八月美咲原作小説をドラマ化した、本仮屋ユイカ主演のラブサスペンス『私の夫は冷凍庫に眠っている』の第3話が、テレビ東京にて4月24日に放送された。

自分の遺体があることを知ってか知らずか、夏奈(本仮屋)の夫になるはずだった恋人の亮(白洲迅)が、遺体が入れられた冷凍庫のある物置きへ。亮が鍵のかかった物置きの引き戸を激しく叩く音で目が覚めた夏奈は驚きながらも亮の名前を叫び家の中へ戻したのだった。次の日、改めて亮の遺体を確かめる夏奈は、そばにあったうさぎの人形を冷凍庫の上に後ろ向きにおいて、物置きを出ようとした。だが、急な電話で呼び出しがかかり、物置きの鍵を閉めぬまま、家を出てしまった! その描写に、いよいよ生きている亮が、遺体の亮と対面!? とドキドキせずにはいられない。

花屋で花を買い、母・木芽(浅田美代子)の元に向かった夏奈。娘を心配する木芽に亮のことを聞かれた夏奈は、亮と誕生日が同じだったことを伝えた。だが、木芽のもとに探偵がやってきて、夏奈との話は中断。すると、夏奈はふと物置きの鍵を締め忘れたことに気付き、花束をわすれるほど、慌てて家に帰るのだった。その花束が、花瓶に2つしかなかったにも関わらず、3本だったこと、それが白いバラだったことが意味深で印象深い。そして夏奈が帰った後、木芽は亮が夏奈に嘘の誕生日を伝えていたことを知ったのだった。

物置きに入ると、何と、後ろ向きに置いたはずのうさぎの人形が正面になっていた! このシチュエーションはもしや・・・とハラハラしてしまう。亮に遺体を見られたのではと思った夏奈は、疑念をいだきながら家の中へ。先に戻っていた亮に迎えられるも、亮に来客があることを伝えられ、夏奈は珍しく声を荒げて激怒。そんな夏奈の一面が、亮を殺した時の衝動にも通じるかのようで、一瞬、ゾワッとさせられた。

客人は先日会話を交わした不動産店を営む唐沢(青柳翔)だった。亮は仕事先の社長として、唐沢を夏奈の紹介し、自家製"ひき肉"で作ったミートボールの入ったシチューを差し出してくる。夏奈が自分への復讐かと思うのも無理はない。これでもかというぐらい、ミートボールのひき肉が"自家製"であることを強調する亮が、優しい口調ゆえにさらに恐怖心をあおる。そして、シチューを口にする唐沢。不気味なほど響く咀嚼音も重なって、その姿を凝視する夏奈の心情を視聴者も体感するような身震いのする一場面で、何とも言えない恐怖が襲う。夏奈はさすがに「食欲がなくて」と食事をためらうのだった。

唐沢を見送り、亮が夏奈に家に入るよう促すが不気味な雰囲気に、夏奈は駅まで送ると言って唐沢の後を追った。木芽に会った時に、「(私は)人がそばにいなくても、寂しくないだけ。お母さんといっしょ」と言っていた夏奈が人を追いかけるなんて・・・と不思議に思ってしまう。それほどまで、夏奈のなかで亮への猜疑心、恐怖、いろいろな心情が複雑に絡まっていたのかもしれない。自分を追いかけてきた夏奈に唐沢は亮との結婚をためらっているのかと心配しながら、亮は誠実な男だと進言。だが、「私はそうは思いません」と夏奈は言い捨てるのだった。家に戻ると、庭先で隣家の孔雀(斉藤由貴)に遭遇。このタイミングのよさは、やっぱり孔雀の"監視"から来るものなのだろうか。夏奈の異変を察知して自宅に迎え入れた孔雀は、夏奈が前々から伝えようとしていた"亮が2人いること"を改めて聞かされる。だが、そこへ亮が訪ねてきて・・・勝手に夏奈の家に人を招き入れたことを優しい口調で詫びる亮に帰ろうと促され、ビクビクしながらもついていく夏奈。目の前にいるのは、本当に"天使(ミカエル)"亮なのか? さすがに孔雀も夏奈の言葉が気になって仕方がないはずで、見ている方も孔雀と同じ気持ちにさせられる。

夏奈を落ち着かせるそぶりを見せながら、「夏奈に食べてほしくて頑張ったんだけどな」とシチューの自家製"ひき肉"ミートボールをスプーンですくい夏奈に差し出す亮。確信犯でしょ! それは! と思わずツッコみたくなるホラーっぷり! 「どうしてそこまでして食べさせたいの?」と夏奈が問うも、「喜んでほしいから」とスプーンを口の前へ。すると「しょうがないなぁ」とそのミートボールを亮が食べ、思わず夏奈も形容しがたい驚きの声を上げる。すると、「大丈夫、あれは入ってないから」と亮が意味深発言を。「あれ?」と聞き返す夏奈の表情が恐怖の色に染まっていて、思わず緊張感が走る。食べたスプーンで夏奈を脅かした亮に、「あなた、誰?」と声を振り絞る夏奈の恐怖たるや・・・もう、恐ろしすぎる! その頃、木芽が依頼した元刑事の探偵は、調べていた亮が偽名で、奏(そう)という人物だということを知ったのだった。

亮は夏奈に「俺だよな? 夏奈の恋人で、もうすぐ夫になる」と問う。夏奈は首を横に振り「違う! 亮は私が殺して冷凍庫に入れた」と告げる。すると、亮は「じゃあ、一緒に見に行こう。ちゃんと説明してあげるよ」と手を差し出し、物置きの鍵を出すよう夏奈に迫る。思わず椅子から落ち、後退りする夏奈に表情一つ変えずに迫る亮は、やっぱり"悪魔"の亮だったのだ!

第3話では、謎めいた亮の素性が次第に明らかに。亮が夏奈に嘘をついていたこと、亮という名前が偽名だったこと、不審過ぎる唐沢と接点があったことも判明。そして「知りたいだろ? 自分が誰を殺したのか」と夏奈を追い詰める亮は、明らかに夏奈が亮を殺したことも知っていた! "亮=奏?"という人物は何者なのか・・・明らかになっていく事実がヤバすぎるのだが、亮のサイコパス具合は、夏奈のそれにも似ている気がして・・・。とにかく夏奈も亮も、その行動が想像の範疇を超えていて、この先の展開がまったく読めない!

夏奈は、亮を殺しても再び恐怖に陥れられてしまう・・・第4話で明らかになるのは一体何なのか、次回もお見逃しなく!

(取材・文/小松加奈)

【第4話(5月1日[土]放送)あらすじ】

「知りたいだろ?自分が誰を殺したのか」――佐藤亮(白洲迅)は、如月夏奈(本仮屋ユイカ)の犯行に気づいていた。ならば亮は一体誰なのか?恐怖と混乱が入り混じる中、身の危険を感じた夏奈は隙をついて倉庫に鍵をかけ立てこもる。一方、阿久津誠(おかやまはじめ)の調査で、亮の本名は"久保田奏"だと判明。さらに不動産の転売に手を染める半グレだと知った如月木芽(浅田美代子)は、慌てて夏奈に事実を伝えようとするが...。

◆番組情報
サタドラ『私の夫は冷凍庫に眠っている』
毎週土曜23:25よりテレビ東京にて放送。
動画配信サービス「Paravi」で全話配信中。