――台本を読んで物語で惹かれた部分は?

最近、韓国ドラマを見る機会も多くなってきたんですけど、韓国のラブコメと日本のラブコメの良い分を凝縮した作品だと思いました。『ラブコメの掟』というタイトルの通り、王道ラブコメという感じで、すごく楽しみながら読ませていただきました。これまで漫画原作の作品に出ることが多くて、その劇中の中でラブコメ漫画を取り扱うこともあったんですけど、今作はオリジナルで、その中で漫画とかのラブコメを"取り入れる"っていうのは新鮮で面白いなと思いました。

――主演を務める栗山さんのご印象は?

もともといろんな作品で拝見していて、カッコよくて凛としていて、芯のある女性という印象でした。撮影が進むにしたがってすごくナチュラルな栗山さんが随所で見えてきたんですけど、すごくナチュラルで穏やかで、そんな雰囲気が撮影現場全体に広がって居心地がいいなと感じています。温かい現場だなあと思いました。

20210421_lovecome_02.jpg

――実際に栗山さんとは現場でどのようなお話をされましたか?

作品の中で、少女漫画に出てくるシチュエーションを再現したり、電子コミックの編集部で働いてたりするので、家や職場にものすごい量の漫画置いてあるんです。だから好きな漫画のことや、「少女漫画に出てくるこういう男の人って、男性目線だとどう見えるの?」というようなお話をしています!

――栗山さんが演じる瑠璃のような女性はどう思いますか?

すごくかわいいなと思います。個人的に、年上の方や精神年齢が上の方など頼れるタイプの方が、ヘルプを求めたりちょっと隙が見える瞬間がすごく好きで。なのでパーフェクトな瑠璃さんが亮に見せる表情とかが特に好きです。

――「年下の男子」の雰囲気を出すために何か意識してることはありますか?

今回実はあんまり年下感を出してないんです! 最初に台本を読んだときに、"部下である男性がパーフェクトウーマンに恋愛指南をお願いする"と書いてあったから、なんかかわいらしい後輩という感じなのかなと思っていたんですけど、いろいろ監督と話し合っていくうちに実は真宮亮の家庭事情が複雑だということが分かって・・・それで亮の精神年齢が意外と高いことが分かったんです。だから、仕事ができるきりっとしたあまり表情を変えない男性に仕上がってると思います。頼れる後輩タイプだと思います!

――今作はオリジナル作品であて書きな部分もあるということですが、小関さん自身でアイデアなども出されたんでしょうか?

衣装に私服がたくさん入ってます! 自分から「こんなのもあります」って出したりしていて、今年の春服として着ようかなと思っていたものも実際に着ています。オリジナル作品ということでアイデアを出し合っていこうかとスタッフのみなさんから仰っていただいて、亮は2回衣装合わせをしたんです。栗山さんより衣装合わせを重ねていて(笑)。あらゆるジャンルの服を1回着て、写真を見ながら話し合いして、「亮くんってどういう人なんだろうね」って吟味してキャラクター像を作り上げました。今回は冬設定で「マフラーとかコートで遊べるね」ということでそこでも遊んでいます。

あと亮のいろんな秘密が最初は隠されていて、ストーリーが進むうちに分かっていくんですけど、「亮くんはどこまでわかってるの?」「どこまで知ってるの?」と見てくださる方が思うような、いろいろ想像できる男性になっているんじゃないかなと思います。

――配信オリジナルでスピンオフ企画『ラブコメの掟~年下男子と妄想デート~』も配信されていますよね。

本編をより楽しんでいただきたいという思いで作られているのですが、見ているみなさんの目線で楽しめるドラマになっていて恋愛疑似体験できるようになっています! 本編も疑似体験のような感覚で楽しめると思います。本編もスピンオフもストーリー性がすごく優れているので、併せて楽しんでいただきたいです。

――スピンオフではおうちデートや水族館デートをしてますが、小関さんの理想のデートは?

僕はディナーデートが理想ですね。お酒が好きなので一緒にワインやビールを飲んだりしたいです。ワインを飲みたいから、日本酒を飲みたいからで食事やお店の雰囲気を考えるのが好きなんです!

20210421_lovecome_03.JPG

――本作で印象的だった胸キュンシーンは?

瑠璃さんの手を引いて抱きしめるというシーンはすごく印象的でした。亮くんが感情的になって抱きしめるから、女性側はハッとなって、それを受け止めるのかそれとも突き放すのかみたいな・・・場面なんですけど、抱きしめに行くんじゃなくて、腕を引いて胸の中に飛び込ませるというのは、何か新しい発見でした。実は現場ですごい練習したんです、栗山さんと一緒に(笑)。初めての経験で少し不安だったので「練習しても良いですか」って声をかけさせていただきました。

――最後にメッセージをお願いします。

日本のラブコメ、そして最近流行っている韓国ドラマの良い場面が沢山盛り込まれた、ラブコメの教科書のような作品になっています。もちろんキュンキュンするんですが、いろんな人間関係とかキャラクターの心情とかも色濃く描かれていて、そんな部分に共感や発見をしていただけるんじゃないかなと思っています。ストーリーもすごく素敵で、ぜひその天界に振り回されながら楽しんでいただけたらいいなと思っています。


◆放送情報
水ドラ25『ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~』
毎週水曜深夜25:10からテレビ東京ほかで放送
地上波放送後、動画配信サービス「Paravi」でも配信中。
スピンオフドラマ『年下男子と妄想デート』も配信中。
(C)「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」製作委員会