田ひより)から冬吾さんを奪ってはいけない」と。夜、帰宅すると、両親から「聖美(高島礼子)から冬吾とはもう会わないで欲しいと忠告を受けた」と聞かされる。そもそも2人の交際は聖美の希望ではなかったのか・・・?動揺する夏美は、偶然、春がSNSに残したメッセージに気づく!

◆番組情報
サタドラ『春の呪い』
毎週土曜23:25よりテレビ東京系にて放送。
動画配信サービス「Paravi」にて前週土曜日夜9時から毎話独占先行配信。