――出演が決まった際のお気持ち

西島:木村(ひさし)監督に声をかけていただけて光栄でした。また、岳君とは1年ほど前に少しだけ共演したことがあるのですが、その際は絡みがほとんどなく、もう一度共演したい気持ちがあったので、とても嬉しかったです。

濱田:木村監督とは一緒にお仕事をしたことがあり、楽しい現場になるだろうな、という予感がありました。西島さんとがっつり共演出来ることも嬉しかったですし、ぜひお願いします、とオファーを受けさせていただきました。

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――ご自分の役についてや印象

西島:三舟忍は、フランス料理に関しては抜群の腕を持ち、性格的にはおせっかいな人。お店に来たお客様の悩みを汲み取って、勝手に解決しようとする変わった人ですね(笑)。でも、興味本位で悩みを聞いているわけではなく、一緒に悩みや悲しみを共有することで、その人に寄り添えるようなキャラクターにしたいとは思っていました。普通の探偵のように真実を求めて進むというよりは、お客様を大切にしていく部分を軸に役作りを行いました。

濱田:高築智行は勤めていた会社をクビになり、人生の区切りをつけるために、かつて営業がうまくいき会社の同僚たちがお祝いしてくれた思い出の店『ビストロ・パ・マル』を再び訪れるんです。そこで三舟シェフに見初められ、そこでギャルソンとして働くことになった男です。優しい心の持ち主で、お客様の悩みや痛みを、自分事として受け取るほど。動き回っているキャラクターなので、普段以上に立ち回りなど考えて動く部分が多く、勉強にもなりました。

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――ドラマならではの見どころ

西島:原作では三舟は寡黙なキャラクターなので、衣装合わせではその雰囲気に合うような髭や長髪のウィッグなども着けてみたのですが、まったく似合わなくて(笑)。今回は、見た目はもちろん、性格などもドラマならではの三舟になっています。

濱田:木村さんは必ず「ならでは」を足してくださるので、そこは安心してお任せしました。アドリブも楽しむ余裕がありましたね。

――お互いの印象や頼りにしている部分

西島:岳君は・・・「天才」の一言ですね。僕と岳君が師匠と呼んでいるのが西田敏行さんなのですが、その跡を継ぐものを感じます。色々なものを役や作品を通して作り出していく力を感じますし、何よりも、一緒に演技をしていて楽しいです。

このドラマで、視聴者の方が感情移入して優しい気持ちになれる視点は高築だと思っていて。その大事なポイントを岳君が必ず押さえてくれるので、とても頼りにしています。岳君が土台を作ってくれているからこそ、僕や神尾佑さんや、石井杏奈ちゃんも自由に演技をすることができました。

濱田:大変ありがたいお言葉です・・・。西島さんは、人を惹きつける魅力的な俳優さんであることは言わずもがななのですが、改めてそれを感じました。今作の三舟シェフのセリフ量は尋常ではなく、スケジュールもかなりハードだったのですが、それを日々こなされる姿を見て、素直に感動してしまいました。

ハードな役柄の印象が強かったのですが、西島さんご本人は現場でもずっとニコニコして人間味があり、より一層好きになりました。背中で語ってくれる方で、僕らも作品のためにできる限りのことをしたい、と思わせてくださるようなかっこいい方です。

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――ワンシチュエーションドラマならではの見どころ

西島:ワンシチュエーションドラマだからこうしなくては、のような意識はなかったのですが、素敵なキャストとスタッフが揃っていたので、結果的に現場も作品も素晴らしいものになりました。とにかく台詞の量がすごいんですよ。食べる時以外は喋っているので(笑)。ゲストの方もカメラテストの時点で完璧に台詞を覚えられていて、奇跡のバランスとも言えるメンバーでした。

濱田:このドラマならではなのですが、1話の中に2つ解決しなければならないことが起こるんです。なので、毎日がクライマックスシーンの撮影のように濃くて。例えば、映画の撮影ならクライマックスシーンは1ヶ月に1日あるかないかなのですが、僕らの場合は毎日それの繰り返しだったんです(笑)。なので、視聴者の方もこれまでに見たことがないようなものになっていると思いますし、僕らとしても初めての経験でした。

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――現場の雰囲気について

西島:木村監督はすごく楽しそうでしたね(笑)。監督は、撮影をしていく中でどんどんキャラクターを膨らませてイキイキさせていくので、僕だけではなく神尾さんや、杏奈ちゃんの役も信じられないほどに台本以上のものになりました。

濱田:西島さんもおっしゃってくださいましたが、今回は本当にキャストだけでなく木村組のスタッフの人間力に恵まれました。毎日何かしらで大笑いしているような現場で、やらなくちゃいけないこと、大変なこともあるけど、でも皆に会いたいし、話題に乗り遅れたくないから行きたい!みたいな、学校に通っていた頃を思い出す現場でしたね。

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――視聴者へメッセージ

西島:舞台がフレンチレストランということで、とても美味しそうな料理が登場しますが、その料理を通して、『ビストロ・パ・マル』のメンバーがお客様の抱える悩みを解決したり、時には新しい一歩を踏み出せるように後押しをしてくれるドラマになっています。こんなレストランがあったら行ってみたいな、と感じていただける場所にしたいと思いながら撮影しました。ドラマ全体が温かくて優しい作品になっています。仕事や日々の生活に疲れて一息つきたい方に、ぜひ見ていただければと思います。

濱田:飯テロ、コメディ、ワンシチュエーション・・・。本当に盛りだくさんな内容です。これまでに見たことがないような楽しい作品になっているので、ぜひご覧ください。

◆放送情報
ドラマプレミア23『シェフは名探偵』
第2話は6月14日(月)夜23:06から放送(5分拡大)
6月7日(月)夜23:06からは「シェフは名探偵」特別番組を放送予定
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送にて放送
Paraviでは「シェフは名探偵」の見逃し配信のほかにParaviオリジナルストーリー「ソムリエは迷探偵」も放送終了後から配信

(C)「シェフは名探偵」製作委員会